“安否の確認方法”を確認しておこう

2011年3月31日 06:00
(すずまり)

 仙台市に、初めて就職した会社で大変お世話になった上司が住んでいました。何が起きたかもはや説明はしません。結論からいうと、その方は私にとっては未だ安否不明の方です。

 毎年年賀状のやりとりはしていましたので、固定電話の番号は分かりました。翌日NTTの災害用伝言ダイヤルにメッセージを残しました。何度かチェックしましたが録音はなく、48時間ほどで私のメッセージは消えてしまったようです。私より先に年配の女性が一人、録音されていました。「○○のXXだけど、こっちは大丈夫よー! そっちはどうですかー?」とかなり緊張した様子で伝えていました。しかし、そのメッセージも消えていたようです。こんなに早く消えるのかと驚きました。避難所で衛星電話が使用できるようになったのがずいぶん後だったことを考えると、これでいいのか……私には分かりません。

 残念なことに、私はその方のケータイ番号を知りませんでした。ゆえに、その後メディアを通じて告知があったケータイ各社の災害用伝言板サービスは使えず。

 その後、NHKの「東北関東大震災・避難者名簿検索」が登場しましたので検索してみましたが、今のところ名前は見つかっていません。今は元気でいらっしゃることを願うばかりです。もしどこかに避難されているなら、そのうち連絡があると思っています。それ以外の事態になっていたとしても、今の自分にはどうすることもできません。いつか、風の便りで知ることになるのかも……。

 そんなわけで、これまでは利用することがなかった災害用伝言サービス。実際に必要な場面に直面し、保存時間はそれでいいのか、保存件数は十分なのかなど、いろんな疑問を抱きました。ケータイはキャリアごとに管理してる情報が独立していてバラバラなのかと思ったら、入り口は別でも、キャリアの垣根を越えて検索できるんですね! 「法林岳之のケータイしようぜ!」のIS04編HOW TO ケータイ!!で詳しく解説されていますので、ぜひご覧ください。

 家族、親戚、友達などの大事な人とは、いざというときにどこに書き込むか、どこを見れば情報が得られるかなど、事前に確認しあったほうがいいかもしれませんね。複数台持ちしてる方などは、キャリア名や番号を、特に年配者にしっかり伝えておくことが大事かもしれないと思いました。できれば、二度と利用することがないように願いたいですが。

緊急地震速報のために、現在SIMカードはフィーチャーフォンの中。こちらはiMenuからアクセスした復旧情報等のページ ドコモの災害用伝言板。ファミリー割引を適用しているグループ(家族)の安否確認がしやすい機能を備えている
こちらはスマートフォンの情報。ブラウザか、アプリのドコモマーケットを起動したときに表示され、ここから災害用伝言板にアクセスできる スマートフォンからアクセスしたドコモの災害用伝言板。無線LANでは利用できない

災害時も心強いタフネスケータイ

災害時も心強いタフネスケータイ

2011年3月30日 06:00
(法林岳之)

 3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震。被災された方々には心からお見舞いを申し上げると共に、亡くなられた方とそのご家族、ご親族のみなさんには、お悔やみを申し上げます。テレビやニュースサイトなどで報じられている現地の様子を見ると、本当に心が悼みます。東京に住むボクらとしては、今のところ、義援金や救援物資などの形でしか貢献ができないけど、日本中で力を合わせ、被災した人々や地域を応援していきたい。

 前回のエントリーでボクは「モバイルSuicaで『はやぶさ』に乗るのだ」と書いてたけど、実は地震のあった翌日に仙台で仕事があり、3月12日朝に出かける予定だった。結局、地震のため、仕事はキャンセルになり、はやぶさにも乗ることができなかったけど、東北新幹線が全線復旧したら、被災地の応援も合わせて、もう一度、トライしてみたい。

 ところで、今回の地震では東北地方をはじめ、茨城や千葉などが大きな被害を受けたけど、東京近郊も直接的な被害こそ、少なかったものの、かなり混乱した。たとえば、地震当日はほとんどの交通機関が止まってしまったため、多くの人が徒歩で帰宅しなければならなかった。こういう状況になったとき、心強いのがフィーチャーフォン。編集長の「スマートフォンがフィーチャーフォンに学ぶべきこと」でも書かれてるけど、ワンセグしかり、緊急地震速報しかり、バッテリー駆動時間しかり、現時点では作り込まれたフィーチャーフォンのアドバンテージが多い。

 特に、G'zOne TYPE-Xは、その外見もさることながら、スペック的にもかなり心強い存在だ。たとえば、電池パックはスマートフォンなどと同じ1240mAhという大容量タイプだが、連続待受時間390時間、連続通話時間390分と、多くのスマートフォンの約1.3〜2倍近くはロングライフ。欲を言えば、かつてのG'zOneのように、電力消費を最小限に抑える「エクステンションモード」が欲しいところだけど、Wi-Fiとカロリーカウンター(歩数計)をOFFにして、メインディスプレイのバックライトを暗くすれば、標準設定よりも長持ちさせられる。

 ワンセグは今さら説明するまでもないけど、カタログスペック上は約5時間10分の連続視聴が可能。緊急地震速報も対応しているし(auはIS03などの一部のスマートフォンも対応)、携帯電話ネットワークが利用できないときもWi-Fi環境があれば、インターネットにアクセスできる。このあたりのフルスペックによる安心感は大きい。

 逆に、今回の震災で見直してみて、気になったのが「EZ・FM」。G'zOne TYPE-Xは今や数少ないEZ・FM対応機種なんだけど、イヤホンマイクがアンテナ代わりになるため、標準状態ではまったく何も受信できない。しかも数年前にイヤホンマイク端子は外部接続端子との統合タイプに切り替わったため、ここに挿すイヤホンマイクが少ない。パッケージにも同梱されていないし、当然、NTTドコモやソフトバンクとも端子の形状が異なるため(平型コネクタは統一されていたのに……)、別途、市販品を購入するしかないわけだ。

 結局、ボクはオプション品の「外部接続端子用イヤホン変換アダプタ01」を購入して、平型端子のイヤホンマイクをつないで受信できるようにしたけど、コストダウンのためとは言え、標準搭載の機能を使うための付属品まで削っちゃうのはいかがなものでしょうか。いずれにせよ、普段はBluetoothを愛用している人もいざというときのために、とりあえず1本くらいは統合端子用のヘッドホンをカバンに入れておいた方がいいかもしれません。


災害時にはフィーチャーフォンが頼もしい

災害時にはフィーチャーフォンが頼もしい

2011年3月29日 06:00
(白根雅彦)

 3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生し、東日本のほとんどの地域を巻き込む巨大な大震災となった。大津波の襲った東北地方を中心に多くの人命が失われ、街やインフラは大打撃を受けた。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げたい。

 東京は震源から遠く離れていたものの、大きな揺れに見舞われた。わたしはちょうどそのとき、東京・市ヶ谷にあるインプレスジャパン(Impress Watchの上のフロアにある)で書籍の仕事をしていたのだが、揺れが大きかったため、すぐにビル管理の人(だと思う)の指示で近所の公園に避難することになった。

 避難先の公園で、わたしはあることに気がついた。そのときのわたしが持っていたのは、iPhoneなど緊急地震速報とワンセグにも対応しないスマートフォンだったのだが、それらの端末は、こういった緊急時にはちょっと頼りないと感じられるのだ。公園に集ったインプレスグループの社員が、フィーチャーフォンや日本製Android端末でワンセグを見たりしている中で、わたしはというと、iPhoneでニュースサイトを見るか、Twitterでフォロワーと一緒にオロオロするしかなかった。

 この大震災の中に遭遇し、ワンセグと携帯電話向けの緊急地震速報の有無は、震災の中にあっては非常に大きな違いとなる、と実感した。

 モバイル向けのテレビ放送であるワンセグは、正確な情報を収集するための道具になる。災害時においては、正確な情報は水や食料に並ぶ重要なものだ。輻輳や基地局故障で携帯電話が通信できなくなっても、放送局さえ生きていれば使えるというのは、災害時には非常に頼もしい。

 ワンセグは、ほとんどのフィーチャーフォンにとっては当たり前の機能で、日本製のAndroid端末も搭載するようになっている。しかしiPhoneなど海外製スマートフォンは非対応だ。iPhoneの場合、ワンセグを視聴できる周辺機器があるが、常に持ち歩くかは微妙なものなので、緊急時への備えという点では、ワンセグ内蔵ケータイの方が安心だ。

 緊急地震速報は、地震を観測したとき、揺れよりも先に地震の発生を伝えるというシステムだ。携帯電話向けの緊急地震速報は、一本の電波を多数の端末が受信する、いわば放送に近い仕組みなので、回線が輻輳しても、遅延や失敗がない。

 携帯電話向けの緊急地震速報は、NTTドコモとauならここ3年で発売されたほとんどのフィーチャーフォンが対応していて、auでは一部のスマートフォンも対応している。しかし、それ以外の端末は非対応だ。緊急地震速報も万能というわけではないが、例えば料理中に緊急地震速報が鳴ったら、火を消して熱いものや刃物を安全なところに置く、といった基本的な対処ができるので、やはりあるとないとでは大きな違いがある。

 緊急地震速報のデータ自体は公開されているので、そのデータをスマートフォンに転送するサービスもある。iPhoneでいうと、「ゆれくる」というアプリがそうだ。しかしこれは通常のデータ通信を使っていて、遅延や通信失敗があるので、本当の携帯電話向け緊急地震速報に比べると、信頼性の面で劣る。

 いろいろ考えてみたが、残念ながら現段階では、ケータイを防災用品として使うならば、ワンセグと緊急地震速報に対応したフィーチャーフォンが圧倒的に有利と言わざるを得ない。災害はいつ訪れるかわからないので、常日頃からの備えるしか対策はない。わたしの場合、仕事で使うので複数キャリアの回線を持っているので、震災後はauのW62CA(コイツがいちばん頑丈そうなのだ)も持ち歩くようになった。

 そろそろスマートフォンの1台持ちをする人も増えてきていると思うが、まだしばらく余震や停電の危険性もあるので、関東や東北の人は、以前使っていたフィーチャーフォンを充電しておくなど、いつでも使えるようにしておいた方が良いかも知れない。


実売2万円でAndroid搭載ノート「dynabook AZ」購入

実売2万円でAndroid搭載ノート「dynabook AZ」購入

2011年3月28日 06:00
(甲斐祐樹)

 MEDIASやXperia arcなど最新のAndroid端末がリリースされる中、2010年夏モデルとして発売されている東芝の「クラウドブック」ことAndroid搭載ノート型端末「dynabook AZ」を購入してみました。

「クラウドブック」ことdynabook AZ

 購入の決め手になったのは実売で2万円近くまで下がったその値段に加えて、OSがAndroid 2.1から2.2に公式アップデートされたという情報。在庫限りのdynabook AZが1万9800円で販売していた、との情報を知人が教えてくれたので、店舗見本になっていた最後の1台を無事入手できました。

 購入してみての感想はいい意味で「変」な端末。一見するとノートPCのようですが、USBポートはクライアントとホストで1ポートずつ持っているため、PCのようにUSBメモリや他のAndorid端末をつないだりできる一方、dynabook AZをAndroid端末としてPCにつなぐこともできます。さらにHDMIは携帯端末で採用されているマイクロHDMIでなく通常サイズのHDMIを搭載し、ディスプレイをテレビに出力可能。無線LANやBluetoothも搭載し、Bluetoothキーボードやマウス持使えるなど、インターフェイスはかなり充実です。

右側にUSBとminiUSBを搭載。ホストにもクライアントにもなる 左側にHDMI端子
液晶の上にはカメラ搭載 手に持ったところ

 Android搭載端末として一番の課題は、Androidマーケットが利用できないということ。ただし、Androidマーケットを利用しないアプリのインストール自体は可能なため、ちょっと工夫すればアプリも利用はできます。自分の場合は手持ちのREGZA Phoneにインストールしたアプリを「AppMonster」でバックアップし、そのREGZA Phoneをクライアントとしてdynabook AZへ接続してアプリをインストール。また、「Dropbox」アプリをインストールしたあとは保存したアプリをDropbox経由で保存してインストールしています。

デスクトップのイメージ 別のAndroidからバックアップしたアプリをインストールして利用
プリインストールの「TOSHIBA File Manager」は画面キャプチャやUSBメモリも管理できる

 とはいえ、AppMonsterでバックアップできないような有料アプリはもちろん、通常のアプリでもインストールできないアプリも多々あります。確認した範囲では愛用していたTwitterクライアント「TweetDeck」が利用できませんでした。また、Googleアカウントの設定そのものが存在しないため、GmailやGoogle マップといったGoogle系アプリが利用できないのも注意が必要です。

 実際の利用感は予想していたよりも良好。ついついノートPC感覚でキーボードショートカットを使おうとしたら反応しなかったりと最初はまごつきますが、「これはAndroid端末なんだ」と強く意識することが大事です。また、キーボードにはアプリ切り替えやメニュー表示などAndroidならではの機能が割り当てられたボタンがあるほか、設定画面からは指定したアプリをショートカットで呼び出せたりと、ノート型でもかなり使いやすい機能が盛り込まれています。

キーボード下側を中心に専用ボタンを配置 検索ボタンと組み合わせるショートカットでアプリを呼び出せる

 ブラウザはPCサイト表示にすればたいていのサイトは閲覧可能。Ajaxを使ったサイトなどは一部表示が難しいケースもありますが、標準でインストールされているOpera Mobileと使い分けることでかなりのサイトを閲覧できます。また、YouTubeはアプリが利用できないものの、Flash再生が可能なのでブラウザ上では閲覧可能。スペックも非常に高く、PogoPlugを利用して自宅に保存した動画をインターネット経由で再生したところ、VGAサイズのH.264動画がスムーズに再生できました。

ケータイ Watchを表示

 文字入力の変換が文節ごと確定する必要があってやや煩雑だったり、Ajaxを多用したサイトだと閲覧はできても文字入力や操作ができなかったりと、PCほど何でもできるわけではありませんが、Android OSでもノートPC感覚で予想以上に使えるな、というのがしばらく使ってみての感想。本体が小さく持ち運びやすいこともあり、しばらくは外出時にこのdynabook AZを愛用してみたいと思います。

 というこの記事も、dynabook AZで書いてみました。このくらいの文字量もキーボードならサクサク入力できて快適です。


Googleチェックアウトで募金、ついでにアプリも購入

Googleチェックアウトで募金、ついでにアプリも購入

2011年3月25日 06:00
(太田亮三)

 東北地方太平洋沖地震の発生を受け、モバイル業界も義援金コンテンツなどさまざまな動きが広がっている。弊社でも特集ページを用意しているので、活用していただきたい。

 筆者はというと、グーグルがGoogle チェックアウトを使った募金を開始するというニュースを見て、Androidマーケットで既に登録してあるので簡単だと思い、わずかだが募金をした。ほかにも、チャリティーアバターなど義援金コンテンツはさまざまなものが登場している。普段使っているサービスのWebサイトを見れば、なんらかの案内がなされていることだろう。それがきっかけ、というわけではないが、筆者はAndroidマーケットで有料アプリを探し、募金に関連したコンテンツではないものの、ハドソンの「ボンバーマン道場」(450円)を購入してみた。

 2008年の7月に遡るが、ハドソンがiPhone版の「ボンバーマン」を初めて出すというタイミングで事前にアプリを試す機会があった。今回、Android版のボンバーマンに触れて、その操作感に当時を思い出してしまった。タッチパネル上の方向キーの使い方などは継承されているようだ。本稿執筆時点で自宅待機・自宅作業が続いているため、息抜きや気分転換に活躍している。

 

 さて、たわいもないアプリ購入話だが、筆者としては、被災地、ひいては先行きが不安な日本経済に貢献するものとしてあえて取り上げてみた。我慢や自粛をするのではなく、今までと同じでいよう、という考えからだ。筆者的に興味のあるゲームやアニメ、劇場公演など、エンターテイメント分野は、震災を受けて発売延期、イベント中止といった知らせが相次いでいる。建物の被災、物流・交通の混乱、計画停電などもあり、仕方がない状況だが、残念なことに変わりはない。

 こうした明るくない状況にあって、幸いにも被害の無かった筆者などが意気消沈してしまってはダメだと思う。綺麗事や理想論のようではあるが、長期的にみて、被災地の復興の礎となるのは、元気な私たちが再び築きあげる「日常」ではないだろうか。今は、以前と同じ「日常」とは呼べない状況だ。いち早く、これまでと変わらぬ日常を取り戻し、経済をこれまで以上に力強く動かす歯車となることが、被災地への貢献だと思っている。

 


長い夜、こんなときこそGALAPAGOSで読書

長い夜、こんなときこそGALAPAGOSで読書

2011年3月24日 06:00
(津田啓夢)

 まず最初に、地震によって不幸にあった方、そのご家族、現在も避難されている方々にお見舞いを申し上げたい。地震以降、編集部では通信関連の情報や各社の被災地支援策など、我々にできる範囲で情報を流している。この原稿を書いている時点では、各スタッフが連絡を取り合いながら自宅作業で媒体を動かしている状況で、用事がなければ基本的に出歩くこともなく、食事と気晴らし以外はほとんどこもりきりになっている。

 そこで、こんなときこそ電子書籍と思い立ち、スマートフォンに対応した「GALAPAGOS」を使ってみることにした。「GALAPAGOS 003SH」という製品名だが、003SHは当初、シャープが提供するGALAPAGOSの各サービスに対応するかは未定で、「GALAPAGOS 003SH」の「GALAPAGOS」の名は、ソフトバンクが名付けたペットネームというなんとも紛らわしいものだった。対応は一部に限られるが、3月2日にようやく、シャープの「GALAPAGOS」サービスのスマートフォンアプリが配信され、003SHは名実ともにGALAPAGOS対応スマートフォンになった。

 電子書籍サービスであるため、専用端末と同様にストアでコンテンツをダウンロードし、電子書籍が楽しめることは変わらない。ただ専用端末を買わずに、普段利用しているスマートフォンで使える点はGALAPAGOSが前よりも自分に近くなったような気がする。スマートフォンへ対応したタイミングで、ストアのお試し利用が可能になり、会員登録なしでストアがチェックできるようになった点も大きいのかもしれない。

 どんな本を読もうかとGALAPAGOSストアをうろうろし、1冊の本を購入した。誰にも購入した本を知られることなく、読み終えた後も物理的な書籍が残らない。この点は、リアルの書店やAmazon.co.jpなどでは得られないポイントで、新たなニーズが掘り起こせそうだ。節電ってこともあるし、長い夜、布団をかぶって新たな読書体験を楽しんでいきたい。

 


地震当日、ケータイ2台で乗り切った

地震当日、ケータイ2台で乗り切った

2011年3月23日 06:00
(関口聖)

 3月11日、東北地方太平洋沖地震が発生した。被災された皆様にはお見舞い申し上げます。そして亡くなられた方々に深く哀悼の意を表します。

 兵庫県西宮市育ちの関口は、16年前の阪神・淡路大震災を多少経験していたが、当時は自宅で被災したものの、今回は編集部に居て、数時間かけて自宅へ帰宅した。常々、帰宅のルートを示した地図を持ってはいたが、今回は手持ちのLUMIX Phone「P-03C」を頼りに帰った。

 途中、繋がりにくい状況ながらパケット通信は使えたので、Twitterなどでコミュニケーションしたり、Google Mapsアプリで現在地を確認したりして帰った。緊急地震速報を受け取ったときには事前に身構えたり、落下物がないか確認したりできた。しかし、それなりに利用していたので、ECOモードをONにして省電力にしてはいたが、徐々にバッテリー残量が減って、帰宅するまであと1時間というところで、バッテリーは尽きてしまった。

 仕事柄、複数の携帯電話を手元に残しており、今回、たまたまカバンの中に去年使っていた「P-09A」があったので、FOMAカード(SIMカード)を差し替えて使うことにした。SIMカードを差し替えるだけで、違う携帯電話でもすぐ自分の電話番号、メールアドレスで利用できる、という点はこうした事態にも役立つ。リサイクルの促進を阻むかもしれないが、こうした地震が発生すると、機種変更後もその前の1台くらいは持っておいて良いかも、と思える。どうしようもないときには、周囲の人のFOMA端末を一瞬借りる、といったこともできなくはない。

 ただ、ケータイを2台持つよりも、バッテリーを複数持つほうがいいかもしれない。最近は、スマートフォンでの予備バッテリーというニーズが高いものの、こうした事態を考えると、フィーチャーフォンにも予備バッテリーが欲しくなるし、ドコモ提供の外部バッテリーや、さまざまなモバイル機器を充電できるアレコレ、あるいはそれらを持ち歩くためのケースが必要か、などと考え出す――いやはや、こうした物欲が出てくると、日常へ戻ってきた感じがする。被害は比較的軽微だったのだから、できるだけはやく、以前と同じような生活へ戻りたい。そうしたことが巡り巡って、被害の大きかったエリアの復興に繋がって欲しい。

 


香港のマックやスタバの無料無線LANでGalaxy Tab

香港のマックやスタバの無料無線LANでGalaxy Tab

2011年3月22日 06:00
(山根康宏)

 前回はロンドンで3G Wi-Fiルーターを買ってSC-01Cを活用したが、現実的には訪問する国ごとにルーターを買ってばかりはいられない。海外で安上がりにデータ通信したい場合は、やはり現地の無料無線LANスポットを活用したいところだ。特に都市国家のシンガポールや香港は国土が狭いこともあり、無料Wi-Fiのエリアが充実している。今回は筆者の居住する香港の無料Wi-Fi環境を紹介しよう。

 まず香港国際空港と、空港から市内を結ぶエアポートエクスプレスの車内では無料Wi-Fiが利用できる。どちらも日本のNTTに相当する香港PCCWが提供しているものだ。なお空港は出発エリアを中心にWi-Fiが飛んでいるので到着ロビーは電波の入りがやや悪いのがちょっと残念だ。

 香港にはこのPCCWに加え、Y5Zoneの大手2社が主要エリアをWi-Fiでカバーしている。どちらも市内での利用は有料だがY5Zoneは香港内のマクドナルドやスターバックスなどで毎日20分間無料利用が可能になっている。マックやスタバ店内でWi-Fiを検索、Y5Zoneが見つかれば接続しブラウザを開けば自動的にY5Zoneのポータルに接続される。表示は中国語と英語の併記なので落ち着いて英語のほうを読めば理解できるだろう。あとは氏名とメールアドレスを登録するだけで20分間無料利用可能だ。なお登録するメールアドレスに特に確認メールは来ないので、それ以上使いたい場合は無料メールアドレスを別に取得して使ってもいい。

 ファーストフード店の中でもバーガーキングは自社でWi-Fiサービスを提供しておりユーザー登録無しで利用できる。変わったところではシティーバンクやHSBCなどの銀行の一部もロビーでWi-Fiを無料開放している。ATMでお金を下ろすついでにネットアクセスができるわけだ。これらの無料サービスもたいていはブラウザを開くと利用規約の合意画面が自動的に表示されるので、まずはブラウザを開いてみるのがよい。

 また無料ではないものの、PCCWは24時間利用可能なWi-Fi利用券をセブン-イレブンで販売している。価格は20香港ドル、約220円で利用開始から24時間利用できる。購入時は「PCCW Wi-Fi Card、1day」で通じる。PCCWのWi-Fiエリアは広く、変わったところでは地下鉄の駅や公衆電話ボックスも無線LANスポットになっている。利用券を販売しているセブン-イレブンももちろんエリアだ。こちらもPCCWに接続後、ブラウザを開くと接続メニューが現れるのでWi-Fi Passを選び利用券の番号を入力すればよい。香港にこられる方は両社の無線LANスポットを活用してほしい。エリア検索はwww.pccwwifi.comwww.y5zone.netで検索できる。


非常時にも役立つGoogleマップのスターの使い方

非常時にも役立つGoogleマップのスターの使い方

2011年3月18日 06:00
(橋本保)

 まず、東北地方太平洋沖地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。そして、この未曾有の事態に直面し、懸命に復旧活動に携わっている関係各位の努力に深く感謝します。

 地震当日、私の仕事場のそばの靖国通りは、徒歩で帰宅する人で溢れ、見たことのない混雑ぶりでした。その人たちの多くが(Googleマップらしき)地図を見ているようなのが印象的でした。そこで今回は、前回少し説明不足だったGoogleマップのスターの使い方を補足をします。

 Googleマップをアプリ化した「マップ」(Android標準搭載のアプリ)は、検索窓に住所や地名などを入力すると、その候補がピンで表示されます。複数候補がある場合は、複数のピンが表示されますので、任意の目的地を選んでください。ピンを選ぶと、詳細画面が出ますので、ここで星のマークをタップすると、スターが付いた状態になります。こうしておくと、後で[スター付きの場所](「マップ」を起動した状態でメニューボタンを押す)を利用して、簡単に任意の場所をGoogleマップ上に表示することができます。

候補がピンで表示 スターが付いた状態
スターが付いた画面 スター付きの場所を表示(PC版)

 

 このスターは、PC版のGoogleマップでも利用できます。Googleマップの[マイマップ]にある[スター付きの場所]を選ぶと、スターのついた場所の一覧が表示されます。自宅はもちろんですが、トイレが借りられる場所、水を補給できるところ、休憩できるスポット、避難所になりそうな公共機関など徒歩で帰ることを想定して登録しておくといいでしょう。

 ここまでは、前回の応用ですが、前述のとおり、スターを付けただけでは、住所しか表示されないことがあります。スターが少ないうちは良いのですが、だんだんと増えてくると、この住所は何のスポットだったっけ? とわからなくなってきます。その解決策として使えるのが、「マイマップ」という機能です。マイマップでは、いくつかのスポットをひとまとまりにして、名前をつけて保存することができます。また、ルートに線を引くことも可能です。さらに、このオリジナルマップは、URLを知っている人だけが見られる[限定公開]と、誰もが閲覧できる[一般公開]を選べ、知人などと共有することもできます。オリジナルの帰宅マップの場合、プライベートな情報が多く含まれると思いますので[限定公開]にしておくのが無難でしょう。

スポットをひとまとまりにして、名前をつけて保存 ルートに線を引くことも可能
知人などと共有することも可能

 

 こうして作成したマイマップ(今回は、「震災時の徒歩帰宅マップ」)は、GALAXY Tabの「マップ」で見ることができます。右上にあるレイヤーボタンを押し、[その他のレイヤ]から[マイマップ]を選ぶと、自分で作ったマイマップを選択できるようになります。マイマップを表示した状態で、現在地ボタンを押すと、自分のいる場所の確認も可能です。

 ちなみに、いま自分のいる場所を誰かに知らせたい時には、「マップ」で現在地を長押しします。すると、吹き出しのようはポップアップが出ますのでこれを選び、[この場所を共有]をタップして、「Gmail」のアプリを選ぶと、URLが貼りつけられたメール作成画面になります。FacebookやTwitterのアプリなどを使うと、手軽に自分の情報を発信できるでしょう。

レイヤーボタンを押し、[その他のレイヤ]を選択 [マイマップ]を選ぶ マイマップを選択できるように
マイマップを表示した状態 現在地を長押しで吹き出しのようはポップアップが出ます [この場所を共有]をタップ
「Gmail」のアプリを選ぶ URLが貼りつけられたメール作成画面に

 

 「GALAXY Tab」ならば、画面が大きいので、地図が見やすいですよね。このほか電池容量が4000mAhと大きいため、バッテリーも比較的よく持ちます。といっても、私は、三洋電機の「eneloop mobile booster(KBC-L2A)」を常備しています。充電用ケーブル(SC-01CUSB接続ケーブルSC01 1365円)は、ドコモのオンラインショップで購入が可能です。

GALAXY Tabと「eneloop mobile booster」、充電用ケーブル

 


SH009でシェイプアップ

SH009でシェイプアップ

2011年3月17日 06:00
(瀬川あずさ)

 3月も半ばを過ぎ、春の確かな訪れが感じられる今日この頃。冬の間に鈍ってしまった身体をなんとかしなくては、とようやく思い始めるようになりました。とはいえ、何かと慌しい年度末。ジムに通う時間も気力も残されていないのが、正直なところです。ちょっとした合間にでも、家やオフィスで気軽に運動できないものか……と思考を巡らせてみたところ、ふと「SH009」を思い出しました。新たな季節への期待感や高揚感を更に高めてくれるようなポップなデザインとカラーバリエーションが魅力の「SH009」。確かにこのケータイ、音楽や映像だけはなく、スポーツを楽しむ機能も色々と備わっているのです。だんだん薄着になってゆくこれからの季節に備え、SH009を片手にちょっと身体を動かしてみることにしました。

 さて、手始めに「歩数計」を起動させ、日常生活における運動量をチェックしてみることに。これは、カロリーカウンターを利用して歩数をカウントし、歩行距離やエクササイズ量、さらには消費カロリーまで表示してくれるという機能です。まずは自分の性別、生年月日、身長・体重、歩幅などを正直に入力して設定完了。自分の年齢や体型データをもとに消費カロリーを計算してくれるのでケータイといってもあなどれません。結果履歴はしっかりグラフで管理され、日々の運動量の変化や時間による歩数の変化を視覚的に把握できて便利。これで一日一万歩を目指せば、少しは体が軽やかになるかも!

歩数計:歩数表示 歩数計:カロリー表示
Fitnessトップ画面

 しかし、歩くことを心がけただけで体が引き締まるワケはありません。やはり並行して何かしらのトレーニングを取り入れなくては……ということで、前々から気になっていた「au Smart Sports Fitness」を起動させてみることにしました。ケータイの小さな画面でフィットネスができるのか……半信半疑の気持ちを抱きつつも、さっそくお手軽そうな「ヨガ」に取り組むことに。まずは初心者向けという「立位体前屈」からスタート。説明文に合わせて画面のモデルが実際に動き、しっかり順序立ててやり方を示してくれます。どこで息を吸うか? 視線は? どのタイミングで両手や頭を下ろしていくか? 上半身の起こし方は? などなど詳細に渡る解説を目で見て確認しながら、しっかり動きをマスターしていきます。一連の流れが終了したら、最後は息を吐きながら合掌。何だか気持ちがスッキリしてきました。単純そうに思える立位体前屈だって正しい呼吸法で行えば結構良い運動になるのですね。

ヨガ:解説 ヨガ:モデル実演

 さて、調子が出てきたので今度はピラティスに挑戦してみることに。今度は中級者向けの「オブリーグ・ツイスト」を選択です。こちらは左右のバランスを整えながらウエストを引き締めてゆくというプログラム。さっそくお手本に倣って運動開始です。仰向けに横になり、方膝をあげた状態をキープしながら深呼吸を繰り返すのですが、これが簡単そうで意外に難しい……。伸ばしているほうの足がついつい外に広がりそうになりますが、おへそにグッと力を入れてフォームをキープ。その間、ペースを乱さずしっかり腹式呼吸をしてゆきます。一連の動きが終了した時点で、もうかなりの息切れ。展開しているメニュー内容に対して、今回やってみたのはまだ準備運動程度なのに、すっかり体力を消耗してしまいました。

ピラティス:解説 ピラティス:モデル実演

 自分がどれだけ運動不足なのかを思い知らされました。それにしても、ケータイ一台でこんなに運動ができとは! これからはSH009をお供に抜本的な体力改造に努めたいと思います。


スマートフォンがフィーチャーフォンに学ぶべきこと

スマートフォンがフィーチャーフォンに学ぶべきこと

2011年3月16日 06:00
(湯野康隆)

 11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

 筆者は東京のオフィスで接客中だったのだが、これまで経験したこともないような揺れの大きさに驚いた。その後、会社近くの公園に一時避難し、途中で仕事を切り上げ、徒歩で帰宅することになった。筆者は以前、au端末で利用できる「災害時ナビ」を試す記事を書いたことがあるので、帰宅経路や帰宅にかかる時間などは把握していた。しかし、今使っているIS06にはそのような機能はなく、ワンセグや緊急地震速報なども利用できない。

(左から)IS06とSH006

 普通に生活している時はIS06も大変便利に使えるのだが、いざこうした事態が起きたときには、正直、ちょっと心もとない。災害時ナビはともかく、ワンセグや緊急地震速報に対応したスマートフォンもあるにはあるが、やはり電池の持ちなどを考えると、フィーチャーフォンの優秀さが際立つ。

 筆者は帰宅後、以前使っていたSH006を引っ張り出して充電。SIMカードを差し替えて、しばらくこちらを使うことにした。

 たかがケータイ、されどケータイ。スマートフォンがフィーチャーフォンに学ぶべきことは、まだまだたくさんあると感じた。


F-01Cで「Facebook」を使ってみた

F-01Cで「Facebook」を使ってみた

2011年3月15日 06:00
(村元正剛)

 Facebookがブレイクしたようだ。筆者がアカウントを取得したのは1年以上前と記憶しているが、長く放置していて、ようやく昨年の秋頃からiPhoneのアプリで本格的に使い始めたといった感じだ。今は、従来頻繁にアクセスしていたmixiが放置状態に陥りつつある。

 Facebookは使いこなしが難しい。とくにPCからアクセスする本家サイトは「ニュースフィード」やら「ウォール」など見慣れないキーワードが並ぶし、友人から届いた英語のメッセージをよく読まずにクリックすると、わけのわからないアプリと連携してしまったり……なんていうこともあった。メニューがシンプルなぶんだけiPhoneアプリのほうが使いやすいと感じている。

 そこでふと思ったのが、ケータイでFacebookをやると、どんな感じなんだろう? ということ。たしか、Facebookにはモバイル版のホームページも用意されていたはずだ。

 現在愛用中の、しかしWeb利用はめっきり減っているF-01CからFacebookにアクセスしてみた。自分のアカウントでログインしてみると、どこかで見たような画面が表れた。プロフィール写真の横に主なメニューが並ぶという構成は、ケータイ版のmixiやGREEなどと似ている。「0」キーを押すとホームに戻るといった、ダイヤルキーへのショートカットの割り当ても似ている。真似したのではなく、SNSをケータイに最適化すると必然的にこのような形式になるのではないかと思う。

モバイル版Facebookのトップページ。近況を入力して、すぐにシェアできる

 今週は、なるべくケータイでFacebookにアクセスするようにしていたのだが、これが期待していた以上に快適だった。まず、縦スクロールだけで、必要な更新情報をチェックできるのがいい。iPhoneアプリでは、ホームからメニューを選択して、メニューを開いてから、さらにタブをタップ……という操作になる。つまり、左手で端末を構えて右手でタッチするという使い方だ。一方、ケータイ版では片手で端末を持ってカーソルキーとダイヤルキーだけで操作できる。筆者が外出先でFacebookをチェックするのは、電車での移動中やカフェで休憩しているときなどが多いのだが、ハンバーガーにかぶりつきながらでもFacebookへの投稿ができてしまう。

 所詮ケータイ版は、PC向け本家サイトの簡易版ではないかと、よく実態を知らずに侮っていたのだが、それは筆者の浅はかな先入観であった。ケータイ版でもプロフィールの編集はできるし、写真のアップロードもできるし、友達リクエストも送れる。GPSを使ってチェックインもできる。モバイルで使いたい機能はひと通り揃っていて、しかも本家やアプリ版よりもわかりやすい。加えて、F-01Cの日本語入力はなかなか賢いので、iPhoneアプリを使う場合よりも積極的に投稿したくなる。

 PCでFacebookを使っていて、使いこなし方がわからないという人は、まずケータイで使ってみると、基本的な機能をすぐにマスターできるのではないかと思う。

トップページをスクロールすると、いわゆる「ニュースフィード」が続き、コメントを書いたり、「いいね!」を付けたりできる 数字キーでページ切り替えができるのは、ケータイならではの利点だろう

アップデートでさらに快適になったGALAXY S

アップデートでさらに快適になったGALAXY S

2011年3月14日 06:00
(石野純也)

 既報のとおり、2月22日にGALAXY Sのソフトウェアアップデートが開始された。あらためておさらいしておくと、改善されるのは主に以下の3点だ。また、これにともなって、OSのバージョンも2.2から2.2.1に上がる。

  • スクロール速度や、ブラウザ起動速度が遅い場合がある。
  • Googleの電話帳同期で、まれにフリガナが削除される場合がある。
  • 撮影したばかりの写真がギャラリーに反映されないことがある。

 3点とも日ごろから気になっており、このコーナーにいつか書こうと思っていたことだ(笑)。そこで、案内があった日に早速アップデートを行った。仕事用PCを新しくしたばかりで、ソフトウェアの書き換えに必要な「Samsung Kies」をインストールしていなかったため、まずはこれを入手……しようと思ったら、アクセスが集中しているためか、サムスンのサイトにつながらない。仕方がないので、イギリスのサイトに飛んでダウンロードを試してみたところ、あっさりと成功した。ソフト自体はどこで手に入れたものでも日本語に対応しているため、使い勝手に差はない。グローバル企業のサムスンだからこその“ウラ技”と言えるだろう。

 無事にアップデートが終わり、2週間以上経ったが、実はドコモが挙げた3点以外にも、改善されている点が多々あることに気づいた。例えば、充電終了音はその1つ。以前のバージョンだと通知音が大音量で鳴ってしまい、睡眠を妨げられることもあったが、アップデートによって静かな電子音になり、この問題は解決した。細かな点かもしれないが、毎日使う端末だけにさり気ない改善が意外とうれしい。また、これはあくまで自分の体感だが、スクロール以外の瞬間的なフリーズも少なくなったと思う。

 このほか、ホーム画面とロック画面それぞれに壁紙を設定できるようになったり、起動時などに行う「メモリスキャン」でどの部分を読み込んでいるのかが表示されるようになったりと、こちらの予想以上に細かな点にまで手が入っている。安定性を高めるためか、標準ブラウザのウィンドウ数が8枚から4枚に減ってしまう“ダウングレード”も含まれているが、おおむね今回のアップデートには満足している。OSのバージョンはわずか0.01上がったにすぎないが、数値以上の価値があった。まだドコモやサムスンから正式に告知されてはいないが、もしAndroid 2.3へのメジャーアップデートがあれば、相当期待できるような気がする。


都内でIS03電池充電器を探す旅に出た

都内でIS03電池充電器を探す旅に出た

2011年3月11日 06:00
(石川温)

 購入直後から「バッテリー寿命が短い」という不満を抱えたまま使っているIS03。現在ではタスクキラーアプリを入れ、Gmailの自動受信をオフにするなどして、なんとか使っている。購入予約特典でもらった予備バッテリーがあるものの、充電には本体から一度、使っているバッテリーを外す必要があるなど、結構、面倒なので使っていない状態だった。

 そんななか、auは、電池を単体でも充電できる「IS03電池充電器」なるものを周辺機器として3月4日に発売した。「予備電池が充電できなくて困っているというユーザーからの要望が多かったもので発売しました」とKDDI広報さん。KDDIとシャープ、さすが仕事が早い。なかなかやるなぁ。

 で、早速、都内にある家電量販店に行ってみた。すると「あぁ、この間、発表になったやつですよね。あいにくうちには在庫として置いていなくて取り寄せになります。auショップならあるみたいですが」とのこと。

 そこで向かったのが、都内の某auショップ。「IS03の電池専用の充電器が欲しいのですが」と訊ねると、店員さんは「そんなものありませんよ。もしかしてサードパーティ製のやつですかね」という。「確か、この間、KDDIのホームページにも出てしましたけど……」と、改めて確認してもらうと「失礼しました。それでしたら、当店では置いてありません。取り寄せになります」とのこと。ショップ店員に存在すら知られていないIS03電池充電器。なんだか悲しい。

 続いて、別のauショップに行って問い合せてみると、「すぐにお持ちします!」と威勢がいい。やっと買えると思ったら、充電器ではなく、電池だけを持ってきた。「すいません。電池じゃなくて充電器が欲しいのです」とお願いすると別の店員さんが横から声をかけてくれ、「あれは取り寄せになっちゃうんです。1週間ほどかかります」とフォローしてくれた。なかなか見つけられないIS03電池充電器。

 次に向かったのが同じ駅周辺にあるauショップ。ダメもとで聞いてみると「ございますよ。2835円と、一般的な充電器よりもお高くなりますが、そちらでよろしいでしょうか」という。なんて素敵な対応。在庫も把握しつつ、すぐに価格まで教えてくれるとは。あまりの対応のよさにちょっとビックリ。すぐに在庫を持ってきてくれ、2835円を支払ってなんとか購入することができた。これで、本体を充電しつつ、予備バッテリーも充電器でチャージできる。満足、満足。

 以前、KDDIの直営店であるau nagoyaを取材したとき、「(代理店が経営する一般的な)auショップは周辺機器を在庫として置きたがらない傾向が強い。直営店ではそういった周辺機器もきっちり在庫として確保していきたい」と話していたことがあった。確かに今回、auショップ3店舗を回って、auショップではすべての店舗で周辺機器を確保しているとは限らないことを実感した。

 周辺機器が欲しい時は、予めショップに電話をして在庫があるかを確認しておいたほうがよさそうだ。


大事なspモードメールはSDカードにバックアップ

大事なspモードメールはSDカードにバックアップ

2011年3月10日 06:00
(すずまり)

 前回も少々触れましたが、ある朝、spモードメールがアプリごと消え去っていたことがありました。spモードアプリのアップデートをしていたはずなんですが、原因は不明です。もしかしたら、アップデート中に急激にバッテリーが減った件と無縁ではないかもしれません。長らく置いていた卓上ホルダから取り上げたばかりだったのですが、なんらかの理由で充電されていなかった可能性があるのです(フリーズして充電されていないことがある)。

 いずれにせよ、アプリをアンインストールすれば、保存していたメールは消えてしまうのです。それまで受信していたメールがフォルダごと全部消えるという、フィーチャーフォン時代には未経験の事件に遭遇し、大事なメールをバックアップしていなかったことを後悔したのでした。

 spモードメールをSDカードにバックアップする方法と、再び端末にインポートする方法は、spモードメールを起動後、「MENU」ボタンから選べる「ヘルプ」の「SDカードを利用する」に記載されています。バックアップしたいメールを選択することで、はじめて「SDへコピー」というボタンが現れるので要注意。また、保存時は形式選択で「eml(バックアップ用)」を選択するのがコツのようです。

 バックアップデータのインポートは「メールをSDカードから取り込む」なのですが、私の環境(バージョン4200)では、任意のフォルダを作ってあっても、「取り込み先の選択」では受信BOX、送信BOX、未送信BOXのいずれかしか選択できませんでした。

 結局、spモードメールを起動→「MENU」ボタン→「取り込み」選択→「取り込み先の選択」で「受信BOX」選択→追加ファイルの選択で「上へ」選択→「export」選択→取り込むメールを選択(「MENU」で全選択も可)→「取り込み」、の手順で行うと、指定したメールが「インポート」フォルダに取り込まれました。

 あとは、「MENU」→ページ内全選択→フォルダ移動→フォルダ指定、とすると、インポートフォルダから任意のフォルダへ移動できます。かなりややこしいですが、転ばぬ先の杖ですね。もっと簡単だったらいいのにな……。

メールの一覧を表示したら、保存したいメールを選択すると、「SDにコピー」が現れる メールの一覧を表示してから「MENU」ボタンを押すと、全選択も可能に

モバイルSuicaで『はやぶさ』に乗るのだ

モバイルSuicaで『はやぶさ』に乗るのだ

2011年3月9日 06:00
(法林岳之)

 春一番が吹いたかと思えば、雪が降ったりして、春なんだか、冬なんだか、よくわからない東京ですが、世間はいよいよ新生活シーズン。例年、このシーズンはケータイが売れるわけだけど、今年はさすがにスマートフォンが絶好調なようで、友だちから「今度、ウチの娘が大学に入るんで、スマートフォンを欲しいって言ってるんだけど、どうすればいい?」なんていう相談が来たりする。相談された端末がスマートフォンであることには納得半分、驚き半分だけど、友だちの娘が大学生になるってのもちょっと驚き。他人の子どもは育つのが早いんですねぇ(笑)。

 先日のNTTドコモの発表会で山田隆持社長が「最近は高校生もスマートフォンを欲しいと言ってる」というエピソードを紹介してたけど、現時点でスマートフォンへの移行に踏み切れない人がいるのも事実。ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信まで搭載されたんだから、もう大丈夫って考えられてるんだけど、まだまだ壁は多い。なかでももっとも高いかもしれない壁が「モバイルSuica」対応。昨年11月に発表されたJR東日本のプレスリリース(PDF)によれば、今のところ、2011年度上期の開始予定。『年度』なので、もっとも遅くなるとすれば、今年9月。つまり、あと半年近くは待たされる可能性があるわけ。そう言えば、先日、取材でいっしょになったご同業のライターさんは「ボクにとって、モバイルSuica非対応である時点で、スマートフォンはメイン端末になり得ない」と話してた。もっともそう言いつつ、2台持ちでスマートフォンは使うんだけどね(笑)。

 ボク自身は今のところ、モバイルSuicaはG'zOne TYPE-Xに登録中で、もはや手放せない存在。以前にも書いたことがあるけど、普段、クルマで移動するボクにとって、電車に乗るときに困るのが切符。どこから乗って、何線に乗り換えて、どこで降りるか。ひと昔前は結構、駅の券売機の前で悩んでたわけです。もっと言っちゃえば、ン十年前(?)に東京で新生活を始めたときなんて、もう出かける前からポケットサイズの地図の路線図とにらめっこだったわけ。それが今じゃ、とりあえずケータイかざして、電車に乗って、あとはEZナビウォークや乗換案内にお願いすれば、ちゃんと目的地まで連れてってくれる。

 とまあ、便利に使ってるモバイルSuicaですが、実は今まで使ったことがあるのは東京近郊の在来線、地下鉄、私鉄。地方に出かけても基本的に在来線というか、ローカル線のみだった。ところが今回、お仕事で仙台に出かけることになったので、話題の『はやぶさ』に乗ってみようと、モバイルSuica特急券を買ってみることにした。

 予約はいたってカンタン。モバイルSuicaのアプリを起動し、メニューから「モバイル特急券」を選び、日付や時刻、区間などを一覧から選んでいくだけ。席もちゃんとシートマップで確認できるし、予約の変更もキャンセルもできる。ちなみに、ケータイを使わずに、パソコン向けのモバイルSuicaのWebページで手続きをして、あとでモバイルSuicaを登録してあるケータイで『受取り』(ダウンロード)という手順にすることも可能。しかも新幹線については、紙の切符で自由席を購入したときよりも割安で普通車の自由席が利用できるという。確かに、今回の仙台行きも通常より1000円ほど安く済みました。浮いたお金で、牛タン料理を一品、追加しますかね。

 


iPhoneでサボっているわけじゃないんだからねっ!

iPhoneでサボっているわけじゃないんだからねっ!

2011年3月8日 06:00
(白根雅彦)

 スマートフォンを常用し、最新端末やニュースを扱っていると、スマートフォン向けのゲームが進化してきている様子を肌で実感できる。Unreal Engineのようなゲームエンジンがスマートフォンに移植され、各社の最新スマートフォン/タブレットはグラフィック処理能力が強化され、Xperia PLAYのようなゲームにフォーカスを当てたスマートフォンも発表された。とくにiPhoneのApp Storeでは、「有料でゲームを購入する」という文化が根付き、スクウェア・エニックスなど大手ゲームメーカーが本格的なタイトルをiPhone向けに投入するのが当たり前になってきているのが印象的だ。

 筆者も仕事上、スマートフォンの最新トレンドはフォローしないといけないので、話題性の高いゲームはチェックするようにしている。とくにApp Storeのランキング上位にいるゲームは、それだけ注目されているわけで、チェックせざるを得ない。いやいや別にゲームが好きだからとかではない。あくまでトレンドチェックの一環である。

 そんな感じで定例のApp Storeランキングチェックで出会ったゲームが、セガの「-KingdomConquest-」だ。このゲーム、アプリ自体は無料なのだが、アプリ内課金で有料アイテムを販売していて、3月初旬現在、App Storeで売り上げ高ランキングの1位となっている。

 「-KingdomConquest-」は、ストラテジーとアクションの両方の要素を持ったオンラインゲームだ。プレイヤーは一国の主となり、様々な施設を建設しつつ、資源を採集し、それを元に軍隊を育成して周囲に領土を広げていく。ただし建設や軍備拡張、戦闘には数十分〜数時間かかるようになっていて、それぞれに必要な資源も数時間かけて蓄積していかないといけない。また、国家運営の合間にダンジョンでモンスターと戦うアクション要素もあるのだが、ダンジョンに入れるのは6時間に1回のみという制限が設けられている。

 長時間連続でプレイし続けることはできず、指令を出したあとには必ず「待ち時間」が生じるというわけだ。しかしこれらゲーム内の時間はサーバー側で処理されているので、プレイヤーはそのあいだ、アプリを起動しておく必要はない。つまり、通勤や昼休みなどにチョロっとプレイすればゲームが進められる仕組みなのである。なるほど、空き時間を使いやすいスマートフォンらしいゲームデザインだ。

 まだ筆者は序盤戦の段階だが、自分の小さな王国を徐々に強く、大きくしていくのが非常に楽しい。王国が大きくなってきたら、ほかのプレイヤーと共闘・競争することもできる。なるほど、ハマる要素の多いゲームだ。売りきりのゲームと違い、こうしたハマってゲームを継続するプレイヤーが多いほど、有料アイテムの売り上げに繋がる。App Storeの売り上げ高ランキング上位にいるのもうなずけるゲームだ。むむ、軍を強化していたら、資源が枯渇してきた。しかし次なる目標を攻略するまでは軍備強化路線で……。

 本当はこのゲーム、1時間に1回アプリを立ち上げるだけでも十分なのだが、筆者の場合、キーボードの脇にiPhoneを置き、ちょっとキーボードを打つ手が止まると王国の様子を確認する、というような感じになってしまった。基本的に待ち時間が長いゲームなので、仕事にとくに影響はないと思うのだが、ゲームのハマりすぎにはくれぐれも注意したいものである。


遠ざかっていた「読書生活」がAndroidの電子書籍で復活

遠ざかっていた「読書生活」がAndroidの電子書籍で復活

2011年3月7日 06:00
(甲斐祐樹)
2Dfacto

 タブレット端末やスマートフォンの登場によって最近話題になりがちな電子書籍。REGZA Phoneユーザーな自分も、NTTドコモの「2Dfacto」で最近は電子書籍を楽しんでいます。

 今まではちょっと遠い存在に感じていた電子書籍も、実際に試してみると意外とお手軽。決済方法はクレジットカードとWebMoneyに加えてspモードにも対応しているので、ユーザー登録さえ済ませれば簡単に電子書籍を購入できます。購入済みの書籍は会員データとして残っていて、本体を初期化しても再ダウンロードできました。ただ、各書籍はダウンロード期限が設定されているので、「いつでも好きな時にダウンロード」とは行かないのは残念。

 ファイルフォーマットは「.book」「XMDF」「PDF」「JPEG」とさまざまですが、自分が購入した書籍は.bookとXMDFのどちらか。.bookはかなりシンプルな作りで、文字サイズや表示の向きが変更できる程度で、しおりも1カ所しか設定できないのに対し、XMDFは文字サイズやフォント変更のほかにフォントやルビ表示、配色など細かなカスタマイズが可能。しおりも複数設定でき、タッチの反応もXMDFのほうが快適です。

 子供の頃は読書が大好きだったけれど、社会人になって本を持ち歩くのが面倒になりいつしか本を読まなくなった自分にとって、こうやって手軽に本を読めるサービスはとっても嬉しい。値段も文庫本版であれば500円くらいで購入できるものも多く、片手で釣り革に捕まりながらも読める通勤時の良き相棒になっています。

 とはいえ複数の書籍を同時に読むことができず、別の書籍を読むには今読んでいる書籍を閉じなければいけなかったり、XMDFもしおりが9個までしか設定できず、通勤中などこまめに本を閉じなければいけないときには不便だったりと課題も多いのも正直なところ。まだまだ使う側にちょっとしたコツが必要で、紙の本ほど気軽に読める存在にはなっていません。

 また、せっかくの電子データなのにソーシャル感がないのも惜しいなと感じます。TwitterやmixiやFacebookといった外部サービスと連携して「友達がこんな本を読んでいる」とオススメしてくれる機能があれば、購入した人がそのまま宣伝媒体になってくれるいい環境が期待できそう。

 まだまだ安泰とは言いがたい電子書籍だとは思いますが、少なくとも本からかなり遠ざかっていた自分が読書の時間を取り戻せたことは本当に感謝したいことですし、今後も電子書籍が点数だけでなく機能や流通面でもどんどん進化していくことを楽しみにしています。

購入した本は再ダウンロードできる Android以外の端末でも閲覧可能
.book形式のサンプル .book形式は設定が少なめ
XMD形式のサンプル ルビやフォント変更などカスタマイズが充実

Xperia arcが気になるが……

Xperia arcが気になるが……

2011年3月4日 06:00
(太田亮三)
Xperia(左)とXperia arc(右/グローバルモデル)

 2010年4月1日に「Xperia」が発売されてからまもなく1年が経とうとしているが、業界に身を置いていながらなお、恐ろしく感じるのは、進化のスピードだ。弧を描く極薄のボディで注目を集めた「Xperia arc」は、現行のXperiaの発売から1年を待たずにドコモから発売されるというのだから、筆者としては期待が半分、残念がもう半分といったところだろうか。

 期待という意味で、最新の高性能な機種が次々に登場するのは素直に嬉しい。残念なのは、2年契約や分割払いが残った状態では「新しいのが欲しい!」と勢いで機種変更するとそれなりに負担がかかるから。まさに縛られている気分だ。1年未満で端末を買い換えるユーザーは全体からすれば少数派だろうが、適度にサポートしてくれるプランがあると嬉しい。

 そんなことを考えるのも、Xperia arcが後継モデルとして魅力的だからだろう。Xperia arcは最新のAndroid 2.3を搭載するが、はたして今のXperiaを使い続けていて、Android 2.3は提供されるのだろうか? 無理だろうか? という思いが渦巻く。薄さもXperiaには無い特徴で、全体的なデザインも、悲しいかな、並べてみるとXperia arcのほうが洗練されて見えてしまう。今では当たり前とはいえ、マルチタッチへの“ネイティブな”対応もXperiaユーザーには重要な進化ポイントだろう。

 もっとも、3つの物理キーの並び順がXperiaとXperia arcで違うなど、ユーザーからすると「なぜ?」という点もある。おサイフケータイに対応しないのも物足りない印象だ。個人的には、マクドナルドのおサイフケータイアプリが配信されることも、この悩みに拍車をかけている。おサイフケータイについては、ドコモの山田社長が対応モデルの投入を予告してしまったが……。

 そして、Xperia arcのドコモショップでの予約は、本日、3月4日からである(発売は24日)。全国のXperiaユーザーが同じ悩みを抱えている(?)かと思うが、落ち着いてもう少し悩んでみたい。

 


“ソーシャルフォン”な「mixi」アプリに期待

“ソーシャルフォン”な「mixi」アプリに期待

2011年3月3日 06:00
(津田啓夢)

 SNS「mixi」のAndroidアプリが更新されたので、早速利用してみることにした。携帯電話向けにサービス展開してきたmixiだけあって、手取り足取り優しいインターフェイスにうっとりである。

 ソフトバンク向けに先行公開されている最新版の「mixi」アプリ。ミクシィではこれを「ソーシャルフォン」に位置付け、スマートフォンとより連携を深めた、もっと言えば、「mixi」が自分のスマートフォンのポータルになるような機能を盛り込んできた。mixiの友人・知人を表わす「マイミク」と、スマートフォンのアドレス帳とを同期させたり、アプリ上から写真付きのつぶやきや日記を公開したりできる。また、アプリのマイミク一覧の方からスマートフォンのアドレス帳にアクセスする導線も用意されている。アプリからmixiの新規登録も可能だ。

 ステキだなぁと感じるのは、各機能がアプリのトップ画面から利用できたり、遷移しやすくまとめられたりしているところ。ヘルプ機能をタッチすれば、何がどこにあるのか、優しい表現で教えてくれるし、ヘルプ機能にありがちな説明くささというか、形式張ったところがない。アプリを最初に起動すると、まずアプリトップ画面にヘルプ機能が表示され、アプリが更新されれば、起動時に何が変わったのか通知される。Androidのアプリでは珍しいといっていいぐらい、操作遷移とヘルプ周りのインターフェイスにソツがなく、丁寧な印象がある。

 とはいえ、課題を感じなくもない。スマートフォンのアドレス帳とマイミクを同期させても、津田のマイミクたちはいわゆるハンドルネームでmixiに登録している人がほとんどで、アドレス帳にハンドルネームが並ぶことになる。かくいう津田も、Facebookこそ「津田啓夢」で登録しているが、mixiはハンドルネーム「ブービン」での登録だ。本来であれば、アドレス帳のとある友人のデータに、その友人のmixi情報が合わさると具合がいいはず。アプリでは、全てのマイミクをアドレス帳に登録するか、アドレス帳の情報とマイミク情報が一致したものだけ同期するか選択できるが、津田のマイミクさんたちはmixiに個人情報に類するものをほとんど置いていないようだ。匿名性を保った形でコミュニティが広がる傾向のある日本では、ネットをうまくリアルの世界に引き寄せられないと、アドレス帳との同期はなかなか骨が入りそうだ。。

 ソーシャルフォンという言葉自体は先進的なインターネットユーザーの興味をひくものと思う。課題はあるにせよ、SNSやコミュニティという言葉さえ気にせずに、毎日mixiで友達とワイワイ楽しんでいるリアルなユーザーにとって、スマートフォンでもmixiが普通に使えるってことはとても大事なことだろう。新しいプラットフォームでもこれまでのユーザーを大切に考えてくれるサービスは、これからのユーザーのことも大切に考えてくれそうだなぁと思う。



 


海外旅行で役に立つGALAXY Tab

海外旅行で役に立つGALAXY Tab

2011年3月2日 06:00
(橋本保)

 先々週まで、MWC 2011の取材でスペインのバルセロナに出張してきました。そこで大活躍だったのが、GALAXY Tabです。普段からメールやブラウザが快適に使えて便利だと思っていたのですが、改めて実感しました。

 いろいろとご紹介をしたいことはあるのですが、まずはGoogleマップ。そんなAndroid標準アプリなんて思われるかもしれませんが、これがあるだけで海外の出張&旅行は、とても快適になります。まず、ご覧のとおり、通りなどの名前がカタカナで表示されるので、とても見やすい。もちろん現地の言語も表示されるので、道を訪ねる時なども大丈夫です。

 良く利用するスポット(例えば宿泊先)に“スター”(Googleのサービスに共通するブックマーク的な機能のこと)を付けておくと、道に迷っても、自分のいる場所を確かめて目的地へたどり着くことができます。ナビ機能を使うと、目的地までのおおよその到着時間がわかるんですよ。旅先では、文字通りに右も左もわからなくなることがありますよね。しかもスペインでは英語が通じないことも頻繁にあるので、道を尋ねてもわからないこともしばしば。そんなとき、自力でいろいろなところに行けるのは、本当に役立ちます。

 このナビ機能は、タクシーに乗ったときなども重宝します。何しろ運転手さんに地図を見せて目的地を伝えられるだけでなく、ちゃんと目的地のほうに向かっているか、変に遠回りをしていないかなども地図上で確認ができます。以前にバルセロナでタクシーに乗ったとき、えらく遠回りをされて、2倍くらいのタクシー代を請求されて泣き寝入りしたことがあったのですが、こういうプチトラブルも回避できます。

 このGoogleマップに強いてケチをつけるなら、スターをつけた場所に自分でタイトルがつけられないこと。いろいろなところにスターをつけていくと、「このスターは、どんな場所を意味していたんだけっけ?」と忘れてしまうことがあるんです。まぁ、今後のアップデートに期待することにします。

 もうひとつ大活躍だったのが、Google翻訳です。前述のとおり、スペインは英語が通じないことが少なくありません。私が困ったのは、スーパーに行って栓抜きを買おうとしたとき。スーパーマーケットの店内をぐるぐる探し回ったのですが、見つからない。英語が通じないので、身振り手振りで説明するもののまったく埒があきません。そこで「Google翻訳」で「栓抜きをください」と入力してスペイン語に翻訳すると、あっさりと通じて栓抜きをゲット。相手のスペイン語を翻訳することができないので会話にはならないのですが、こちらが言いたいことを一方的に伝えて目的を果たすことはできます。旅行用翻訳機としても、なかなかなものです。

 最後におすすめしたいのがEvernoteのアプリを使ったメモです。旅で起こったことって、いろいろとメモをしておくと、後で役に立つことがありますよね。今回は、非常に困ったのがユーロへの両替。繁華街の両替スポットと、銀行では換金レートが異なり、50ユーロもの違いがありました。しかも、街中どこの銀行でも両替をしてくれるわけではありません。もし改めてバルセロナに来たときのことを考えると、よい換金レートで両替ができる銀行は、ぜひとも覚えておきたいもの。未来の自分にメールを送るような感覚で、そんなメモを残しておきました。

 これらすべてのアプリは、一般的なAndroidにも搭載されていますが。が、GALAXY Tabは、画面が大きくて見やすいうえにポケッタブルなのです。ジーンズのポケットにも入れて持ち歩けるので、街中ですぐに取り出して使えます。本当に便利な世の中になりました。


パナソニック流のタッチメニュー

パナソニック流のタッチメニュー

2011年3月1日 06:00
(関口聖)

 今や、フィーチャーフォン(従来型の携帯電話)でも珍しくなくなった、タッチパネル機能は、「LUMIX Phone P-03C」にももちろん搭載されている。全ての機能で利用できるわけではないが、タッチパネルで操作できるメニューも用意されており、パナソニックならではの使い勝手の工夫が見えてくる。

 たとえばタッチ操作対応画面のうち、メインメニューは、待受状態で画面に触れれば表示される。スマートフォンなどでは、横や縦にスクロールすると、隣の画面が表示される、といった姿になっていることが多いが、「LUMIX Phone」のタッチメニューはタブ型だ。あるタブでは気象情報(タッチとは関係ないが便利)とショートカットアイコンが表示され、別のメニューではカスタマイズしないデフォルトメニューへアクセスできる。このほかにも、カメラ撮影やそこから遷移するメール作成画面などもタッチ操作対応となっており、特にカメラ撮影はハードキーのシャッターボタンを使う一方、設定変更などはタッチ操作で行い、ハードとソフトのメニューの切り分けがわかりやすい。

 ハードキーで操作する従来型のメニューに加えて、部分的ながらタッチパネルでの操作メニューもいくつか用意されている「LUMIX Phone」は、いわば2つの顔が存在することになる。「ハードキーのほうがフィードバックがわかりやすくて操作しやすい場面も多々あり、タッチパネルと共存できればいい」と考えている関口にとっては、先述したカメラ撮影画面など、非常に興味深いインターフェイスだ。

 その一方で、たとえばタッチ対応操作のメール画面で、ハードキーで文字入力しながら、「送信」などのボタンは画面を押さなければならず、やや煩雑に感じる。また畳んだ状態でキーロックされていて、タッチ操作で解除した場合、解除したらすぐメニュー表示のほうが便利そうだが、今のところ待受画面が表示され、タッチ対応メニューを呼び出すにはもう一回、画面に触れる必要がある。

 便利な場面、そうでもない場面の両方が存在し、タッチ操作とハードキーの共存はまだ道半ば、というの率直な印象だ。スマートフォン投入を明言したパナソニックは、最初にフルタッチ型端末を投入するのかもしれないが、これまで培われてきたテンキー利用のケータイのノウハウを活かすユーザーインターフェイスをどのように作り上げていくのか。そうした業界ウォッチャーの視点からも「LUMIX Phone」は面白い端末となっている。