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デザインを一新、使いやすく、生まれ変わったiPhone 4

法林岳之
1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 7」「できるPRO BlackBerry サーバー構築」(インプレスジャパン)、「お父さんのための携帯電話ABC」(NHK出版)など、著書も多数。ホームページはPC用の他、各ケータイに対応。Impress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。


 6月7日、開発者向けイベント「WWDC10」の基調講演で発表された「iPhone 4」。国内では6月15日に予約受付が開始され、いよいよ24日から販売が開始されるが、ひと足早く実機を試用することができたので、そのファーストインプレッションをお送りしよう。

生まれ変わったiPhone 4

iPhone 4

 世界でもっとも広く知られ、常に高い人気のモデルとして、すっかり定着した米アップルのiPhone。2007年に発売されたGSM方式対応の初代「iPhone」を皮切りに、2008年7月からはW-CDMA/GSM方式に対応した「iPhone 3G」が日本をはじめとする世界各国で発売。2009年6月にはiPhone OS 3.0を搭載し、iPhone 3Gに比べ、2倍高速と謳われた「iPhone 3GS」が発売され、国内外で高い人気を得ることに成功した。特に、国内市場においては、昨年の終わり頃から市場の反響が変わり、今まであまりデジタルツールに興味を持たなかったような人たちも手頃な価格になったiPhone 3GSを求めるようになり、今まで以上にiPhoneのユーザー層を拡大しつつある。

 それを裏付けるように、市場での認知度もかなり変化が見えてきている。例えば、国内でモバイル向けに提供されるサービスと言えば、これまでは基本的に通常のケータイのみを対象にしていたが、最近ではそれらと並ぶ形でiPhoneが扱われるようになり、なかにはiPhoneのみで利用できるモバイル向けサービスも登場している。通常のケータイによるモバイルインターネットサービスが広く普及している日本市場において、これだけの短期間にiPhoneが確固たる地位を築いたことは、特筆すべき点だろう。

 また、国内市場では昨年あたりから各社のスマートフォンが相次いで発売され、賑わいを見せているが、市場での存在感はまだiPhoneに遠く及ばず、iPhoneのみが、スマートフォンでもなければケータイでもない別のカテゴリーのアイテムとして認知されているような印象すらある。国内向けのファーストモデルからわずか2年弱で、ここまで成功できた背景には、iPhoneという商品の魅力もさることながら、アップルとソフトバンクの連携ときめ細かなマーケティング、iPhoneユーザーの熱烈な支持に寄るところも大きい。

 今回発売される「iPhone 4」は、iPhoneとしては初代モデルから数えて4代目、国内向けではiPhone 3G、iPhone 3GSに続く、3機種目ということになる。今回のiPhone 4も同じコンセプトで作られたiPhoneであることに変わりないのだが、デザインからハードウェア、OS、アプリケーションに至るまで、新たに生まれ変わった『新しいiPhone』となっている。クルマのモデルチェンジにたとえるなら、iPhone 3GからiPhone 3GSがマイナーチェンジだったのに対し、今回のiPhoneはフルモデルチェンジであり、初代iPhone以来、最大の変貌を遂げたことになる。

 そして、いよいよ本日24日からiPhone 4の販売が日本を含む世界5カ国で開始されるわけだが、ひと足早く、iPhone 4の実機を試用する機会を得たので、ここではファーストインプレッションをお伝えする。なお、本稿では最終版に相当する製品を試用したが、実際に出荷されるものとは一部に差異が残されている可能性もあるので、その点はご留意いただきたい。また、iPhone 4にも搭載される「iOS 4」(OS発表当時の呼称は「iPhone OS 4.0」)については、すでにiPhone 3GSをアップデートした環境にて本誌に詳細なレポートが掲載されているので、そちらも合わせてご覧いただきたい。

 

ソリッドに美しく仕上げられたスリムボディ

 さて、まずは外見からチェックしてみよう。今回のiPhone 4がもっとも大きく変わった点のひとつがデザインだ。従来のiPhone 3G/3GSはディスプレイを前面にレイアウトしたストレートデザインのボディを採用し、背面側はユーザーの手になじむような曲線を描いたケースで構成されていた。これに対し、今回のiPhone 4は同様のストレートタイプのボディながら、背面もフラットに仕上げ、周囲をメタルフレームで囲うレイアウトを採用している。写真を見ていただくとわかりやすいが、前後が対象になるような板状のデザインに変更されているわけだ。なかでも特徴的なのがボディ周囲のメタルフレームで、デザイン的にはボディ全体をソリッドな印象に引き締めている一方、メカニズム的にはアンテナの役割も担っており、iPhone 4を構成するうえで、非常に重要なパーツとなっている。

iPhone 4 (ホワイト)

 ボディカラーは従来同様、ホワイトとブラックがラインアップされる。ただ、従来はボディカラーが背面ケース部分のみだったのに対し、今回は前面のディスプレイ周囲も同色が採用されるようになったため、ホワイトは従来モデルと大きく印象が変わっている。メタルフレームとの組み合わせによるソリッドなイメージはブラックの方がハッキリしているが、ホワイトは全体的に明るくなった印象だ。特に、今回は「Bumper」と呼ばれるボディ周囲に装着するオプションが当初から純正品として販売されるが、オレンジやピンク、ブルーといった明るいカラーのBumperを装着したイメージは、ホワイトのボディの方が映える印象だ。

 iPhone 4のボディサイズは従来のiPhone 3GSと比べ、幅で3.5mm、高さで0.3mm、厚さで2.5mmのコンパクト&スリム化を実現しており、手に持った印象も素直に「薄くなった」「少しコンパクトになった」と感じさせてくれる。後述するように、ハードウェアとしては従来よりも大幅にバージョンアップをしたにも関わらず、ボディの厚みが1cmを切り、9.8mmを達成しているのは見事といえるだろう。アップルによれば、この薄さを達成するため、ボディ内部のわずかなスペースをムダにしないように、最適な部品レイアウトをくり返し検討したという。

パッケージは従来の雰囲気を踏襲

 重量はiPhone 3GSに比べ、2g増となっているが、iPhone 3GSがディスプレイ側である前面にガラスを採用していたのに対し、iPhone 4では背面にもガラスを採用しており、本体内部は実質的に軽量化したと言っても差し支えないレベルだ。ちなみに、iPhone 3GSではガラス面に耐指紋性撥油コーティングが施されていたが、今回は背面のガラス面にも同じ処理が施されている。従来モデルでは背面に付く指紋を敬遠し、ホワイトのモデルを選ぶユーザーが多かったと言われているが、今回は耐指紋性撥油コーティングのおかげで、ブラックのモデルも指紋があまり目立たなくなっている。また、従来モデルではキズや欠けなどを防ぐため、多くのユーザーがディスプレイ面に保護シートを貼っているが、iPhone 4で同じようにキズから保護したいのであれば、背面にも保護シールを貼ることになりそうだ。もっとも、耐指紋性撥油コーティングは効果的なため、汚れの防止だけならまったく保護シールを貼らないという選択肢も十分、あり得そうだ。

 ボディに装備されたボタンや端子類は、基本的にiPhone 3GSと変わらないが、左側面に装備された音量調整ボタンは[+]と[−]がそれぞれ独立した丸型ボタンに変更されるなど、細かい部分での違いはある。

 レイアウトで大きく変わったのは、USIMカードの装着位置だ。従来は上面にUSIMカードスロットを備えていたのに対し、今回は右側面に装備され、USIMカードもiPadと同じ超小型の「microSIM」が採用されている。国内では、ユーザーがあまり抜き差しするケースはないが、雨などの影響を直接受けやすい上面より、側面に装備されている方がユーザーとしては安心かもしれない。

 端子類などの面で、もうひとつ外見上で異なるのは、マイクの構成だ。従来は底面のDockコネクタ横にマイクが装備されていたが、iPhone 4では本体上面のステレオヘッドホンミニジャックの横にマイクが追加されている。これは通常の音声通話の際、本体底面のマイクでユーザーの声を拾いながら、上面のマイクで周囲の音を集めることにより、デジタル処理で周囲の雑音を低減し、よりクリアな音質で通話をできるようにしている。日本のユーザーにはもうおなじみだが、らくらくホンなどで採用され、最近ではほとんどのケータイに搭載されている通話サポート機能と同等のものが搭載されているというわけだ。実際にiPhone 4で通話を試してみたが、周囲の音の影響はかなり抑えられている印象だ。ちなみに、上面のマイクは、iPhone 4で利用できるビジュアルコミュニケーションサービス「FaceTime」での通話時にも利用する。

 

IPSテクノロジーを活かしたRetinaディスプレイ

iPhone 3GS(左)とiPhone 4(右)

 今回のiPhone 4は、従来のiPhone 3G/3GSと比べてデザインだけでなく、ハードウェアの面でも大きく変貌を遂げている。なかでもユーザーの利用環境に直接影響してくるのが「Retinaディスプレイ」と名付けられたディスプレイだ。

 RetinaディスプレイはIPSテクノロジーを採用し、LEDバックライトを組み合わせた3.5インチのディスプレイで、960×640ドット表示を可能にする。Retinaとは「網膜」という意味を持ち、人間の目でそれぞれのピクセルを識別できないほど、高密度の表示を可能にしたことに由来するようだ。従来のiPhone 3G/3GSはiPhone 4と同じ3.5インチだったものの、解像度は480×320ドット表示だったため、Webページ閲覧などで頻繁に拡大・縮小の操作をする必要があった。iPhone 4は、一昔前のモバイルノートに匹敵する高解像度を得たことで、Webページなども非常に閲覧しやすくなっている。

 実際に見た印象も、従来モデルに比べてかなり変わっており、アプリのアイコンが並ぶ画面やメールのテキスト画面もかなりクッキリと表示され、非常に視認性が良い。一度、iPhone 4のRetinaディスプレイを見てしまうと、iPhone 3GSの画面はモヤがかかったように見えるほど、その違いは大きい印象だ。このあたりは従来モデルに比べ、4倍に相当する約800:1のコントラスト比、最大500cd/平方メートルの最大輝度なども大きく影響しているようだ。

 また、具体的な数値は明らかにされていないが、IPSテクノロジーを採用したこともあり、視野角も非常に広くなっており、iPhone 3GSと比べると、その差は歴然としている。特に、手に持った端末本体を上下左右に動かしながら操作するアクションゲームをプレイするとき、あるいは手を伸ばして高い位置からカメラを撮影するときなどには、視野角の広さのありがたさを実感できるだろう。

 

720p HDムービー撮影に対応した5メガピクセルカメラ

iPhone 4(左)とiPhone 3GS(右)

 カメラについては、iPhone 3GSのオートフォーカス対応3.0メガピクセルカメラから同じくオートフォーカス対応の、5メガピクセルカメラへ変更されている。市場にはさらに高画素のカメラを搭載した端末が登場しているが、元々、ケータイやスマートフォンは実装面積が限られ、センサーのサイズも限られているため、高画素のセンサーを搭載すると逆に写真にノイズが増えてしまうなどのリスクもある。そこで、アップルではiPhone 4に搭載できるサイズのセンサーで、最適なサイズを選んだ結果、この5メガピクセルカメラを搭載することになったという。もちろん、オートフォーカス、タップしてフォーカス、ジオタグ(位置情報)の追加などの機能は、従来モデルから継承されている。これに加え、iPhone 4ではカメラレンズの横に新たにLEDフラッシュが搭載され、暗い場面での撮影にも対応できるようにしている。

撮影サンプル(リンク先は無加工)

 

 今回のiPhone 4に搭載されたカメラで、もうひとつ注目すべき点は、1280×720ドット/30fpsのHDムービーの撮影に対応した点だ。従来モデルではVGAサイズのムービー撮影に対応していたが、iPhone 4では720p HDムービーの撮影が可能で、撮影したムービーはQuickTime形式のmovファイルとして保存される。ムービーはメール、MMSなどで送信できるほか、YouTubeにもアップロードできる。

 また、iPhone 4のHDムービー機能が秀逸なのは、HDムービーを撮るだけでなく、編集する機能も備えていることだ。アップルによれば、従来の一般的なムービー撮影環境は、撮影はビデオカメラ、編集はパソコン、iPhoneなどのモバイル機器でもムービーを撮影できる、といったように、どうしても撮影する場所と編集する場所が点在してしまうため、せっかく撮影したムービーを活かすことができなかったという。iPhone 4では、撮影と編集の機能を備えたことで、誰でも手軽にHDムービーを撮ったり、見たりする楽しみを体験することができる。

 ただ、HDムービーはファイルサイズも大きく、編集作業も難しいという印象があるが、アップルではMac OS X向けに提供している「iMovie」のiPhone版を用意しており、iPhone 4のみで手軽にムービーの編集をできるようにしている。詳しい操作はここでは省略するが、ディスプレイも高解像度なうえ、テーマなどに応じた設定もできるため、ムービー編集が初めてのユーザーでも扱うことができそうな印象だ。

 次に、背面に搭載されたメインカメラに加え、iPhone 4では新たに受話口横にフロントカメラが搭載されている。フロントカメラのスペックは「VGA画質」と表記されているのみだが、おそらく国内のケータイでも採用例が多くなってきた30〜33万画素クラスのセンサーが採用されているものと推察される。フロントカメラは写真やビデオを撮影できるだけでなく、Wi-Fi経由でビジュアルコミュニケーションが楽しめる「FaceTime」にも利用できる。

 FaceTimeはケータイのテレビ電話と同じように、ディスプレイを通じて、離れた場所にいる相手とまさに「Face to Face」でコミュニケーションができるものだ。ただ、FaceTimeはWi-Fi環境のみで利用できるため、最初は通常の3G回線の音声通話で相手に発信し、相手もWi-Fi経由でインターネットに接続できる環境があることをお互いに分かった段階で、画面上の「FaceTime」のアイコンにタッチして、FaceTimeでの接続に切り替えるという流れだ。ちなみに、接続がFaceTimeに切り替わると、3G回線の音声通話は切断される。このため、接続がFaceTimeに切り替わった後は、通話料はかからない。

 実際に通話した印象は、相互に送受信する映像のクオリティがテレビ電話とは比べものにならないほどスームズかつクリアで、パソコンなどで利用しているメッセンジャーソフトのビジュアルコミュニケーションサービスに近い。Wi-Fi環境が必須となるため、利用する場所は自宅やオフィスなどが中心になるだろうが、ソフトバンクの公衆無線LANサービスなどを組み合わせれば、今までとは少し違ったビジュアルコミュニケーションが楽しめそうだ。

FaceTimeを利用している様子

 

 ところで、通信部分については、すでにスペックが公開されているが、3G通信は下り方向が最大7.2Mbps、上り方向が最大5.7MbpsのHSUPAに対応し、Wi-FiについてもIEEE802.11b/g/nに対応する。IEEE802.11nについては2.4GHzのみの対応だが、11nを利用可能な環境で最大のパフォーマンスが得られるのはユーザーとしても便利だ。今回、筆者宅のWi-Fi環境に接続したが、登録などもまったく問題なく、非常にレスポンス良く使うことができた。欲を言えば、WPSなどの業界標準のWi-Fi簡易セットアップに対応して欲しいところだが、このあたりはAppStoreなどを通じて、一般のアプリケーションとして登場してくることにも期待したい。

 

マルチタスクに対応したiOS 4

 ハイスペックな構成のiPhone 4だが、iPhoneが目指してきた「使いやすい」「わかりやすい」という考え方は継承されており、最新の「iOS 4」に反映されている。iOS 4についてはiPhone 3G/3GSからもアップデートでき、本誌でも詳しいレポート記事が掲載されているので、詳しくはそちらをご参照いただきたいが、ここでは少し補足も含めながら、ざっと内容をご紹介しよう。

 まず、iOS 4になったことで、もっとも大きく変わった点と言えば、やはり、マルチタスクのサポートだろう。iPhoneは元々、その出自がiPodだったと言うこともあり、従来のiPhone OS3.xが動作するiPhone 3G/3GSでは、バックグラウンドで音楽再生ができるものの、その他のアプリについてはその都度、ホームボタンを押し、アプリケーションを終了しなければ、次のアプリケーションを起動することができなかった。

 これに対し、iOS 4では複数のアプリケーションを同時に起動することができ、他のアプリケーションと切り替えながら、利用することができる。たとえば、メモ帳を起動し、何かメモを入力後、ホームボタンを押し、ホーム画面に戻る。続いて、写真を起動し、撮影した写真を表示する。このとき、ホームボタンをダブルクリックのように、連続して押すと、起動中のアプリケーション一覧が表示され、先ほどのメモ帳のアイコンにタッチすれば、作業中のメモ帳にすぐに切り替えられるといった具合だ。

 こうしていくことで、いくつものアプリケーションを起動し、それぞれを切り替えながら操作できるわけだが、そうなると、今度はメモリー消費量なども気になるところだ。アップルによれば、基本的に何かアプリケーションを起動しているとき、他のアプリケーションはサスペンドしているので、実利用上はまったく問題ないとしている。ただ、それでも何となく、アプリケーションが起動したままという状態が気になるときは、タスクメニューのアプリケーション一覧が表示されている状態で、いずれかのアイコンを長押しすると、アプリケーションをメニュー画面から削除するときと同じように、アイコンがプルプルと震えるので、アイコン左上の(進入禁止のような)マークにタッチすれば、そのアプリケーションを終了できるようだ。また、マルチタスクの動作については、プリインストールされる基本アプリケーションは問題なく、直前の状態を記憶しておいてくれるようだが、AppStoreからダウンロードした一般のアプリケーションでは、初期状態に戻ってしまうようなものもあるようだ。このあたりはiOS 4を搭載した環境が増えてくることで、徐々にアプリケーションもバージョンアップされて、より使いやすくなっていくだろう。

 もうひとつの特徴は、アプリケーションのアイコンが並ぶ一覧画面で、アイコンをフォルダにまとめられる機能が追加されたことだ。操作方法はアプリケーションを削除するときと同じように、いずれかのアイコンを長押しして、アイコンがプルプルと震える状態にする。フォルダにまとめたいアイコンを他のアイコンまでドラッグし、アイコンを重ね合わせた状態でドロップすると、両方のアイコンがまとめられたフォルダが作成される。ホームボタンを押せば、その状態でフォルダの内容が確定される。フォルダには最大12個のアイコンを登録できるうえ、ドックに入れることもできるので、よく使うアプリケーションをまとめて、ドックに登録しておくと便利だ。フォルダに登録したアプリケーションのアイコンは、並べ替えたり、フォルダから出すことも可能だ。

 このほかにも、メールをアカウントごとにフォルダで管理できるようにしたり、ロック中の画面とホーム画面に個別に壁紙を設定できるようにするなど、細かい部分でも数多くの改良が加えられている。

 

強く、美しく、生まれ変わったiPhone 4

 iPhoneが国内市場に参入して、丸2年を迎えようとしている。当初は日本の成熟したケータイに対し、iPhoneはあまり受け入れられないのではないかと言われたが、端末そのものの魅力に加え、アップルとソフトバンク両社の積極的な取り組みにより、iPhoneは徐々に日本の市場に浸透し、着実にその人気を拡げることに成功した。

 今回発売されたiPhone 4は、これまで国内向けに販売されてきたiPhone 3G、iPhone 3GSを一新し、まったく新たに「強く」「美しく」生まれ変わり、一段と魅力的な端末に仕上げられたというのが率直な印象だ。なかでもRetinaディスプレイ、HDムービーの撮影&編集などは、ハイスペックな日本のケータイに慣れ親しんだユーザーにとっても、かなり魅力的な内容であり、一度触れてしまうと旧モデルに戻るのが惜しくなってしまうくらいのデキだ。iOS 4で新たに搭載されたマルチタスクやアプリケーションのフォルダ管理など、ユーザーの使いやすさを向上させる機能が充実しているのも見逃せないポイントだ。

 今後、本誌をはじめ、Impress Watchの各誌でさまざまなレビュー記事やレポートなども掲載される予定だが、それらを合わせてチェックしながら、ぜひ一度実際に動作するiPhone 4を触り、その面白さやワクワク感を体験してみて欲しい。

 

そのほかの画像

iPhone 4(左)とiPhone 3GS(右) 左から、iPad、iPhone 4、iPhone 3GS
オプション品。iPhone 4用ユニバーサルDockアダプター(左上)、iPhone 4用Dock(右上)、Bumper(下) iPhone 4用Dock
BumperにはiPhone 4本体と同じ素材のボタンが付いている

 



(法林岳之)

2010/6/24 07:01