法林岳之の「週刊モバイルCATCH UP」

意外におトク、いつでもすぐに買えるドコモオンラインショップ

 スマートフォンやケータイと言えば、家電量販店や各携帯電話会社の系列店、ケータイショップなどで購入するスタイルが一般的だが、最近、注目を集めているのが携帯電話会社自身が運営するオンラインショップだ。今回は12月2日からiPhone 5s/5cの販売を開始したドコモオンラインショップで、実際にiPhone 5sの機種変更を試してみたので、そのレポートをお送りしよう。

今、なぜ、オンラインショップなのか?

 読者のみなさんは普段、どこでスマートフォンやケータイを購入しているだろうか。一般的に、スマートフォンやケータイは他の家電製品などと違い、各携帯電話会社との回線契約を伴うため、購入できる場所が限られている。もっともスタンダードなのが各携帯電話会社の名を冠したキャリア系ショップだ。全国各地に店舗があり、端末の展示や購入だけでなく、各社のサービスに関連する手続きや相談などもできる頼れる存在だ。また、全国主要都市に出店されている大手家電量販店も利用者が多い。店舗の規模が大きく、品揃えが豊富で、アクセサリー類なども充実している。この他にも各社のスマートフォンやケータイを併売する専門店などもあり、ユーザーのニーズに合わせて、いろいろな買い方ができる。

 こうしたリアルの店舗で端末を購入するとき、少し気になるのが手続きに要する時間だ。スマートフォンはこれまで利用してきたケータイと仕組みなどが違ううえ、割引サービスなどの適用範囲やオプションサービスの内容などが説明されるため、購入時の手続きにはどうしても時間がかかってしまう傾向にある。しかし、すでにスマートフォンを使っていて、機種変更をするユーザーにとってみれば、バックグラウンドで自動的にデータ通信が発生するといったスマートフォンならではの特長はすでに理解し、オプションサービスなどもすでに契約済みだったり、利用するものが決まっていたりすることもあって、あまり説明の必要性を感じていないことが多い。特に、最近は機種変更時に数千円程度の割引を条件に、オプションサービスを契約しなければならないといった販売方法が増え、対面販売でそれを断るだけでもストレスがたまるうえ、しかたなく契約しても解約し忘れてしまい、結果的に得だったかどうかがわからないといったことも起きている。

 そんな中、最近、注目を集めているのが携帯電話各社が運営するオンラインショップだ。インターネットを利用したオンラインショッピングはスマートフォンの普及に伴い、以前にも増して、拡大している状況だが、各社では自社のスマートフォンやケータイ、タブレット、モバイルWi-Fiルーター、アクセサリー、関連商品などを扱うオンラインショップを開店している。

NTTドコモが運営する「ドコモオンラインショップ」。NTTドコモの商品やオプション品などを購入することができる。

 たとえば、NTTドコモが運営するドコモオンラインショップでは、新規契約、機種変更、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)のいずれにも対応しており、同社の扱うスマートフォンやタブレットなどについては、基本的にすべて取り扱っている。この冬商戦向けに登場した「SH-01F DRAGON QUEST」のような台数限定モデルも販売されており、店頭を探し回らなくても確実に買うことができる。

 注文は他のインターネットのオンラインショップ同様、24時間、いつでも受け付けており、自分の好きなタイミングで注文できる。必要に応じて、購入と同時に割引サービスやオプションサービスの加入や廃止などの手続きをすることも可能だ。たとえばFOMAからXiへの機種変更のように、通信方式の変更により、料金プランなどが変更されるケースはあるが、強制的に「いずれかのオプションサービスを契約しなければならない」といったこともなく、延々と契約の説明を受けるといったストレスもない。配送についてもスマートフォンやタブレットなどの購入であれば、基本的に送料は無料になるうえ、ドコモオンラインショップでは最短2日で手元に届くのだから、とてもお手軽だ。

 価格は機種によって、市場価格との多少の差異があるものの、月々サポートなどの月額割引サービスの適用で、実質価格が0円になる機種も多く、とくに新機種は実店舗との価格差はほとんどない。ちなみに、XiからXiへの機種変更などでは、実店舗で機種変更したときに請求される契約事務手数料がかからず、無料になるケースもある。

 これらのことを鑑みると、オンラインショップはPCなどのネット環境があるユーザーには、時間的な制約や手続きの煩わしさもなく、場合によっては価格面でもおトクになるケースもあり、これを利用しない手はないというわけだ。特に、iPhone 5s/5cのように、設定などがあまり難しくなく、iPhoneやスマートフォンの基本的な扱い方が理解できているユーザーにとっては、オンラインショップの方が購入しやすいという見方もできそうだ。

オンラインショップの方が安い?

 ドコモオンラインショップでの販売価格を具体的に見ていくと、iPhone 5s/5cの実質負担額は、全体的に安い設定となっており、容量に応じて0円〜と、店頭価格との違いはない。さらに、オンラインショップでの両機種の機器代金は店頭よりも低く設定されており、割賦購入時の機器代金に関しては、オンラインショップの方が店頭よりも安くなっているようだ。たとえば、iPhone 5s 16GBの場合、オンラインショップの割賦購入価格は7万560円。一方、店頭では9万5760円となる。

 店頭でも、一括払いの購入時には、ドコモプレミアクラブとMyインフォメールに加入する「プレミア購入プログラム」を適用することで、機器代金が7万560円に値下げされるが、オンラインショップでは、これらの条件に加入することなく値下げされた価格で購入することが可能だ。

 他社からのMNPでドコモ版iPhone 5s/5cを購入する場合には、オンラインショップ限定のキャンペーンが適用され、2万円がキャッシュバックされる。条件は、他社からのMNPでiPhone 5s/5cを購入し、「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」に加入することで、こちらのキャンペーン期間は12月31日までとなっている。

 ちなみに、AndroidスマートフォンでもMNPを対象としたオンラインショップ限定のキャッシュバックキャンペーンが実施されている。2013年夏モデルのスマートフォンや「Xperia feat. HATSUNE MIKU SO-04E」などの一部機種を購入した場合は3万円、その他の対象機種では2万円のキャッシュバックを受けられる。

 家族でドコモにMNPで乗り換え、オンラインショップでスマートフォンを購入し、なおかつファミリー割引を申し込んだ場合には、契約台数に応じてキャッシュバックされるキャンペーンも実施されており、例えば、2回線なら、1台3万円、3回線以上なら4万円と金額が増額されていくので、家族でMNPを検討してみるのも良いだろう。

 なお、上記の2つのキャンペーン期間は、いずれも2014年1月13日までとなっている。

ドコモオンラインショップでiPhone 5sを機種変更

 オンラインショップでのスマートフォンの購入については、NTTドコモが12月2日からiPhone 5s/5cの取り扱いをはじめたこともあり、早速、自分の端末を機種変更し、どのような流れになるのかを試してみた。

 まず、今回機種変更する元の端末は、2013年2月にドコモショップで機種変更した「Xperia Z SO-02E」だ。数年前にケータイからスマートフォンへ機種変更し、その後も数回、スマートフォンからスマートフォンへと機種変更をしてきた回線だ。この回線をiPhone 5sに機種変更をするべく、手続きをはじめるわけだが、その前にひとつだけ、済ませておきたい手続きがある。

 今回、筆者が機種変更に使おうとした回線は、再び何らかの理由でiモード携帯電話が必要になったとき、利用できるようにspモード契約のほかに、iモード契約を残している。このiモード契約が可能なspモード契約は、NTTドコモの契約上、「spモード(iモード契約可)」と表記されており、spモード単独の契約と区別されている。ところが、iPhone 5sはspモードのみの契約になるため、あらかじめプロバイダー契約を「spモード(iモード契約可)」から「spモード」に切り替えておく必要がある。

 契約を切り替えるといっても手続きはいたって簡単で、パソコンからMy docomoにアクセスするか、現在使っているスマートフォンでdメニューにアクセスし[お客様サポート]-[オンライン手続き]-[各種お申込・お手続き]の順に進み、ネットワーク暗証番号を入力すると、「各種お申込・お手続き」の画面が表示されるので、「spモード」の項目内で[spモード]を選択すれば、移行完了となる。ちなみに、この切り替えを行うと、spモードとiモードのメールアドレスの入れ替えは利用できなくなるため、「iモード/spモードメールアドレス入替え」であらかじめ継続利用したいメールアドレスをspモード側で利用できるようにしておく必要がある。

 さて、準備が整ったところで、いよいよドコモオンラインショップのWebページにアクセスし、iPhone 5sへの機種変更を進めてみよう。まず、トップページからiPhone 5s/5cのバナーを選ぶと、iPhone 5s/5cの解説ページが表示される。このページにはiPhone 5s/5cの購入価格、月々サポート適用後の実質負担金などが一覧で表示されている。

 iPhone 5sの実質負担価格については、Webページの表を見てもわかるように、16GBモデルは0円、32GBモデルは1万80円、64GBモデルは2万160円と、一括払いで約1万円ずつ、分割払いでは毎月約400円程度の価格差がある。どのモデルを選ぶのかはユーザー次第だが、iPhoneは外部メモリカードなどで容量を増やせないため、音楽や映像コンテンツを持ち歩くことを考えれば、64GBモデルがおすすめだ。ちなみに、今回は購入の対象として考えなかったが、iPhone 5cの16GBモデルでは「月々サポート増額キャンペーン」が行われており、継続利用が10年を超えるユーザーは1万2600円安く購入することができる。

ドコモオンラインショップでiPhone 5sを選択すると、製品に関する説明ページが表示される
iPhone 5sは容量によって、約1万円ずつの差がある。16GBのモデルであれば、実質負担金は「0円」になる
今回はiPhone 5sの64GBモデルを選ぶことにした。契約はXiからXiへの機種変更だ

 続いて、iPhone 5sのおすすめ料金プランだが、この部分についてはMNPのユーザーと他のユーザーで、適用される割引の違いで、月額基本使用料などに差が付く。さらに学割も用意されており、学生はパケット定額サービスも割安になるので、たとえば家族用のスマートフォンを機種変更するときも有効だ。

 iPhone 5s/5cの販売価格や月々の料金が把握できたら、本格的な手続きの開始だ。自分の購入したい容量、ボディカラーを選んだ後、契約の種別として、「機種変更(FOMA→Xi、Xi→Xi)」「新規(追加)契約」「他社からののりかえ(MNP)」のいずれかを選択する。64GBモデルのゴールドを「機種変更(FOMA→Xi、Xi→Xi)」、一括払いを選ぶと、先ほどの解説ページ通り、支払総額は9万720円になり、2940円の月々サポートが24回分適用され、24カ月使って割り引かれたときの実質負担金は2万160円となった。ちなみに、この支払いにはドコモポイントを利用することも可能だ。すでにNTTドコモの回線を持つユーザーがiPhoneに機種変更したときに適用される「iPhone買いかえ割」、iモードケータイを持つユーザーがiPhoneを新規(追加)購入したときに適用される「プラスiPhone割」など、個別のキャンペーンや割引サービスで、さらに割り引かれることもある。

 次に、オプション品を選ぶ。iPhone 5sはパッケージにACアダプタやLightning-USBケーブル、イヤホンが付属するが、ドコモオンラインショップではアップル純正のケースをはじめ、サードパーティ製のケースや液晶保護シートなども扱われており、同時に注文することができる。

支払いは分割払いと一括払いを選ぶことができる。価格はどちらを選んでも変わらない
注文時にはオプション品をいっしょにオーダーすることができる。アップルの純正品のケースが選べるのはうれしい

 注文の内容が決まったら、今度はdocomo IDとパスワードを入力し、契約内容の確認と配送先の確認などに移る。ログインすると、現在契約中のサービスなどの内、iPhone 5sで利用できないサービスなどが表示されるので、ひと通り確認しておき、手続き完了後に廃止する。ちなみに、docomo IDとパスワードは普段、あまり使うことがないかもしれないが、dメニューから[お客様サポート]-[各種設定の一覧を見る]-[ID/パスワード]-[docomo ID/パスワード]-[docomo ID/パスワードを確認する]の順に進み、ネットワーク暗証番号を入力すると確認できる。

実際の購入手続きに進むと、docomo IDとパスワードを入力して、ログインする画面が表示される。

 注文手続きの画面では、最初に支払い回数を選ぶ。今回は一括払いを利用したが、12回払い、24回払いを利用することできる。最終的な支払い額はどちらを選んでも変わりない。

支払い回数の選択画面が表示される。ドコモポイントを充当することもできる
一括払い、24回払い、12回払いを選ぶことができる。今回は一括払いを選択した

 2つめのステップは、配送情報の入力だ。受け取りは契約者住所だけでなく、会社など指定した場所での受け取り、ローソンや一部のミニストップを使ったコンビニ受取も利用できる。配送日時も指定することができ、日付については最短2日から選ぶことができた。受け取り確認メールも送信されるが、ドコモメールやspモードメールアドレス、My docomo登録のメールアドレス、指定のメールアドレスに送信することができる。

配送方法と配送先の住所を入力する。自宅で受け取りが難しいときは、会社などを受け取り先に指定することも可能だ

 3ステップめは料金プランとサービスの確認だ。必ず変更されるものとしては、料金プランがXi向けの「タイプXi にねん」になり、パケット定額サービスは「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を契約することになる。Xiパケ・ホーダイ for iPhoneの適用開始日はこれまで利用していたパケット定額サービスにもよるが、今回は後述するドコモnanoUIMカードの発行を伴うため、開通の手続きを完了した日からになる。

料金プランやサービスの選択画面が表示される。XiからXiへの機種変更なので、今回は変更なし。

 料金及びサービス関係のステップでは、このほかに「データ量到達通知サービス」「Xiカケ・ホーダイ」「AppleCare+ for iPhone」などの申し込みができる。これらの内、個人的には「データ量到達通知サービス」と「AppleCare+ for iPhone」を申し込んだ。特に「AppleCare+ for iPhone」は購入時の加入を逃すと、購入から30日以内にアップルストアまで出向かなければならないため、購入時に契約しておくのがおすすめだ。

パケット定額サービスは「Xiパケ・ホーダイ for iPhone」を申し込む
ドコモオンラインショップ購入時でも「AppleCare+ for iPhone」を申し込むことが可能。同時に申し込んでおいた方がカンタンだ
青少年が利用するスマートフォンを購入することを考慮し、オンラインショップで注文する段階で、アクセス制限サービス(フィルタリング)を申し込むことができる。

 4つめのステップでは、いよいよ支払いに関する情報を入力する。支払いについては、前述の通り、クレジットカードと代金引換(代引)払いが利用できる。もし、ドコモポイントが貯まっているようであれば、それを充当することもできる。このあたりも実店舗で購入するときと変わらない印象だ。今回はクレジットカード払いを利用したが、もし代引を利用すると、その手数料は、一律315円となっている。

支払いに関する情報を入力する。今回はクレジット払いを利用したが、代引払いで購入することもできる。

 そして、最後のステップでは注文内容の確認画面が表示される。もし、内容に修正したいところがあれば、修正することが可能なので、ひと通り、契約内容をチェックしておきたい。何も問題がなければ、[注文を確定する]ボタンを押して、注文完了だ。

 ここではひとつずつ注文の流れを解説したため、少し長く見えてしまったかもしれないが、かなりゆっくり機種の比較や割引内容を確認しながら作業をしたとしても1時間足らずで注文ができてしまったという印象だ。実店舗のように、待ち時間もなければ、くり返しになる説明もないため、自宅などでゆっくりとコーヒーでも飲みながら注文ができるわけだ。

無事にドコモオンラインショップでの注文が完了。いつでもストレスなく、注文できるというメリットは大きい。

わずか2日で到着し、開通もカンタン

 ドコモオンラインショップへの注文が完了すると、登録してあるメールアドレスに「お申込受付のご連絡」というタイトルのメールが送られてくる。AndroidスマートフォンからiPhone 5sへの機種変更では、SIMカードが小型のnanoSIMカード(ドコモnanoUIMカード)へ変更されるため、注文商品の一覧にはiPhone 5sのほかに、「ドコモnanoUIMカード」が含まれる。配送までの状況については、ドコモオンラインショップにdocomo IDを入力してログインし、「ご購入履歴・配送状況・予約内容確認」をチェックすると、確認できる。もっとも今回のように、最短2日間で届くと、確認する間もなく手元に届いてしまう印象だ。

 ところで、ドコモオンラインショップでの機種変更ということで、はじめての人はこれまで使ってきた端末がいつまで使えるのかが気になるところだろう。一般的に、同じXi対応のAndroidスマートフォン同士での機種変更では、手元に届いた新しい端末にSIMカードを差し替えれば、すぐに使いはじめることができる。一方、今回のように、ドコモUIMカードが変更される場合は、新しいドコモnanoUIMカードを新しい機種に挿し、後述する開通作業をするまで、これまでの端末とUIMカードの組み合わせで利用できる。ただし、開通作業は商品到着後、8日以内に手続きをする必要があり、MNPを利用したときはMNP予約番号の有効期限内が、開通手続きの期限となっている。

 そうこうしている内に、商品は無事に宅配便(日本通運)で届いた。今回は土曜日のお昼頃に注文し、月曜日の午前便を指定していたが、予定通りの到着だった。梱包も緩衝材が使われており、精密機器の指定で送られてくるため、破損などの心配はない。パッケージには写真を見てもわかるように、iPhone 5s 本体、ドコモnanoUIMカード、ドコモオンラインショップクリーナークロス、書類などが同梱されていた。

無事に最短の2日間で手元に商品が届いた
本体やドコモnanoUIMカード、書類などは、緩衝材を入れた状態で梱包されていた
iPhone 5sのほか、ドコモnanoUIMカード、クリーナークロス、書類などが同梱されていた。書類の枚数は少ない

開通までの手順

 内容物が確認できたら、商品を開封し、開通作業に移る。実店舗で購入した場合、iPhoneの開封やUIMカードの装着、アクティベーション(開通作業)などは、販売スタッフが行うため、自ら体験することはそれほど多くないが、個人的には何度となく、海外で購入したSIMロックフリー版などで体験しているため、迷うことはなかった。

 ドコモオンラインショップのサイトには、オンラインショップで購入した場合の開通手順やデータ移行の設定、UIMカードの挿入方法などを丁寧に説明しているページも用意されている。やってみると意外と簡単なので、下記のサイトを参考にしながら、作業するのもいいかもしれない。

機種変更編
https://www.mydocomo.com/onlineshop/special/first/
他社からのりかえ(MNP編)
https://www.mydocomo.com/onlineshop/special/first_mnp/
新規契約編
https://www.mydocomo.com/onlineshop/special/first_order/
iPhoneのデータ移行(iTunesやiCloud)編
https://www.mydocomo.com/onlineshop/products/iphone/guide/setting.html#activation

 iPhone 5sのパッケージはシュリンクラップ(透明の薄いラップ)がかけられており、まずはこれをはがす。続いて、箱を空けて、iPhone 5sを取り出す。本体の前面と背面には保護シールが貼られているが、とりあえず、これは剥がさずに、作業を進めよう。

iPhone 5sのパッケージを開けると、こんな状態になっている。

 パッケージにはiPhone 5s本体のほかに、ACアダプタ、Lightning-USBケーブル、EarPods(マイク付きイヤホン)などが同梱されている。パッケージ内のトレイといっしょにまとめられている四角い書類パッケージ内には、SIMカードスロットを開けるためのピンが収められているので、これを取り出す。iPhoneユーザーにはすでにおなじみの流れだが、このピンの先端をiPhone 5sの右側面の小さい穴に挿すと、SIMカードトレイを取り出すことができる。

iPhone 5sのパッケージ内に用意されている。SIMトレイのイジェクトピン
iPhone 5s本体の側面の小さな穴にピンを挿すと、SIMトレイが出てくる

 次に、ドコモnanoUIMカードのパッケージを開き、カードの裏面側からnanoUIMカード部分に指先を当て、ドコモnanoUIMカードを切り離す。このドコモnanoUIMカードをiPhone 5sから取り出したSIMカードトレイに載せる。SIMカードトレイはnanoSIMカードの形状に合わせた形になっているので、向きを間違えないようにはめ込む。そして、ドコモnanoUIMカードを載せたSIMカードトレイをiPhone 5sの元の場所に戻せば、完了だ。ちなみに、写真のように、SIMカードトレイはドコモnanoUIMカードのICカード面が背面側になる向きで装着する。ハードウェアのセットアップはこれで完了だが、念のため、付属のACアダプタとLightning-USBケーブルを使い、iPhone 5sも充電しておくと確実だ。

カードの裏側から押し出すようにすると、ドコモnanoUIMが切り離せる
SIMカードトレイにドコモnanoUIMカードを載せて、本体に装着する。向きを間違えないように注意しよう

 ハードウェアのセットアップが終わったら、開通作業に移る。この段階でも元の端末(今回はXperia Z SO-02E)も普通に使えているが、この開通作業を完了すると、元の端末で発着信などができなくなるので、電話を使う予定がないタイミングを見計らって、作業をはじめることをおすすめしたい。

 開通作業を行うには、再びドコモオンラインショップのWebページにアクセスする。トップページから「購入・配送・予約の確認」を選ぶと、今回購入した商品の受付番号や内容などが表示されているが、そこの「電話機の開通手続き」というボタンがあり、これをクリックする。開通手続き前の注意事項、開通処理の確認が順に表示され、それらの内容を確認後、「注文を確定する」をクリックする。これでドコモnanoUIMカードが有効になり、従来の端末に装着されているドコモminiUIMカードが無効になる。もし、パソコンで開通作業ができないときは、ドコモオンラインショップセンターに問い合わせると、対応してくれるそうだ。

開通作業はドコモオンラインショップのWebページにアクセスし、「ご購入履歴・配送状況・予約内容確認」で行う
画面に表示された情報を確認後、「注文を確定する」をクリックすれば、開通作業が完了し、この画面が表示される
ドコモオンラインショップで開通作業を行っていない状態で、iPhone 5sのセットアップを開始すると、アクティベートに失敗する

 開通作業が完了したら、今度はiPhone 5sに電源を入れ、セットアップをはじめる。このとき、画面左上のアンテナピクトが「3G」と表示されている場合は、開通作業が完了していない状態で、モバイルデータ通信回線経由のアクティベーションも失敗する。アクティベーションはWi-Fi経由でもできるので、自宅などにWi-Fi環境があれば、そこを使って作業を進めてもかまわない。

iPhone 5sのアンテナピクトに、キャリア名の表示がなく、「3G」とだけ表示されているときは開通作業ができていない状態
NTTドコモの開通作業が完了し、アクティベートができると、アンテナピクトにはキャリア名の「docomo」、通信方式名の「LTE」が表示される
これまで使ってきたXperia Z SO-02Eのアンテナ表示は、ドコモminiUIMカードが無効になり、圏外の表示に切り替わった
iPhone 5sに電源を入れる。上部のボタンを長押しする。
無事に起動すると、iOSのスタートアップの画面が表示される
Apple IDはこれまで使ってきたものと同じApple IDを設定できる。新規に取得してもかまわない
新しいiPhoneとして設定することもできるが、MNPユーザーはこれまで使ってきたiPhoneをほぼそのまま復元できる
アクティベートが完了し、無事に起動すると、ホーム画面が表示される

セットアップ

 iPhone 5sのセットアップで気になるポイントとしては、まず、「iPhoneを設定」の部分が挙げられる。今回はXperia Z SO-02Eからの機種変更だったので、そのまま「新しいiPhone」として設定したが、MNPなどで他事業者のiPhoneから移行したときは、iTunesの動作するパソコンと接続したり、iCloudを使うことで、元のiPhoneの環境をそのまま復元できる。他の携帯電話事業者のメールサービスなどは使えないが、基本的にアプリなどはそのまま利用でき、設定やデータなども復元されるので、かなり移行しやすい。ただし、ひとつ注意したいのは「iCloudからの復元」で復元されるのはアプリや写真などに限られており、従来のiPhoneに入れていた楽曲などはパソコンで動作するiTunes経由でなければ、元に戻すことができない。

iCloudを利用していてもiTunesとつないで、パソコンにもバックアップを取っておくとベター。他社iPhoneからのMNPユーザーはiTunesを利用して、元のiPhoneの内容を復元できる

 ここで解説してきたiPhone 5sのセットアップについては、基本的に画面の指示に従って、操作をするだけなので、それほど迷うことではないが、拙著「できるポケット docomo iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」でも解説しているので、ご興味のある方はそちらもご覧いただきたい。

 そして、最後にspモードメールなど、NTTドコモのサービスに関連する設定だが、これらはNTTドコモが配布している「iPhone 5s iPhone 5cスタートアップガイド」で説明されている。基本的な流れとしては、iPhone 5sのSafariのブックマークから「ドコモお客様サポート」を選び、表示されたページで「spモード利用設定」をタップする。spモードパスワードを入力すると、「spモード利用設定」のプロファイルをダウンロードする画面が表示されるので、「インストール」をタップすれば、設定完了となる。同時に、「dビデオ」や「dブック」などのNTTドコモサービスにアクセスするためのWebクリップ(ショートカット)もホーム画面に追加される。ちなみに、今回の機種変更ではすでにXperia Z SO-02Eでspモードメールからドコモメールに移行していたため、spモードメールを利用できるように、メール設定のページで設定を変更する必要があったが、12月17日からiPhoneでもドコモメールが利用できるようになるため、今後はドコモメールを利用中のユーザーもスムーズに移行できる見込みだ。

spモードメールの設定をするため、Safariのブックマークからお客様サポートのページを表示
「spモードメール利用設定」を選ぶと、「spモード利用設定のページ」が表示される
spモードパスワードを入力する。ネットワーク暗証番号とは別のものなので、間違えないようにしたい
これまで、他のスマートフォンで利用されていたspモードメールのメールアドレスが確認される
プロファイルの画面が表示されるので、[インストール]をタップする
未署名のプロファイルを確認する画面が表示されるので、[インストール]をタップする
spモードメールのプロファイルがインストールされると、「dビデオ」などのWebクリップ(ショートカット)がホーム画面に設定される
従来、利用していた機種でドコモメールを利用していると、メールを送受信できないため、こうしたメールが返ってくる
メール内の指示に従い、メール設定のページにアクセスする
ドコモメール認証の画面が表示されるので、spモードパスワードを入力する
現在、ドコモメールを利用中である旨が表示されるので、チェックを付けて、spモードメールに切り替える。ただし、12月17日以降はiPhoneでもドコモメールが利用できるため、こうした切り替えは不要になる見込みだ
spモードメールの完了後、ドコモオンラインショップでの購入時に申し込んだ「AppleCare+ for iPhone」の登録完了のメールがメッセージRで送られてきた。
無事にXperia Z SO-02EからiPhone 5sへの機種変更完了。

忙しい人にも便利! おトクなドコモオンラインショップを活用しよう

 スマートフォンやタブレットはこれまでのケータイ以上に説明が必要とされる商品だと言われている。そのため、販売店では少しでもわかりやすいよう、丁寧に時間をかけて説明してくれる。はじめてのユーザー、慣れていない人にとっては、非常にありがたい取り組みなのだが、ある程度、スマートフォンに慣れてきたユーザー、すでに十分な情報を持ち合わせている人にとっては、時間がかかりすぎてしまう印象で、逆に機種変更などが億劫に感じられてしまうこともある。

 しかし、ドコモオンラインショップでの機種変更や新規契約では、時間のかかる説明や面倒な順番待ちからも解放されるうえ、不必要なオプションサービスの契約を頼まれることもなく、手続きを進められる。同時に、営業時間内に店舗に出向くことが難しいような忙しいユーザーにとっても非常に有効な手段と言えそうだ。手続きも想像している以上に非常にカンタンであり、場合によってはおトクな割引サービスなども利用できるのも見逃せないメリット。今回の機種変更はiPhone 5sだったが、この冬春にNTTドコモが「おすすめの3機種」としてプッシュしているAndroidスマートフォンなども同じように機種変更や新規契約の手続きが可能だ。

 師走という忙しい時期だからこそ、うまく時間を利用し、自分のペースで買い物ができ、さらに価格面でもキャンペーンが豊富なこの時期におトクなドコモオンラインショップを上手に活用して欲しい。

法林岳之

1963年神奈川県出身。携帯電話をはじめ、パソコン関連の解説記事や製品試用レポートなどを執筆。「できるWindows 8.1」「できるポケット docomo AQUOS PHONE ZETA SH-06E スマートに使いこなす基本&活用ワザ 150」「できるポケット+ GALAXY Note 3 SC-01F」「できるポケット docomo iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット au iPhone 5s/5c 基本&活用ワザ 完全ガイド」「できるポケット+ G2 L-01F」(インプレスジャパン)など、著書も多数。ホームページはこちらImpress Watch Videoで「法林岳之のケータイしようぜ!!」も配信中。