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発作的にauのiPhone 4Sを購入!!

スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコ ンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


発作的にauのiPhone 4Sを購入!!

 2011年10月14日に発売されたアップルのiPhone 4S。iPhone 4S登場当初は「俺はiPhone 5を待ちましょう」とか思っていたのだが、複数の後押し要素があり、思わず発作的に予約注文&購入してしまった。

アップルのiPhone 4S。プロセッサにデュアルコアA5チップを搭載。iOS 5搭載により、パソコンを使わなくてもiPhone 4Sの機能を十分利用できる端末となっている。

 購入したのはiPhone 4S 64GB ホワイトで、キャリアはau。発売日に予約しに行ったんだが、iPhone 4S 64GB/ホワイトでなければけっこー在庫があったもよう。発売日当日にauショップにフラリと入ってiPhone 4Sを購入できたという人も少なくなかったようだ。

 さておき、iPhone 4Sを「発作的に予約購入した」理由などを少々。

 いざ、iPhone 4S発売〜!! となると、やっぱり気になる。iPhone 4ユーザーのサガで、iPhone 4S関連情報収集を禁じ得なかった。すると、未チェック情報や購入者からの情報などでいくつか改めて考えるところがあった───iPhone 4SにはiPhone 4にあった「青カビ問題」(暗めの蛍光灯光源下で撮影すると目立つ画面中央の青い滲み)が解消されたとか、AirPlay Mirroringが使えるとか、siriとかいうスゴそーな人工知能アシスタントが使えるとか、うぬぬ〜気になる!!

 iPhone 4S、いいなあ。それにボディ色にホワイトがあるなあ。容量64GBだと音楽をたっぷり入れる気になるなあ(iPhone 4の32GB版に音楽をあまり入れていない俺)。てな感じで急激にiPhone 4Sに魅力を感じた発売日夕方であり、その後も約16時間程度悶々としたら気絶し、気づいたらauショップで書類にサインしていた。発売日翌日のことである。

 てなわけで以降、ソフトバンクモバイルのiPhone 4→auのiPhone 4Sへ乗り換えたヤツが感じたiPhone 4S使用感などをレポートしてみたい。

即わかったキレイさと速さ

 iPhone 4S(64GB/ホワイト)予約日が10月15日で、購入日が10月24日。64GB/ホワイト版は人気機種だったようだが、1週間少々で入手できたので、大人気超品薄って雰囲気でもないようですな。

 さておき、まずは、auのiPhone 4Sを使い始めて実感したことなどを。

 イキナリ感じたのは、画面表示における発色がより自然であること。俺が使っていた(ロットの)iPhone 4の表示は、十分キレイではあったが、ほんの少し青っぽかったのだ。それからiPhone 4Sと比べると、iPhone 4S表示は(同じ設定でも)やや暗い。iPhone 4はだいたい14ヶ月前から使い始めたが、14ヶ月で液晶こんなに暗くなるのかなぁ……いや、発色の件もあるから、表示デバイスの性能が改善されたのだと思われる。

左がiPhone 4Sで右がiPhone 4。写真ではわかりにくいかもしれないが、iPhone 4Sのほうが青みが少なく自然な発色になったように思う。また、同じ表示設定にした場合、iPhone 4Sのほうが明るい 下がiPhone 4Sで上がiPhone 4。ミュートボタンの位置が少し異なる。ので、iPhone 4用のケース類の一部は、iPhone 4Sで使用できなくなったようだ。ビミョーに嬉しくない変更点、てな気がする iPhone 4SとiPhone 4の違いということではないが、ボディカラーがホワイトだと、ドックコネクタ内部やイヤホンジャック内部までホワイトだったりする。非常に律儀に作られた端末って感じですな

 それから、マップやウェブブラウザでの表示が速いこと。iPhone 4Sの動作速度の高さ、さらにau回線によるデータ転送の速さなどもあると思うが、多くの場面で「あ、速くなった」と感じる。au回線については、俺の行動範囲内だと以前に比べて速いケースが多いので、んー、どうなんでしょう。ソフトバンクモバイル回線よりau回線のほーが速いって結論になってしまうが、あくまでも「俺の場合」って話。接続時間帯やエリアによってはまた違った結果になるのだろう。

 速さについて総じて言えるのは、アプリなどのレスポンスが全体的に良くなったこと。アプリ起動とか明らかに速いっス。まあデュアルコアA5チップ搭載ってコトで当然の結果なのかもしれないが、イラッとする回数がかな〜り減って気分の良いiPhone 4Sである。

 とは言っても、iPhone 4と比べて「劇的に良くなった」という印象は少ない。カメラ機能の刷新や青カビ解消などは「プチ劇的進化」って気もするが、画面表示や表示速度、アプリのレスポンスなどは「iPhone 4でも十分実用レベル」。「iPhone 4Sなら+αの快適さがある」というイメージですな。

 ちなみにiPhone 4SとiPhone 4の違いはココにあるとおり。表面的な印象を述べれば「あんまり変わってナイ」とも言えよう。とか言いつつボディカラーのホワイトは新鮮!! 64GBの容量があるとアプリも音楽も余裕をもって入れられてイイ!! と喜んでいる俺なのであった。

 あと、まだ使用開始後日が浅いのでハッキリしたことは言えないが、iPhone 4S、なーんかiPhone 4より電池の保ちが悪いようだ。ほぼ同じ行動パターン(サイクリングして休憩時にiPhone利用)だと、たとえばiPhone 4のときは帰宅時の電池残量が80%台だったのに、iPhone 4Sだと70%台になった、的な体験をチョイチョイと。バッテリーライフについては、たぶん、iPhone 4のほうが有利なのであろう。

 イキナリ悪い印象だった点もひとつ。これはiPhone 4Sの問題というより、auの問題だと思うが、@ezweb.ne.jpドメインのメール設定が面倒だったりすること。auの「Eメールアドレス (xxx@ezweb.ne.jp) 設定ガイド」のとおり設定すればOKなんだが、その資料を読まずに設定するのは不可能。また、なーんか前時代的な設定手順ですな。まあキャリアメール自体もそろそろ前時代的と言えがちな現在ではあるんですけどネ。

iOS 5が、かなりイイ!!

 iPhone 4Sを使っていてたびたび感じるのは、iOS 5の良さ。これはiPhone 4をiOS 5にアップデートしたときに既に感じていたことだが、非常に優れた順当進化であり、かつ、iOSデバイスユーザーを裏切らない嬉しい進化でもある、と思う。

 俺的結論から言えば、iOS 5対応デバイス使ってるなら速攻でiOS 5へアップデートしたほーがいいスよマジで。iOS 5にすると一部アプリが正常に使えなくなったりし、iOS 5へのアップデート手順も部分的にプチ複雑なので、そのあたりは事前に調べる必要がある。が、同じiOSデバイスを数段快適に使えるようにしてくれる頼もしいiOS 5である。

 たとえば単純なところでは通知センターの刷新。従来はメールなどが来ると画面の真ん中に通知がポップアップしたが、新しい通知センターでは画面上部に通知が一瞬表示され、必要に応じて通知の一覧を見られる。Android端末っぽい通知方式になった感じですな。

 地味なところだが、カメラ機能をよりクイックに使えるようになった。iPhone 4S(というかiOS 5対応でカメラ搭載デバイスの)スリープ時にホームボタンをダブルクリックすると、右下にカメラを起動するショートカットボタンが現れるのだ。また、ボリュームの+ボタンがシャッターボタンとして機能する。これらにより、iPhone 4Sをよりデジカメに近いスタイルで違和感なく活用できる。パスコードロックを掛けていても有効な機能なので、iOS 5対応のカメラ搭載デバイスで頻繁に写真を撮る人には「すげー便利」な機能だ。

 iCloud登場もあって若干嬉しさが減少する新機能でもあるが、Wi-Fiシンクも良い。無線LAN経由でのiPhoneなどとiTunesを同期できる機能ですな。iPhoneとPCをケーブル接続してシンクしまくっていた俺思うに、Wi-Fiシンクはギミックとしては理解できる機能ではあるが、使ってみると魔法みたいな感じ(環境によってはやや遅いけど)。

新しくなった通知センターでは、このように各種通知を一覧表示させることができる。シャッターを開け閉めする感覚で、どの画面からでもクイックに表示/非常時を切り替えられる スリープ状態でホームボタンをダブルクリックすると、このようにカメラ機能を起動するためのショートカットボタンが現れる。iOS 5対応カメラ搭載デバイスでの撮影が超ラクに♪ 無線LANを経由してワイヤレスでのiTunesシンクが行えるようになった。「PC側でiTunesを起動するといつの間にか同期が終わってる」てな使用感。慣れると後戻りできない便利さだ

 無線LANつながりで、AirPlayミラーリングもイカス。現在のところiPhone 4SとiOS 5にアップデートしたiPad 2でしか使えない機能だが、無線LAN/Apple TV経由で、iPhone 4SやiPad 2の表示をソックリそのままハイビジョンテレビで表示できる。ホームボタンをダブルクリックして右に2回フリックすればAirPlayミラーリング機能にアクセスできる。

 てコトは、ももも、もしかしたら「AirPlayミラーリングでHuluをスマートに観られるかも!!」とかコーフンした俺。つまり、iPhone 4SやiPad 2のHuluアプリで再生しているドラマや映画を、そのまま大画面のハイビジョンテレビに映せるかも!! と思ったんですな。

 しかし、結果、拙宅環境では「iPhone 4SやiPad 2で再生しているHuluをテレビに映せはしたものの、音声や画像が途切れがちで実用性は乏しかった」のであった。残念。無線LAN環境を改善したらデキるようになるかな?

 さて、少々脱線してしまったが、こういったiOSデバイスの新しい使い勝手のうち、iPhone 4Sならではの魅力と言えば、Siri(シリ)。音声認識する操作アシスト的機能だ。具体的には、iPhone 4Sに話しかけるだけで、いろいろな情報を表示してくれる。バーチャル秘書、的な。ただし残念ながら、Siriが理解する言語は現在のところ英語(アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語)、フランス語、ドイツ語のみ。日本語への対応は2012年らしい。

 しかし英語でちょっと使っただけでも「Siri、スッゲぇ〜!! これマジで未来!!」と感動できる。たとえば「Weather」と言えば今日の天気を示してくれる。もちろん、情報を示しながらその旨を女性の声で話す。こういう音声認識は、まあ、これまでにもあった。だがSiriの場合、いろいろなパターンの話しかけ方に対応し、また、その反応もさまざま。使っていると「まるでiPhone 4Sと会話しているよう」なのである。

驚異の音声アシスタント機能Siri。現在のところiPhone 4Sのみで使用可能。設定の一般からSiriをオンにすれば使えるようになる どの表示からでもホームボタンを長押し(2秒程度)すればSiriが起動。マイクアイコンが点滅中に英語などで話しかければ機能する 単語を話しかけるだけでも「よかれと判断して」「これだと思われる情報」を提示してくれる。単語だけではダメなケースもある
さらに複雑な内容で話しかけた場合。しっかりと反応した 興味深い機能だが、じつはヒジョーに実用的だったりする 「さいとうさん」の部分(日本語など)は発音してくれない
Siriによる操作に慣れると、タップなど指先の操作よりもずっとスピーディーにiPhone 4Sを利用できる。その感謝をSiriに伝えると、ちゃんと返してくれた!! なになにSiriさん、けっこー話せるじゃん!! というわけでクダケた感じで挨拶してみた。ら、これも返してくれた。どんどんSiriとの会話が楽しくなる感じ 「Yo! Bro!」と言ってみたら全然通じなかったので、「Yo! Brother」と言ってみた。む〜、このフレーズも理解されなかった。若干ノリが悪いSiriさんかも。
きっと誰もが試す「I love you」。「まぁ、アナタ、アップル製品全部にそんなこと言ってるんでしょ」的な返答。ななななんかイイかもSiriちゃん萌え〜!! ちなみにSiriはリストにある各種アプリからの情報を提示してくれる。声によるスケジュールやメモの「文字入力」にも対応。萌えるうえに使える機能なのだ 各アプリ毎にいくつか例文(話しかけるパターン)がサンプルとして表示される。が、これ以外の文章を話しても理解する。また、ユーザーの声のクセも覚える

 Siriでできることは、各種対応アプリ(通話、iPod機能、スケジュール、マップ、メール、ブラウザ、メモなどなど)の操作。キーボードを使える各種アプリへの音声での文字入力(ただし現在は日本語非対応)も可能だ。たとえばSiriに「Note, Siri knows what I mean !」と話せば、メモ帳に「Siri knows what I mean」と入力できる。凄い!! イカス!! すてきっ!!

 最大の難点は俺の英語能力および発音の悪さであり、Siriがなかなか俺の話しかけを理解してくれない点だが、非常に先進的な実用性を持つ機能であることは確かだ。実際、Siriを使うと楽しいし、非常に斬新なスマートフォン体験ができるし、そして何より「siriを使えばiPhone 4Sを何倍も効率良く活用できる(ハズ)」と確信できることだ。

 ぜひ、どうにかiPhone 4S実機に触れて、siriを体験してみてほしい。さっきまでの未来が、今の現実として目の前に現れる興奮を、ズニャーンと味わえると思う。

iPhone 4Sを買うべきか、5を待つべきか

 なーんかiPhone 5とかチョー噂されてますけど、iPhone 4SはパスしてiPhone 5を待つべきなのかなぁ、的にモヤモヤしている人は少なくないと思う。

 俺的意見としては、iPhoneヘビーユーザーほど、現在最新の端末であるiPhone 4Sをゲットしたときの喜びは大きいと思う。iPhone 4から乗り換えてもわかる速度、満足できる新機能群、SiriやiCloudといった新たな体験。それらは「使っているとジワジワとクる良さ」であったり、「やっぱiPhoneいいわ〜」と喜べる先進性であったり、ユーザーを元気にすると思う。

 まだiPhone 4S使用期間の短い俺なんですけど、ふと「iPhone 4はどんなかな」と触ってみると、単純な話、iPhone 4S購入当初にiPhone 4と比べたときよりも、iPhone 4S・iPhone 4間の差が広がっている気がする。多くはレスポンスの差で、たぶんiPhoneヘビーユーザーでなければ「あんまり違わないじゃん」てな程度の差なんだが、俺の場合は「もうiPhone 4に戻れない」てな気分。iPhone 4だとSiri嬢もいらっしゃらないしネ。

 あと、初めてのiPhoneとしてiPhone 4Sを買うのも良いように思う。iPhone 4SはPCフリー。iPhone 4S単体でしっかり使えますしネ。てか、iPhoneって世代を経るたびにハードルが下がりますな。2008年に買ったiPhone 3Gなんて最初はも〜ゴ(中略)って頭キ(中略)窓から(中略)的な端末だったのを考えると、3年チョイでよくもまあここまで進化したと思う。ただ、au版はキャリアメールの設定がメンドいとか細々した制限があるので、事前の下調べを。

 とか言いつつ、恐らくではあるが、iPhone 5はiPhone 4Sを凌駕するものとなって登場するハズ。それに、あと3年待てとかそーゆー話でもなく出てくるんだろうし、iPhone 5を待つ手も大いにアリかと。

 数ヶ月〜1年くらい待てるなら、iPhone 5、かもしれない。
 すぐ味わえる毎日の新しい体験を、数ヶ月〜1年も先延ばしにできないなら……てな話である。

2011/10/31 06:00