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アレもコレもAndroid 4.0へとアップデート♪

スタパ齋藤
1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコ ンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称 衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。


アレもコレもAndroid 4.0へとアップデート♪

 最近、手持ちのAndroid端末が徐々にAndroid 4.0化されてきている。具体的には、MOTOROLA XOOM Wi-FiGALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D、そして先週(2012年の9月6日)にはGALAXY Note SC-05DもAndroid 4.0へとアップデートした。

左から、MOTOROLA XOOM Wi-Fi、GALAXY Tab 10.1 LTE SC-01D、GALAXY Note SC-05D。現在これらの端末のOSは全てAndoroid 4.0にアップデートされた

 Android 4.0(開発コード;Ice Cream Sandwich/ICS)は、スマートフォン向けのAndroid 2.xとタブレット向けのAndroid 3.xを統合したAndroid OS。Android 4.0からはスマホでもタブレットでも同様の機能やUIが使えるようになるもよう。わかりやすくてイイですな。ちなみに、最新バージョンはAndroid 4.1で、開発コードはJelly Bean(JB)。

 で、俺の場合、各端末のAndroid 4.0化でいちばん良かったのがGALAXY Note。とくに新たなアプリが使えるようになり、これが非常に実用的なのがナイスであった。

 また、常時携帯してウェブサイトを多用するGALAXY NoteがAndroid 4.0になったことは意味深い。Android 4.0以降だと、グーグル謹製のウェブブラウザ「Chrome for Android」を使えるようになる。「常時携帯するGALAXY NoteでChromeが使えるようになった」ことで、Android端末以外の端末やPCを含め、ウェブ利用スタイルが一段と快適化した。

 てなわけで以降、Android 4.0にアップデートして良かったことや変わったことなどをザザッとレポートしてみたい。ただ、俺の場合は全部アップデート。とりわけGALAXY Noteの場合はAndroid 2.xに由来するハードウェアキーなどがあり、Android 4.0搭載を前提にして作られた端末とは機能や操作方法などがチト違ったりするので、そのあたりはお含み置きを。


Android 4.0、何が変わった?

 Android 4.0になると何が変わるのかは、「Android 4.0 新機能」などでググったりビングったりしていただければ多数ヒットすると思うので、そちらを、とか書いちゃうと身もフタも無いので目立つところを少々ご説明。

 まず、標準ブラウザがタブブラウザになった。新しいブラウザでは強制的にPC用ウェブサイトを表示することも可能で、ページを保存してオフラインで閲覧したりもできる。Android 3.x(タブレット)で使えた「クイックコントロール」も使えるようになり([設定]→[Labs]→[クイックコントロール]で設定)、片手でもよりウェブブラウジングを行いやすくなった。

 さらにナンと、Googleアカウントを利用したブックマークなどの同期に対応した。つまり、PCなどで使っているChromeのブックマークと標準ブラウザのブックマークがシンクロナイズ。設定は、ホーム画面の[メニュー]→[設定]→[アカウントと同期]で対象となるGoogleアカウントを選んだ後、[ブラウザを同期]にチェックを入れればOK。設定方法は異なるが、後述の「Chrome for Android」を使っても同様の同期が可能だ。

 それから、おもしろいところでは、顔認証によるロック解除の「フェイスアンロック」。Android端末はスリープ状態から復帰させると、いったんロック画面が表示され、スワイプやパターン、PINやパスワードの入力などでロック解除する。これに加え、インカメラでユーザーの顔を認識させてのロック解除が加わったのだ。

新たなロック解除方法として「フェイスアンロック」という顔認証が加わった。端末に顔を憶えさせて使い始める
顔認証に失敗した場合の解除方法も選択。中央の写真が顔認証中で、これに失敗した場合は選択&設定しておいた別の方法で解除を行う

 ちなみに、フェイスアンロックはあまりセキュアではなく、たとえば写真や映像で解除できると思われ、また、似た人の顔で解除されてしまう可能性もありそうだ。ただ、顔認識の確率は高く、こういうヒゲ面でもほとんど顔認証に成功している。ロック解除に時に画面を見るだけでパッとホーム画面が現れる感覚で使えるので、非常に軽快なロック解除方法だと感じる。

 ほか、手軽にスクリーンショットを取れるようになったとか、タスクマネージャーで起動アプリ履歴をサッと表示させてアプリを手早く起動できるとか、ホーム画面にフォルダを作ってそこに複数のアプリアイコンを入れられるとか、端末のパフォーマンスが上がるとか、NFC対応端末では「Androidビーム」と呼ばれる端末同士を合わせるだけのデータ交換(メアドや電話番号や写真などイロイロ)ができるとか、カメラアプリが高機能化したとか、さまざまな部分が新しくなっている。表示の見やすさわかりやすさなども高まるので、できることならAndroid 4.0にアップデートするか、Android 4.0以降を搭載した端末に機種変したいモンですな。


Android 4.0でグッと便利化したGALAXY Note

 前述のとおり、GALAXY NoteもAndroid 4.0化した俺。Android 4.0の多くの機能が使えるようになったほか、GALAXY Note特有のアップデートも行われた。具体的には、たとえばソフトウェアキーボードの左右位置の調整ができるようになったとか、GALAXY Noteの標準アプリとして「Sノート」が加わったとか、手書きメモ系アプリをより便利に使えるウィジェットが追加されたとか。

ソフトウェアキーボードの左右位置(寄り)を変えられるようになった Sメモがよりクイックに使えるようになるウィジェットが追加された 「Sノート」と呼ばれる高機能手書きノートアプリが新規追加された

 このなかでとくに良かったのが、手書きメモ系機能の強化。手書きのフィーリングやSメモに関してはこちらの記事をお読みいただきたいが、GALAXY Noteの使いやすさがグッとアップした感じ。

 たとえばウィジェット。画面をタップするだけで新しいSメモを開いたり、タップするだけで入力タイプを指定した状態で開くことができる。これまでは、画面をタップしてSメモを開く→新規作成を選ぶ→入力タイプを選ぶ、というステップがあったが、ウィジェットを使えば画面をタップするだけで即入力開始状態となり、超クイックに使えるようになった。

 それから新たに加わった「Sノート」アプリ。「わー新しい手書き系アプリだ〜」と喜んで使ったら、30分後には感動していた。いい意味で激ヤバなアプリだと言えよう。

 従来からあったSメモは、手書き入力に主眼を置いたアプリではある。が、付属デジタルペンで筆圧入りの手書き入力を行えるのに加え、ソフトウェアキーボードなどからテキスト入力したり、画像を貼り込んだり音声を録音したりすることもできる。たとえばSメモに写真を貼り、そこに何の写真かを手書きし、さらに音声メモを付加するような使い方ができる。

 新しく加わったSノートを大雑把に言えば、このSメモの機能に4種類の「便利ツール」と筆跡の記録再生に対応した「スケッチレコード」機能が追加されたアプリだ。やはり手書き重視ではるが、新たなツール/機能が、手書きで行えることの幅をさらに広げたような印象がある。

 4種類の便利ツールは、手書きで入力した数式をテキスト変換する「数式マッチング」。手描きの図形をキレイに描画し直す「図形マッチング」。手書き文字のテキスト変換を行う「手書き−テキスト変換」。数式や英単語の解や意味を検索できる「ナレッジ検索」となる。

 それから「スケッチレコード」機能は、手書きで描いた線〜筆圧〜速さまで全て記録し、描いていく様子を再生できる機能だ。地図画像上に目的地までのルートを「線の動き」で表現すれば、よりわかりやすく伝えられる。また、消しゴム機能で線を消していく様子も記録されるので、アニメーション表現的に利用することもできる。

便利ツールは4種類。これは図形マッチングを行った様子だ。写真中央がフリーハンドで描いた図、写真右が図形マッチングにより清書された図
手書きで数式を書くとテキストの数式として清書される数式マッチング。数式入力後に[検索]をタップすれば、数式の解やグラフなどが表示される。
手書き−テキスト変換は、英語、韓国語、日本語に対応する。英語で入力した場合に限り、英単語の意味を「ナレッジ検索」で調べられる
スケッチレコード機能は、描いた様子をそのまま記録/再生する機能。写真左が描き終えた状態。写真中央と右は描きつつあるところを再生している様子。線の色や太さはもちろん、筆圧や描画速度も完全に再現される

 ちなみに、数式の検索やナレッジ検索は、Wolfram Alphaという外部サイトを利用したもの。なので、この機能は端末がオンラインの状態でないと使えない。

 ともあれ、そーとーイロイロなことへ応用が利きそうなSノート。GALAXY Noteユーザーならぜひ、Android 4.0へアップデートしてSノートもゲットして欲しい。なお、2012年9月7日の時点では、このアップデートはパソコン経由(Samsung Kies使用)でないと行えないようだ。


全端末でブックマーク同期♪

 Android 4.0に対する俺的な価値は、前述の各要素もイイとは思うんだが、それ以上にウェブブラウザの「Chrome for Android」アプリを利用できるのが大きい。Android用のChromeだが、コレ、Android 4.0以降じゃないとインストールできないのだ。

 Chrome for Androidは、ページのレンダリングも速くシンプルに扱えるタブブラウザだが、スゲく強力なシンク機能が超越的で猛烈な魅力だと言えよう。すなわち、ほかのプラットフォームのChromeと、ブックマークやID/パスワードやアドレスバーのデータや開いたタブを同期しまくっちまうんでありやがる。って言葉がヘンになるほど、便利でしょうがねえ機能であり、もうコレ無しでは生きていけない級の快適さなのだ。なお、同期はGoogleアカウント経由で行われる。

各プラットフォーム用のChromeを使い、ブックマークを同期した様子。左がAndroid 4.0を適用したGALAXY Note上のChrome、中央がiOS用Chrome、右がPC用Chromeで「その他のデバイス」で開いているタブを一覧したところ

 現在の俺は、デスクトップPC(Windows 7)、ノートPC(MacBook Air)、タブレット(iPad、XOOM、GALAXY Tab 10.1)、スマートフォン(iPhone、GALAXY Note)を使っている。で、それぞれにChromeをインストールしている。OSなどが異なる7台の端末なんですけど、Chromeに関しては「全部同じブックマークや登録ID/パスワード」を使えるのだ。
 たとえばこういうコトありません?

 デスクトップPCでせっせとサイトを探し、ブックマークを登録し……たのはいいけど、ノートPCやモバイル端末にブックマークを送るなどし忘れたため、せっかくのブックマークがデスクトップPCのなかに〜!! 的な。

 あるいは、通販サイトなど会員制サイトへのアクセス。いつもはウチで使っているからID/パスワードは自動入力できているが、新しく使い始めたノートPCではソレができない。出先でおなじみのサイトにログインしようとした……けど、まだID/パスワードを記憶させてないからデキナイ〜!! みたいな。

 Chromeの同期機能を使うと、こういう問題はほぼ起きない。同期も数秒〜十数秒程度で行われるので、タイムラグによる同期ミスもほぼ起きない。各プラットフォーム、だいたい同じフィーリングで使えるブラウザにいつも最新のブックマークがあり、どの端末を使っていても多くのサイトへ自動ログインが可能♪ 便利〜♪ というわけだ。

 各端末のChromeからほかの端末のChromeで開かれているページを開けるのもプチ便利。たとえば移動中にスマホのChromeでウェブページを閲覧していた。そして帰宅。PCやタブレットのChromeを開けば、すぐにページ閲覧の続きを行える、てな利便。

 PCやタブレットの場合、ポータルサイトをiGoogleにしていたりすると、さらに便利っすよ。どの端末でも「サクッと必要な情報からブラウズし始められる」という点で。ただ残念なことにこのiGoogle、2013年11月1日以降は利用できなくなる。サービス終了だそうで。新しいポータル、それまでにどうにかしなくちゃ。

 ともあれ、この超越的に便利なChromeのために、Android 4.0にアップデートするって方向性も大アリだと思う。Android 4.0にアップデートして「やった〜」と喜んでいる人のなかには、少なからず「やった〜(これでChromeが使える〜)」という人がいると思う。





2012/9/10 06:00