スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

打鍵感も良さゲなソーラー充電式キーボード

打鍵感も良さゲなソーラー充電式キーボード

 今回のネタはロジクールの「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」。Mac/iPad/iPhone向けのソーラー充電式ワイヤレスキーボードですな。ネット通販にて6000円弱で購入した。

ロジクールの「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」。Mac/iPad/iPhone向けのソーラー充電式ワイヤレス(Bluetooth)キーボードで、3つまでのApple Bluetoothデバイスを切り替えつつ使える

 ちょっと前に「iPad miniと合体するBluetoothキーボード」の「Ultrathin Keyboard mini (TM710)」について書いた。その後もそのTM710を使ってきたが、やはり使用頻度が高まると、キーボードサイズの小ささが気になってくる。

 TM710は、なかなか快適なミニキーボードだが、多用するとなると一部の圧縮されたような小さなキーが押しにくく感じられる。たくさん&速く打とうとするとタイプミスも出る。そのたびに微妙に「イラッ」とするんですな。まあミニキーボードだからしょうがないのだが。

 しかし、あらかじめ「出先でたくさん入力する必要がある」とわかっていたら、それなりのキーボードを持ち出す方がいいなあ、と、当然の考えに至った。そこで携帯可能でありかつ打鍵感が良さそうなBluetoothキーボードを探し、「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」に行き着いた。テンキーレスだがフルサイズのキーボードなので、これなら出先でも快適に使えそうと考えて買ってみたというわけだ。

 以降、「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」の機能や使用感についてレポートしていくが、結論から言えば「非常に快適に使えるキーボード」だと感じた。打鍵感自体も良いが、それ以外の機能性がけっこーイケてて便利。打鍵感、機能、ポータビリティを兼ね備えた逸品かもしれない。

英語配列のBluetoothキーボード

 さて、まず「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」(以下、k760)の概要から。前述のとおり、Mac/iPad/iPhone向けのBluetoothキーボードで、ソーラー充電式。太陽光や室内の照明により充電され、一度フル充電すると「約3カ月間、全くの暗闇でも使用できる」という。

 このキーボードを買った理由は、キー配列やサイズ、それから可搬性がまずあるが、それに加えてソーラー充電式ってのも大きかった。ソーラー腕時計よろしく、たまに日光浴させたりすれば、恐らく電池切れの心配は無用と考えたのだ。ぶっちゃけ、俺にとっては「あまり頻繁には使わないモバイルキーボード」となるk760、出先で電池切れの憂き目に遭わなさそーなのが良さゲである。

 話を戻して、k760のスペックの続き。キー数は78で、英語配列。キー配列はファンクションキー部分を除き、Mac用USキーボードとほぼ同じですな。キー構造はパンタグラフ式で、キーピッチは19.5mm、キーストロークは2mm、押下圧は60gとなっている。

 本体サイズは、幅293×奥行164×高さ16.2mmで、質量は500g。常時携帯には少々大きめ重めだが、「出先でたっぷりタイプするから」という前提があれば、機材として持ち運ぶに苦にならないサイズ/質量だと思う。

キーは十分なストロークがあり、ほぼフルキーボードと同様のキーサイズ/キーピッチだ。キー配列はUS配列で、Mac/iPad/iPhone向けのファンクションキーがある。キーボード上部がソーラーパネルになっている

 特徴的なのは、3つのApple製Bluetoothデバイスとペアリングできて、k760上のキーを押すだけで接続先のデバイスを切り替えられるという点。誤解を恐れずに言っちゃうと「k760はキーボード切り替え器を内蔵している」という感覚で使えるのだ。詳しくは後述するが、これには「なるほどネ♪」的な利便が感じられる。

打鍵感は良好、いきなりタッチタイプ可能♪

 さてさて、早速使用開始。iPadなどとBluetooth接続し、k760から文字入力してみる。で、その結論から言っちゃうと、ヒッジョーに快適にタイプできるキーボードだと感じた。打鍵感もキー配列も俺的に非常にシックリきた。使い始めて間もなく、快適にタッチタイプできるようになった。

iPadやiPad miniとペアリングさせて使ってみた。k760自体には、iOSデバイスを立てるようなギミックはないので、基本的には端末とキーボードをセパレートで使う。キーボード裏面にはしっかりした滑り止めが5カ所ある

 キーボードとしては薄く軽いが、十分な剛性の高さがあるので、危なげなくタイプできる。若干クリック感を伴う打鍵感も小気味よく、「ノッて文字入力できるキーボード」だと感じる。

 携帯性も悪くない。キーボードのサイズは前述のとおり幅293×奥行164×高さ16.2mmで、質量は500g。A4ファイルのような感じでビジネスバッグにスッと収まる。

打鍵感が良く、キーボード自体の剛性も高い。非常に薄くてスマートなキーボードなので、若干重めという点を除けば携帯性も十分高い

 俺の場合はモバイル目的でk760を購入したわけだが、室内で常用するキーボードとしても問題ナイですな。むしろ「いつもの使い慣れたキーボードで、MacやiPadやiPhoneに文字入力」という使い方が正しいかもしれない。「デスクトップのMacで使っているキーボードだけど、持ち出してiPad/iPhone用キーボードとしても使える」的な。

 ただ、k760、専用ケースが欲しくなりますな。見た目もキレイなキーボードなので、持ち運びのときに傷を付けたくない&汚したくないという気分である。

接続先切り替えもファンクションキーも便利

 k760の大きな特徴のひとつとして、「キーを押すだけで接続先のデバイスを切り替えられる」という機能がある。あらかじめ3つのBluetoothデバイスとペアリングしておけば、以降、k760上のキーを一押しすれば、接続先をクイックに切り替えられるのだ。

Bluetoothデバイスと接続するためのペアリングスイッチは、キーボード裏面にある。3つのBluetoothデバイスとペアリングでき、k760のキー操作だけで接続先を変えられる。ちなみに、電源ボタンはスライドスイッチ式で扱いやすい

 率直なところ、俺の利用スタイルではそーんなに出番が多くない「k760からの接続先切り替え機能」ではある。が、MacとiPadとiPhoneを併用しているようなケースだと、「k760の操作だけで接続先を変えられる」のは物凄く便利だと思う。k760だけを操作すれば済むからだ。

 俺の場合、2台のiPad miniを、汎用と音楽専用として使い分けている。で、両端末でキーボードを使いたくなることがあるわけですな。汎用のiPad miniではメモやメールを書いたり、検索したり。音楽専用のiPad miniでは、曲を検索したり、ネットでアーティストについて調べたり。この使い分けでも、k760上のボタン一押しで接続先を切り替えられるのは煩雑さナシであり手軽で良い。

 それから、ファンクションキー類もまずまず便利。ただ、「Ultrathin Keyboard mini (TM710)」ほどは高機能でなく、スリープへの移行など細かな機能は持たないようだ。なお、ファンクションキーはMac OS/iOS兼用となっていて、それぞれのOSで使った場合の機能などは少々異なる。

キーボード上部に並ぶファンクションキー。Mac OSとiOSで使用できるキー/機能が異なる。※図はk760説明書より抜粋

 てな感じの「Logicool Wireless Solar Keyboard k760」。個人的には「打鍵感を重視しつつコンパクトキーボードを選ぶ」なら要チェックだと思う。でもまあホントは、いつもはデスクトップでメインに使い、たまに持ち出すこともできるって感じの製品なんでしょうな。

 さておき、打鍵感も良く、ペアリングした機器をキーボード側から切り替えられて快適であり、ソーラー充電の安心感〜ラクさを兼ね備えていて、6000円弱で手に入る。実用性もコストパフォーマンスも高いと思われるので、英語配列派なら一度チェックしてみてほしい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。