スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

「Nexus 7 (2013) LTE」がスゲ〜く良い

「Nexus 7 (2013) LTE」がスゲ〜く良い

Googleの「Nexus 7 (2013) LTE」。ASUS製のAndroidタブレットで、7インチ液晶を搭載

 2013年の8月28日に発売された「Nexus 7 (2013)」。ソレを使って「イイ感じ〜」と思った俺は、「Nexus 7 (2013)」のSIM対応バージョンである「Nexus 7 (2013) LTE」を予約注文。発売日の2013年9月13日に手に入れ、即、使い始めた。

 で、この「Nexus 7 (2013) LTE」、使い始めてまだ日が浅いんですけど、も〜非常にイイんである。「Nexus 7 (2013)」との違いはSIMが挿せるってコトくらいであるが、その僅かな違いがスゲく大きな実用性の差へと直結している。

 いやほんと、「Nexus 7 (2013) LTE」にSIMを入れて使い始めてからというもの、この端末ばっかり使用中。世の中は「iPhone 5s/5c」祭りな感じだが、俺内部は「Nexus 7 (2013) LTE」祭りの真っ最中なのである。
 てなわけで以降、「Nexus 7 (2013) LTE」のデータ通信方面の実使用感などをレポートしてみたい。なお、「Nexus 7 (2013) LTE」の基本的な部分は「Nexus 7 (2013)」と同様なので、ハードウェア面の使用感等々は本連載バックナンバー「イイ感じに進化した新型Nexus 7」(http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapa/20130902_613550.html)をお読みいただければと思う。

「Nexus 7 (2013) LTE」は、LTE対応で国内キャリアのSIM(マイクロSIM)を挿して通信できる。内蔵ストレージ容量32GBの1機種のみが販売されていて、価格は3万9800円。右の写真は「Poetic Slimline Case for Google Nexus 7 2nd Gen 2013 (Black)」というケースを装着した様子

ASUS Shopでお得っぽいSIM付き版を購入

 購入したのはASUS Shopで売られている「Google Nexus 7(2013)-LTE+IIJmioプリペイドパック」というパッケージ。価格はGoogle play ショップで売られている「Nexus 7 (2013) LTE」と同じ3万9800円。じゃあオマケ的にSIMが付いてるほーを、と。

ASUS Shopで購入した「Google Nexus 7(2013)-LTE+IIJmioプリペイドパック」。「Nexus 7 (2013) LTE」と「IIJmioプリペイドパック」のセット品ですな。「IIJmioプリペイドパック」は、電話でピポパ的な開通手続きをするだけで使用可能になり、500MBまでデータ通信ができる

 付属するSIMである「IIJmioプリペイドパック」は、500MBまでデータ通信ができる使い切り的なSIM(継続使用も可能)。オマケ的とは言っても、500MBとなるとかなり使いでがあり、IIJ曰く「Yahoo!トップページ(モバイル版)を約1705回表示できる容量」としている。なおこのASUS ShopのSIM付きパッケージは「2013年8月26日(月)〜10月31日(木)までの期間限定キャンペーンパック」とのこと。

 ちなみに、「IIJmioプリペイドパック」はドコモ回線を使ったMVNOサービスなので、LTE回線自体はドコモのXiと同等。使う場所にもよるが、状況が悪くなければ「おっ♪」と喜べる速度で通信が可能だったりする。

 さておき早速、「Nexus 7 (2013) LTE」に「IIJmioプリペイドパック」のSIMを挿してセットアップ♪ IIJmioのSIMは「IIJmio高速モバイル/Dサービス」でも使っているからセットアップは恐らくスムーズ。通信事業者とAPN(アクセスポイントネーム)を設定する程度で済むハズ……とか思って「Nexus 7 (2013) LTE」にSIMを挿したらビックリ。ほぼ全自動で設定が完了した。

本体裏面左下にSIMスロットがある。挿せるSIMサイズはマイクロSIM。SIMを挿したら自動的にAPN設定が完了し、通信可能になった。あらラク♪ 国内各キャリアのLTEネットワークに対応している

 あらま、ラクですな。いいのか、こんなにラクで!? てゅーか、いいですネ。

 ちなみに、「Nexus 7 (2013) LTE」が対応するLTE周波数帯には2.1GHz(バンド1)/1.8GHz(バンド3)/900MHz(バンド8)が含まれている。ので、スペック的には国内キャリアのLTE全てに対応することになる。

アタリマエだが、SIM入りは快適♪

 端末にSIM入れたら即座に使い始めた俺なんですけど、やっぱり便利ですね〜回線入りNexus 7。いつでもデータ通信可能。スマートフォン感覚で使える7インチタブレット。……ってアタリマエのコト言ってますけど、じつに快適に使える。

 Wi-Fiのみ使用可能の「Nexus 7 (2013)」も、外に持ち出して使っていた。テザリングでデータ通信していたのだ。具体的には、「iPad mini Wi-Fi + Cellular (au)」と「Nexus 7 (2013)」をBluetooth接続し、Bluetoothテザリングを使っていた。

 このBluetoothテザリングの場合、「iPad mini Wi-Fi + Cellular (au)」側の操作は不要で、「Nexus 7 (2013)」上でテザリングの使用開始/終了を行える。Wi-Fiテザリングの場合、回線提供側のホスト端末でテザリングをオンにするなど操作し、その後にクライアント端末を利用するので、若干手間がかかる。けど、Bluetoothテザリングならそういう手間が少ない。ので、「Nexus 7 (2013)」に回線が入っているような感覚で、かなり手軽に使えていた。

 ちなみに、iPhoneでもBluetoothテザリングが可能。だが俺の場合、電池の保ちや端末としての使いやすさを重視し、ちょっと重めだが、「iPad mini Wi-Fi + Cellular (au)」を携帯していたのであった。これに「Nexus 7 (2013)」も加わっていたのだから、いつもけっこー重めのバッグを携帯していた感じである。

 さておき、やはり端末にSIMが入ると激便利♪ テザリング云々を考えずに、必要なときに即、データ通信できるからだ。Bluetoothテザリングは設定手順も少なくて快適だが、SIM入り端末なら設定云々を意識することさえ不要で超ラク。また、Bluetoothテザリングは速度が遅いが、LTE対応SIMでのデータ通信は「十分速い」と感じられることが多く、速度面でも快適で実用性が高い。

 余談だが、「Nexus 7 (2013) LTE」にSIMを挿したそのときから、「iPad mini Wi-Fi + Cellular (au)」の使用頻度は低下。同時に荷物が軽くなったりも。ありがたや「Nexus 7 (2013) LTE」、とか思った。

モバイルルータとしての「Nexus 7 (2013) LTE」

 SIMを挿した「Nexus 7 (2013) LTE」は、LTE対応モバイルルータとしても、かな〜り、イケてる。バッテリーはよく保つし、複数のタイプのテザリングを行えるからだ。

SIMを挿した「Nexus 7 (2013) LTE」は、3種類のテザリングを使える。クライアント側端末との接続を、USB、Wi-Fi、Bluetoothから選べるようになるわけですな

 スクリーンショットのとおり、「Nexus 7 (2013) LTE」は「USBテザリング」「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」「Bluetoothテザリング」を利用できる。全対応な感じ。

 ちなみに、「USBテザリング」はデータ通信したい端末と「Nexus 7 (2013) LTE」をUSB接続してのテザリング。「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」は、「Nexus 7 (2013) LTE」をWi-Fi接続のモバイルルータのように使うテザリング。「Bluetoothテザリング」は、データ通信したい端末と「Nexus 7 (2013) LTE」をBluetooth接続してのテザリングとなる。

 電池の保ちは、「Nexus 7 (2013) LTE」自体をどの程度使うか、どういうアプリを使うかによってかなり異なってくると思うが、大雑把な印象を言えば「テザリングを多用しても電池がかな〜り保つ」という感じ。Wi-Fiテザリングを多用しても、一日を通してバッテリーの心配をせずに済むケースが多いと思う。

 しかしまあ、テザリング何でも対応だし、電池もよく保つし、もちろん快適に使えるパフォーマンスとサイズのAndroid端末でもあるSIM入り「Nexus 7 (2013) LTE」。モバイルルータキラーかもしれない。

メモリカードスロットが欲しいけど……

 まだ短期間ながら、毎日ガシガシと「Nexus 7 (2013) LTE」を利用中である。そうしていて感じる「Nexus 7 (2013) LTE」の難点は、えーと、ん〜と、あ、アレか、メモリカードスロットが欲しいということ。USB接続で外部メモリカード類を使えはするものの、「Nexus Media Importer」アプリを使う必要があったりして、いまいちスッキリしない。

 それと、これは「Nexus 7 (2013) LTE」の問題ではないのだが、iOS端末ほどは多彩にアクセサリ類が発売されていないこと。スッゲく使える端末なので、ナイスなアクセサリがもっと増えてくれると嬉しい。

 もうひとつ、やっぱり2013年の「Nexus 7」シリーズはちょっとお高いですな。「Nexus 7 (2013) Wi-Fi 16GB」が2万7800円、「Nexus 7 (2013) Wi-Fi 32GB」が3万3800円、「Nexus 7 (2013) LTE 32GB」が3万9800円。使ってみてその実用性がわかると割高感がだいぶ薄れるのだが、2012年モデルほどは「とりあえず買っちゃえ!!」的には飛びつけない価格である。

 感じた難点はそのくらいで、ほかは「Nexus 7 (2013) LTE」には不満を感じていない。超便利。その便利さにより、前述のとおり「iPad mini Wi-Fi + Cellular (au)」の使用頻度が下がり、さらには常用のスマートフォンの使用頻度も低下。スマートフォンを充電スタンドに乗せたまま1日が過ぎてしまうこともあるほどなので、何度か「スマホやめてフィーチャーホンにしようかな」と考えたりも。

 まあスマホはスマホで使い続けますけどネ。Googleに預けている各種データが「電話機だと利用できない」となると残念。スマホもタブレットもシームレスに同じデータが扱える環境は、やっぱり捨てがたい。

 しかしまあ、SIM入り「Nexus 7 (2013) LTE」の役立ちっぷりを体感すると、たびたび「スマートフォンやモバイルPCでやってるコトの多くはこの端末だけでデキちゃうなぁ」と思う。「Nexus 7 (2013) LTEが通話に対応したらスマホ要らなくね!?」と思ったりも。これからスマートフォンを買おうと考えつつフィーチャーホン使っている人は、あるいはSIM入り「Nexus 7 (2013) LTE」を導入すれば、スマホに乗り換える必要がナイかもしれない。

 ノートPCについてもいろいろ考えてしまう。WindowsやMacOSがなければできないことはまだまだ多いとは思うが、WindowsやMacOSじゃなくてもAndroidでデキちゃうこともかな〜り増えた。そしてSIMが挿せるしサイズ的に使いやすいし携帯しやすい「Nexus 7 (2013) LTE」は、なんかノートPCキラーにもなっちゃうかもしれない。

 ともあれ、恐らく非常に多くの人が「あ〜コレは便利」と思うに違ぇねえ「Nexus 7 (2013) LTE」。個人的には「Nexus 7 (2013) LTEとIIJmio高速モバイル/DサービスがあればだいたいOK」という結論も出つつあるのだが、それは置いといて、非常にイケてる7インチAndroidタブレットなのでゼヒ一度イジってみて欲しい。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。