スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

新型iPadのワタクシ的運用スタイル

新型iPadのワタクシ的運用スタイル

 ちょいと前に発売された最新型iPad×2機種。「iPad Air 2」と「iPad mini 3」ですな。予約受付が2014年10月18日から開始され、10月20日の週から出荷が開始されたわけですが、ワタクシは結局両方とも購入しました。

アップルの「iPad Air 2」と「iPad mini 3」。どちらもアップルストアからSIMロックフリーモデル(Wi-Fi + Cellularモデル)を購入しました。どちらもiPadとしては初めて指紋認証センサー「Touch ID」を搭載した世代です。

 ワタクシの場合、これまで「iPad Air (WiFi + Cellular)」と「iPad mini Retinaディスプレイモデル (Wi-Fi + Cellular)」を使ってきました。後者は今の「iPad mini 2」のことですな。

 そこから「iPad Air 2」と「iPad mini 3」に乗り換えたカタチですが、当初は「今回の新型iPadは両方パスかな〜」とかテンションが低かった感じです。が、思い切って買い換えることに。

 理由は「Touch ID」が使えるから。指紋認証センサーによるロック解除ができるからです。既にお使いの方はご存知だと思いますが、「Touch ID」はホ〜ント便利。

 まず、ホームボタンに指を置く程度で端末のロック解除できること。これまではiPadを使うたびに画面をタップしてパスコードを入力していたわけですが、これが一切不要となり、ラク♪ 改めて思いますが、これまで何度パスコードを入力してきたのかな、と。

 毎日何度もiPadを使うので……まあ1日10回ロック解除したとして、1カ月で300回程度、半年で1800回程度、1年で3600回程度。4桁のパスコードだと3600×4=14400タップであって、これはもう作業料金が発生しそうな頻度です。でも「Touch ID」が使えると、ホームボタンに触れる程度でロック解除完了なので、「わ〜面倒が消えた♪」という気分であります。

 もうひとつ、iPadをより安全に使えるようになったこと。具体的にはショルダーハック(肩越しにパスコードを盗み見されること)的なリスクを減らせるわけですな。上記のように通算で何度もロック解除をしていたわけですから、軽減したリスクも大きなものだと思います。

 ただ、それ以外の面では、「新型iPadに乗り換えなくてもいいかもね〜」的な平凡さです。「iPad mini 3」については、従来機種に「Touch ID」が追加されただけ的な進化。「Touch ID」に強い魅力を感じなければ「前の機種とだいたい同じだろ?」とスルーされちゃう端末かもしれません。また、「iPhone 6 Plus」は「iPad mini」的な画面の見やすさやソフトウェアキーの大きさがありつつ「Touch ID」も使えます。「iPad mini 3」は、人によってはますますビミョーなタブレット端末に見えるかもしれません。

 ただ、「iPad Air 2」は従来機からの買い換えもアリな気がします。体感できるほど軽く、薄くなったので、より容易に携帯できるようになっています。また、プロセッサが「A8X」となり、確かRAMも2GBになったそうで、いろいろな瞬間にその「速さ」を体感できたりして快適です。

 それでも、「iPad Air 2」の進化はやや平凡気味かもしれません。「iPad Air」を持っている人は「乗り換えるほどじゃないかもな〜」と考えがちかもしれません。

 さておき、最新iPadは両機とも、従来機から大胆な進化を遂げたとは言いにくい端末というイメージではありますので、今回はこれら端末のワタクシ的運用スタイルについて書いてみたいと思います。

「iPad Air 2」と「iPhone 6 Plus」を多用中

 現在、iOS端末としては「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「iPad mini 3」「iPad Air 2」を使用中のワタクシ。えっ? 4機種も!? そうなんです4機種使用中でiOS 8.1マニアみたいになっております。ともあれ、それぞれどう使い分けているのか書いてみます。

使用中の4機種、「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」「iPad mini 3」「iPad Air 2」です。主には「iPhone 6 Plus」と「iPad Air 2」を使っています。

 まず「iPhone 6」ですが、これは自分用の端末として使用頻度がかなり落ちてしまったので、現在はテスト用端末として使っています。AirDropやFaceTime、iMassageを使ったとき、相手の端末はどう反応するか、とかイロイロなテストですな。テスト用端末としてはたいへん役立っています。

 で、「iPhone 6」の使用頻度が落ちた理由。ココにも書きましたが、ワタクシは片手でスマートフォンを扱わないヤツであり、ポケットに入れて携帯せずバッグに端末を入れるヤツであり、人混みでスマートフォンやタブレットを使わないヤツなので、単純に「iPhone 6 Plus」の画面サイズについて、「見やすい」「操作しやすい」といった大きめのメリットを感じています。「iPhone 6」のサイズからくる「胸ポケットにも違和感なく入る」とか「片手でもまあ快適に操作できる」という使い勝手にあまりメリットを感じないというわけです。

 もうひとつ、iOS 8になって純正以外の(ソフトウェア)キーボードをiOS上で汎用的に使えるようになりました。iOSでも自由に日本語入力システムを選べるようになった、と。個人的には、MetaMoJiの「mazec」を超愛用しており、iOS端末への文字入力効率がかなり高まったと感じています。

「iPhone 6 Plus」で日本語入力システム「mazec」を使っている様子。指先でも静電容量パネル対応スタイラスでも、手書き文字入力ができます。手書き文字認識精度が高く、予測変換も効率が良いと感じられます。

 この「mazec」は手書き文字入力のための日本語入力システムですが、指先やスタイラスで文字を書いて入力します。画面が大きいほうが実際に文字を書くスペースも広くなり、文字を大きく書けるので入力ミスが少なくなります。ので、画面が大きい「iPhone 6 Plus」を使いがち。そんな理由もあり、通話可能なiOS端末としては「iPhone 6」より「iPhone 6 Plus」の使用頻度が極端に高くなったワタクシなのでした。

 その「iPhone 6 Plus」ですが、これは常時携帯して多用中。外出時も在宅時もいちばんよく使う端末です。まだ「iPhone 6 Plus」に最適化されたアプリが少ないのが残念ですが、徐々に増えてはいるようです。たぶんこの端末は、時間ととも使いやすさが増していくことでしょう。

 そして「iPad mini 3」。「iPad mini 2」を使っていた頃と比べると、その使用頻度は下がっている感じです。これは画面サイズの近い「iPhone 6 Plus」があるからです。使用感や利便性が若干カブるので、より携帯性が高くて通話もできる「iPhone 6 Plus」を選ぶケースが増えているわけですな。

 しかし、それでも「iPad mini 3」をけっこー使っています。主に「荷物を軽くしたいが、読みやすさや書きやすさはなるべく保ちたい」というシチュエーションで大活躍。数十分〜小一時間の待ち時間があるかも的な状況ではモッテコイです。SNS、電子書籍、ウェブなど、オールマイティに使える暇つぶし端末になります。「iPhone 6 Plus」より大きな画面で、一度に表示される情報量も多いので、ラクしつつ楽しめます。

 自宅で超多用するのが「iPad Air 2」です。大きい方のiPadとしては最軽量の世代で、片手だけで持って長時間使っても疲れないので非常に気に入っています。前述の「mazec」を使ってやや長いメールもけっこー書いたりしております。仕事はデスクトップPCでこなしていますが、仕事がない日は「iPad Air 2」ばかり使っている感じです。

 実は「iPad Air 2」、「iPad mini 3」より外に持ち出す頻度が高かったりもします。携帯時のサイズ・質量的メリットは「iPad mini 3」のほうが大きいわけですが、画面の大きさからくる文字の見やすさやソフトウェアキーボード類の使いやすさは「iPad Air 2」のほうがイイ感じ。

 また、「iPad Air 2」はほぼB5サイズで444g(Wi-Fi + Cellular モデル)。大きめタブレットではありますが、本やノートに近い感覚で気楽に持ち歩けます。ので、より快適に使える「iPad Air 2」を多用しがちというわけです。

 ひとつ気がかりなのは、今後、「iPhone 6 Plus」に最適化されたアプリが増えた頃、どう考えているか? ということです。「通話用端末はどうせ携帯するんだから「iPhone 6 Plus」だけ持ち歩けばいいや」という考えになりそうな気が。「iPad mini 3」はカワイイし便利なのでかなり気に入っています。それだけに、「iPad mini 3」の使用頻度がさらに落ちてテスト用端末になったりするかも〜と考えると、な〜んか複雑な気分です。

今時のスタイラスは快適〜♪

 前述のとおり、各iOS端末で日本語入力システム「mazec」のiOS版を多用しています。ちなみに、iOS 8以降を使い始めてからイロイロな日本語入力システム(iOS用キーボード)を使いましたが、現在はアップル純正キーボードと「mazec」だけを使っています。

 そうし始めてアレコレ試したのがスタイラスです。2年くらい前かそれ以前に静電容量タッチパネル対応のスタイラスをイロイロ使いましたが、それ以降はあまり積極的にスタイラスを使っていませんでした。久々に現行の静電容量パネル対応スタイラスに手を出した感じですが、最近は高品質なスタイラスがいろいろありますネ〜♪

使用して好印象だった静電容量パネル対応スタイラス各種。写真左は、左からワコムの「Bamboo Stylus」(旧型)、「Bamboo Stylus solo 3rd Generation」(新型)、「Bamboo Stylus duo 3rd Generation」(新型)です。旧型と比べると書き味が全然違いますな。写真右は、左からMetaMoJiの「Su-Pen P201S-MSBN (Su-Pen mini)」、プリンストンの「nano PSA-TP5シリーズ」、JTTの「Renaissance」です。

 実は「mazec」を使い始めてから、何本も静電容量パネル対応スタイラスを買いました。書き味探求、みたいな。驚いたのは、同じ静電容量パネル対応品でも使い勝手がまるで違うことです。中には「かなり強く画面に押しつけないと何も書けない」という非常識な製品もありました。もちろん端末表面には保護フィルムなど貼っていない状態で、です。こういうイマイチなスタイラス、けっこーありました。そんな体験をしたので、上に挙げたのは「使ってみて十分実用的で好印象となったスタイラスだけ」としています。

 ちなみに、老婆心から申し上げますと、購入前に試用できないスタイラスを買う場合、「即座に返品」を頭の片隅に入れておいたほうがいいかもしれません。購入後すぐに、パッケージを破損させないように丁寧に開梱し、手持ちの各端末で書いてみて、パッケージの説明などと食い違う性能だったらスグに返品&返金をお願いする、みたいな。とか書いちゃうほど、「ええっ何このスタイラス〜ダメじゃんウソじゃんゴミじゃん〜」てな感じの粗悪スタイラスを買っちまったワタクシでした。

オススメの静電容量パネル対応スタイラス各種

 ともあれ、気を取り直して。以下、それぞれのスタイラスについて簡単に書いてみたいと思います。

 まずはワコムの「Bamboo Stylus solo 3rd generation」と「Bamboo Stylus duo 3rd generation」。前者「solo」が純粋なスタイラスで、後者「duo」はボールペンも内蔵しているスタイラスです。直販価格は、前者「solo」が2138円(税込)、後者「duo」が3218円(税込)。

ワコムの「Bamboo Stylus solo 3rd generation」。シンプルなスタイラスです。キャップが付属しています。
ワコムの「Bamboo Stylus duo 3rd generation」。ボールペン内蔵のスタイラスです。こちらにもキャップが付属しますが、1個だけなので、どちらかのペン先が出たままになってしまいます。

 これらは「Bamboo Stylus」シリーズの最新世代ですな。「solo」のペン本体の長さは125〜126.2mm、直径は9mm、質量は約12.3g。「duo」のペン本体長さは130〜133.5mm、直径は9mm、質量は約14.1gとなっています。軽い細身のスタイラスという印象です。

 書き味としては、ペン先の素材として新たに導電繊維を採用していて、以前の世代のペン先と比べると書いたときの抵抗が非常に少なく、サラサラとスムーズに書けます。ペン自体も書いたときの抵抗も軽い部類だと思いますので、軽快感をもって使えるペンだと思います。が、「もうちょっと手応えが欲しい」と感じる人もいるかもしれません。

 それと、「solo」にも「duo」にもキャップが1個付属しています。試してみたところ、同じサイズのようで互換性があり、どちらのキャップも「solo」にも「duo」にも装着できます。色違いを複数本買って、キャップとペン本体の色を変えて楽しむこともできますな。ただ、「duo」にはキャップを2個付属させて欲しかったかも。

 次にMetaMoJiの「Su-Pen P201S-MSBN (Su-Pen mini)」。前述の「mazec」を作っているメーカーが作った人気のあるスタイラスペンです。ペン本体長さ102mm、直径8mm、質量16.6gで、やや細め短めです。が、手に安定的に保持できる重みがあります。書き味としては、抵抗感が少なくスムーズです。直販価格は3240円(税込)。

MetaMoJiの「Su-Pen P201S-MSBN (Su-Pen mini)」。手帳用ペンのような細め短めのスタイラスですが、書き味は上々です。キャップはネジ式で、ペンの前はもちろん後ろにも装着でき、不意の紛失を防げそうです。

 ちなみに、ワタクシが「Su-Pen P201S-MSBN (Su-Pen mini)」を買ったのには理由があります。購入時、メーカー直販ショップからはこのモデルしか買えなかったからです。直販でないショップには各モデルの在庫がありましたが、ボッタクリ価格っぽかったんですな。

 この「Su-Pen」シリーズは人気のあるスタイラスですが、時として転売のような行為が発生しているようです。現在はそうでもないようですが、購入する場所によっては「メーカーWebサイトの価格よりミョーに高価で売られていることがある」という点にご注意ください。

 次にプリンストンの「nano PSA-TP5シリーズ」。ペン本体長さ115mm、太さ9.5mm、質量約13gです。やや短め、ほどよく太め、ほどよく重めという感じで、個人的には筆記具としてバランスが良いと感じました。書き味は、前述の2種よりほんの少し抵抗感があると思いますが、この点も「ちょうどいい」と感じられました。

プリンストンの「nano PSA-TP5シリーズ」。適度な重さと適度な太さがあり、書くときに適度な抵抗感があります。個人的には最もコストパフォーマンスの高いスタイラスだと感じました。

 この「nano PSA-TP5シリーズ」の直販価格は1522円(税込)。ワタクシ的には、書き味も良く、サイズや重量のバランスも良く、価格も手ごろなので、高いコストパフォーマンスを感じました。が、キャップ無しなのは微妙に残念ですな。

 最後に少々変わり種、JTTの「Renaissance」です。これまで見てきたペンはどれも、ペン先が丸く柔らかい樹脂のような素材です。が、この「Renaissance」はペン先が1.9mmと極細で、硬い樹脂素材になっています。また、単4形電池駆動で、電源を入れないとスタイラスとして機能しません。

 ペン本体長さは13.5mm、太さ(テーテーパー状グリップ部直径)は約9〜12mm、質量約26g(電池込み実測値)で、持った感じは軽めの万年筆という雰囲気ですな。書き味は独特で、ペン先が硬いためにコツコツと音が出つつツルツル滑るというイメージです。直販価格は5480円(税込)。

JTTの「Renaissance」。自ら静電気を発生させるタイプのスタイラスで、単四形電池(ニッケル水素充電池もしくはアルカリ乾電池)が電源です。

 ペン先から静電気を発生させるタイプのスタイラスなので、追従性は非常に高いようです。一般的な(電源不要で先が丸く柔らかいタイプの)静電容量対応スタイラスの場合、書き方など条件によっては線が途切れることがありますが、このペンではそういう不都合が起きにくいように感じます。

 ただ、前述の独特の書き味は好みが分かれるところですな。ペン先が画面に当たるコツコツという音がするので、書き方や状況によっては、その音が耳障りかもしれません。

 それと、持ち方によっては、書いている途中で電源を不意にオフにしてしまうことがあります。電源スイッチは軽く押せばオン/オフになるタイプですが、注意しないと誤押下も多くなりがちです。

 てな感じの静電容量パネル対応スタイラス各種。どれも十分実用的です。購入を考えるのなら、書き味や持った感じを体感すべく、できれば一度実物に触れてから吟味することをオススメします。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。