スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

スマートフォン周りの便利グッズいろいろ

スマートフォン周りの便利グッズいろいろ

 先日発売されたオウルテックの「ミニカバーポケット」。クレジットカード大の「貼り付けられるポケット」です。表側の手前には伸縮性のあるポケットがあり、内側にはカードなどがピッタリ入るポケットがあります。裏面は粘着剤で、何度も貼り剥がしできます。

オウルテックの「ミニカバーポケット」。貼って剥がせるカードサイズのポケットで、2つのポケットにモノを入れられます。カラーバリエーションは5色。オウルテック直販価格は1058円(税込)。

 このテのグッズが大好きなワタクシは、早速購入して即利用。1個1058円は高いかな~? とか思って買いましたが、使ってみたら非常に便利♪ 日頃感じていた「コレってどうにかなんないかな~」的な鬱憤がいろいろ解消されました。

例えばスマートフォン裏面に貼れば、カード類やケーブル、画面拭きなど小物を収納するポケットになります。スマートフォンと一緒に持ち出したいものをまとめられるのが非常に便利です。ただ、Suicaやnanacoなどの非接触型ICカード類を入れたまま使うと、読み取りエラーになる端末が多いかも。使う場合はカードを取り出して単体で使うのが無難ですな。
平滑面に貼り、USBカードリーダー、USBケーブル、ペンや付箋など、PC近くで多用する小物を収納するのにも便利。ペン立てや小物入れが不要になり、机上がスッキリします。

 こんな感じで、アイデア次第でイロイロと使えます。「ミニカバーポケット」は平滑面ならペタリと貼れますので、玄関のドアに貼って鍵を収納したり、冷蔵庫に貼ってメモ用紙とペンを入れたり、ベッドサイドなどに貼ってリーディンググラスを入れたりと、活用幅が広いと思います。

 こういう「ちょっとした不便を解消するモノ」って、ほかにもけっこーありますな。ワタクシもイロイロと使っています。てなわけで、今回は「スマートフォン絡み」と括りつつ、ちょっと便利なグッズをアレコレとご紹介したいと思います。

 で、まずは、前出の「ミニカバーポケット」的に使えるグッズから。手帳などに貼るとカードサイズのポケットになるというグッズです。手帳に貼ればソコに名刺やカードが入るポケットができ、いきなり爆発的な利便を感じられるグッズなんですが、スマートフォンの裏に貼っても同様。「あら~スマートフォンの裏のカードポケットって便利~♪」と感じられます。

無印良品の「オレフィンポケットシール」。貼ればソコがカード入れになるというグッズです。iPhone 6の裏に貼ったらピッタリサイズでした。カードがちょうど入ります。ある程度は貼り剥がしが利くようです。

 上の写真の無印良品「オレフィンポケットシール」は、残念ながら廃番品。ですが、「ポケット」と「シール」で検索すれば同様の製品が多々ヒットします。どれも平滑面になら貼れるカードポケットですので、スマートフォンの背面に直接貼っても、スマートフォンのハードジャケットなどの上から貼っても使えますな。

 もうひとつ、似た使い方ができるグッズ。モノはビジョンクエストの「ポケット付箋」です。手帳などに貼るとメモ用紙を挟めるポケットができるというグッズですが、非常に薄いのが特徴的。カットも容易です。

ビジョンクエストの「ポケット付箋」。フィルムの裏にL字型に粘着剤が塗布されているグッズです。貼るとメモが挟めるポケットになります。タブレットの裏に貼ってカードを挟んでみました。フィルムは非常に薄く、カットも容易。2枚組み合わせれば、カードがまず落ちないカードポケットを作ることもできそうです。

 この「ポケット付箋」、わりと大きめなので、そのままでは一般的なスマートフォンの背面には貼れない感じ。ですが容易にカットできますので、工夫次第でスマートフォンと組み合わせて使えるでしょう。フィルムは超薄という感じなので、貼っても違和感があまりありません。デザインやカラーバリエーションもわりと豊富です。

画面掃除グッズあれこれ

 スマートフォンやタブレットにつきまとう指紋汚れ。最近のワタクシは、画面を水拭きして乾拭き、みたいな雑な指紋除去方法を取りがちです。液晶保護フィルムを使っていませんので、この方法、けっこーイイ感じで汚れが落ちます。

 ただ、水拭き&乾拭きって、出先ではなかなかできにくい方法だったりします。布で拭くとしたら、濡れた布と乾いた布が要るので、出先では意外に手間がかかる方法なんですな。

 ワタクシが出先でよく使う「画面掃除グッズ」としては、まず、kingの「レンズクリーニングティッシュ」があります。レンズ用のノンアルコールクリーニングティッシュですが、スマートフォン画面の指紋など油汚れもシッカリ落とせます。

kingの「レンズクリーニングティッシュ」。1枚ずつ個別包装になっているウェットタイプのクリーニングティッシュで、写真の箱は100枚入りのパッケージ(実勢価格は900円前後)。ティッシュサイズは13×15cm。ノンアルコールで、拭いた後は帯電防止効果でホコリが付きにくくなるとのこと。

 汚れがよく落ちるのと、個別包装になっている点がイイ感じ。ウェットタイプのティッシュですが、湿り気が少なめなので、画面を拭いているうちに徐々に乾いてゆきます。結果、最後は乾拭きができる感じになり、使いやすいです。

 もうひとつ、「コロコロ」タイプの画面掃除グッズ。以前からキングジムの「iコロコロ」を多用していて、一時期は外出時も携帯して使っていました。が、T字型の本体はけっこー邪魔な感じで、現在は自宅内だけで使用中です。でも「iコロコロ」、画面上で数度ローラーを転がすだけで指紋汚れなどがバッチリ取れて、画面掃除グッズとしては非常に秀逸です。

キングジムの「iコロコロ」。タブレット端末用の粘着式クリーナーで、画面上でローラーを転がすだけで指紋汚れなどを手早く除去できます。テープのサイズは幅7.5×外径2.3cm。元祖「コロコロ」のメーカーであるニトムズとの共同開発品だそうです。

 ところで、2014年の春先、同様の製品としてニトムズから「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」が発売されました。ので、即使ってみたところ、非常にイイ感じでした。画面の汚れを取るシクミは上記「iコロコロ」と同様ですが、形状的に好都合な要素が多いです。

 具体的には、握りやすいので、画面の汚れをコロコロと掃除しやすい感じ。シンプルな形状なので持ちやすいんですな。また、不使用時(収納時)は箱状態で収納でき、軽くロックがかかるので、携帯性も良好。実際に時々携帯していますが、外出先でも手軽に画面掃除ができて快適です。

ニトムズの「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」。コンパクトなタッチパネルクリーナーで、粘着力によって画面の指紋汚れなどを除去できます。バッグなどに入れて携帯しても、あまり嵩張りません。

 この「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」を常用していますが、残念なのは粘着力がキングジムの「iコロコロ」よりも若干弱いこと。率直な話、「iコロコロ」のほうが画面の指紋汚れがよく落ちます。

 でも、粘着部のリフィル部分は「iコロコロ」も「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」も同じサイズのようです。互換性があるようなので、粘着力に優れる「iコロコロ」用リフィルを「指紋コロコロ タッチパネルクリーナー」にセットして使えます。こうすれば、使いやすく携帯性も良く粘着力(汚れを落とす力)も強い画面掃除グッズになりますな。この組合せはかな~りイイ感じなのでオススメです。

端末を何かと束ねるのに便利なグッズ

 普通はあまりやらないコトだと思いますが、ワタクシの場合、各種端末やバッテリーなど板状小物を携帯するとき、輪ゴム的なグッズでそれら小物を束ねることがあります。ひとまとめにしちゃうんですな。

板状端末を複数携帯する場合、輪ゴムなどを使って束ねて持ち歩いたりします。こうすると、バッグ内で板状端末が行方不明になりにくく、また、端末どうしが干渉して傷つくようなこともなくなります。輪ゴムを使う場合、折り畳んだ状態で6~8cmの長さの輪ゴムが汎用的に利用できます。

 ひとまとめにすることで、バッグ内で板状端末が散らからない、すぐ見つけられる、お互いに干渉して傷つくことがなくなるなど、いろいろ利便が生まれます。モバイルバッテリー、モバイルルータ、オーディオプレイヤー等々、板状端末は束ねてまとめるとスッキリ持ち歩けてイイ感じです。

 ですが、「輪ゴムって……」というフィーリングもありますので、見栄え的なアレを解消するために弁当箱と箸箱などを束ねるためのベルトを使っています。「ランチベルト」とか呼ばれる類のグッズ。具体的には、イエロースタジオの「BC スリップ止付きランチベルト」です。

イエロースタジオの「BC スリップ止付きランチベルト」。好みの長さにカットして使える伸縮バンドで、裏面にゴムの滑り止めが編み込まれています。カラーバリエーションも豊富。黒い部分はプラスチックで、端末を傷付けにくいと思います。

 輪ゴムよりは見栄えが良くなりますな。ただ、このベルト、輪ゴムほどの伸縮性はありません。ので、一度長さを決めてカットした後、束ねる端末が減るとユルユルになったり、端末が増えると束ねられなかったり、汎用性の面ではやや劣ります。ただ、直販価格で1本194円(税込)なので、長さ違いを何本か用意すればいいだけかも。

 もうひとつ、板状端末どうしを合体させて使うことがあります。例えば、モバイルバッテリーを使ってスマートフォンに充電する場合。充電しつつスマートフォンを使おうとすると、ケーブルが邪魔だったり、通話しにくかったりします。そのような場合、いわゆる「耐震マット」で両方の端末を貼り合わせると快適に使えるようになります。

地震のときの倒れ止めとして、テレビなど家電やOA機器の下にセットして使う「耐震マット」各種。強めの粘着力があり、貼り剥がしも可能ですので、スマートフォンとモバイルバッテリーを貼り合わせるのにも向きます。
貼り合わせてしまえば、充電しながらの使用や通話などもわりと快適です。強めの粘着力により、不意に剥がれてしまうようなこともまずありません。

 写真では筒状のモバイルバッテリーをスマートフォンに貼っていますが、板状のモバイルバッテリーだとさらに安定します。ポータブルオーディオプレイヤーとポータブルヘッドホンアンプを貼り合わせたりすると、携帯用ケースに悩まず済んだりも。ほかにも必要性やアイデア次第で、意外なほど活用幅の広い「耐震マット」だったりします。

端末を手っ取り早く防水&防塵

 スマートフォンなど端末の防水・防塵と言えば、「Ziploc (ジップロック)」などのポリ袋に端末を入れちゃうのが手っ取り早くてイイですね。その方法は以前に記事にまとめました。手っ取り早く手軽にできる防水・防塵方法ですな。

食品保存用ポリ袋の「Ziploc」を使ってスマートフォンなど端末を防水化。これら方法は「自己責任下」で行うべき防水方法ですが、手軽でイイですね♪ 右の写真は、余った部分をシーラーで溶着し、カットし、ぴったりサイズにしたものです。
シーラーを使えばちょうどサイズの簡易防水袋を作れます。端末が入るサイズのポリ袋を用意し、端末がちょうど収まるようにシーラーで溶着。余りの部分をカットすればジャストサイズで収められるというわけです。写真のシーラーや業務用でやや高価ですが、最近では非常に安い価格のものも散見されます。

 ワタクシの場合、現在でもこの防水・防塵方法を頻繁に使っています。ただ、この方法、指紋認証でロック解除する端末だと若干不便。というのは透明とは言えポリ袋越しだと、指紋認証の精度が落ち、何度もリトライするハメになりがちだからです。また、「ポリ袋」という形状から、端末の横側にあるボタンが押しにくくなったり、内部に入った空気によりタッチ操作がしにくいなどの違和感が残ります。

 そういった違和感があまり生じない防水・防塵方法として、「食品包装用ラップフィルムでスマートフォンなどの端末を包む」というやり方があります。「サランラップ」をはじめとする台所で使うアレですな。実際にiPhone 6 PlusやiPad Air 2を使い、「どうやって、どうなるのか?」を見てみましょう。

一般的な台所用ラップでiPhone 6 Plusを包みます。ラップを適当なサイズにカットして平らなところに敷き、その上に画面を下に向けた端末を置きます。そしてラップで包みます。なるべく空気を抜くように。
包んだ後、画面には多くの気泡が残っていますので、そっとしごいて気泡を減らします。完全に取り除くのは至難ですが、端末の電源が入れば目立たないので、だいたいで大丈夫。指紋センサーもしっかり機能しました。
今度はiPad Air 2。端末を包める程度の長さにラップをカットし、それを机上に置きます。その上に画面を下にして端末を置き、なるべく空気を抜きながらラップで包みます。
画面側にはかなり気泡があります。なるべくこれらを減らしましょう。端末の電源が入れば気泡は目立たなくなります。こちらの指紋センサーもバッチリ機能しました。

 この方法だと、iPad Air 2やiPhone 6/Plusの指紋認証(Touch ID)がバッチリ使えます。タッチ操作も問題なく行えますな。画面表示は少しボヤけた感じにはなりますが、ポリ袋に入れたときよりはキレイ。端末横側の各種ボタンも押しやすいです。

 ただし、「食品包装用ラップフィルム」は極薄。なので耐久性はあまりありません。当然この方法も自己責任下で行うべき方法ですが、ラフに扱うとラップが切れてしまいますので、扱いにもより強めの注意が必要です。

 とは書きましたが、すごく手軽でかなりツカエル方法です。防水・防塵性をしっかり高めたいなら前述のポリ袋による方法がオススメですが、防水・防塵性を高めつつ快適な操作感を維持したいならラップでの方法をオススメします。この方法、いろいろな電子機器を「サイズ感や操作感をなるべく損なわせず防水・防塵化できる」という点で、さらに応用できるかと思います。

 てな感じで紹介してきた「スマートフォン周りの便利グッズ類」。あなたのスマートフォン利用がより快適になれば幸いです。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。