ノンニコ電タバを高電圧で運用

2010年4月28日 06:00

 電子タバコを吸ってるんですけど、ニコチン入りリキッドを使うと頭がクラクラする件は以前にエントリしたとおり。その後、ニコチン無しのリキッドのみ使っている。

 ただ、ニコチン無しリキッドだと、喉ごしなどが弱い。ガツンと来ない感じ。既に本物のタバコを吸わなくなって4ヶ月少々経ち、脱ニコチンもしちゃったようで、ニコチン欲しい!! てな気持ちにはならないが、この、タバコっぽい煙っぽいモノを吸ったのに、刺激僅少ってのが寂しい気分。

 そこで、以前からポチポチと試していたMODおよびHVを本格的に行うようになった。なお、電子タバコについてはこちら、電子タバコのMODについてはこちらをご覧あれ。

 要はですね、MODと呼ばれる電子タバコ用電池ケースを使って、フツーよりも高い電圧(HV;High Voltage)で煙(リキッドの蒸気)を発生させ、それを吸うんですな。

 拙者の場合、6Vで吸っている。使っているMODはSilver BulletIndulgence。アトマイザとしてはEM High Voltage Atomizerを使用中。

 結果、リキッドにもよるが、まずまず満足できる風味を味わえるようになった。これまたリキッドによるのだが、ときにはむせる程度強めの喉ごしもある。そしてこれもリキッドによるが、本物のタバコよりもずっと多量の煙が出たりもする。

 ただ、MOD利用やHVでの運用は、いろいろとリスクがつきまとう。生命や生活にダメージを与える可能性も否めない。ので、基本、全然オススメしません。マジで。ハイ。それでは、このへんで……ってんじゃアレなので、ポイントのみご説明。

 たとえばMODに使用する電池の危険性。主にリチウムイオン二次電池を使うが、ケータイやデジカメのキッチリと管理/制御された専用品とは違い、中国とかから購入する保護回路無し(生セル)の電池&性能面が不透明な充電器を使うことになる。ので、可能性として、リチウムイオン二次電池の熱暴走による破裂~爆発とか、充電時の発火もあり得る。海外ではこういう電タバMOD/HV関連事故が実際に起きているとのこと。

 このリスクを少しでも減らすためには、まず保護回路入りの(プロテクテッドの)リチウムイオン二次電池を使うこと。また、なるべく信頼できるor実績のある充電器などを使うことだ。が、リチウムイオン二次電池を使う以上、熱暴走とか発火といった可能性はなくせない。できれば、リチウムイオン二次電池ではなく、爆発などの危険性が少ないLiFePO4(リン酸鉄リチウム/リチウムフェライト)二次電池を使うこと。

 てな感じで、リスクを減らすための工夫や知識がイロイロと必要になる。また、現状、電タバのMODとかMOD向け電池とかってメーカー保証が受けられるような状況ではない。MODは個人で製作していたりするし、電池だって「コレってホントに2000mAhあるのぉ?」的な怪しさ満載だし、まあ要は自己責任が暗黙の了解になってるような世界だ。

 ある程度お金かけて、アレコレ試してトライアンドエラーを繰り返して、知識も仕入れて、失敗もして……までやる価値があるのかというと……どうなんでしょうな。人それぞれですな。

最近は主にSilver BulletとHV対応アトマイザを使い、6VのHV運用で電タバを楽しんでいる。リキッド探しが若干面倒かもしんない電池はLiFePO4を使用中。電タバにおけるリチウムイオン二次電池はナンかコワい印象があるので、極力使用を避けている
またニャンタバを吸っているわね。吸ってるね。部屋が煙るわよね。煙っぽいよね。みたいな