スタパ齋藤の「スタパブログ」

 最近、暇さえあれば釣りに行っている俺。淡水の釣りオンリーだが、いろいろな釣り(釣法)をする。最近とくに多いのは、フライ(毛鉤)によるブラックバス釣りだ。

 5年くらい前、山梨県は河口湖にてフライを使ってバス釣りをしたが、そのときにフライの効果を知った。ブラックバスが水面を意識しているとき、つまり水面近くを泳ぐ小魚や、水面に落ちる虫などを食べようと意識しているときは、ドライフライ(浮く毛鉤)がブラックバスをよく誘うことがわかる。

 たとえば、イワイミノーという有名なブラックバス釣り向けドライフライがあるが、これをポトリと水面に落とすと、ブラックバスがイワイミノーを見に来るのだ。どこからともなく現れたブラックバスが、浮かんでいるイワイミノーの間近まで来る!!

 その光景は見ているだけでおもしろい。好奇心旺盛な猫みたい。そしてたまに、ブラックバスがイワイミノーをパクリ!! と、くわえるが、なかなかノらない(釣り針が口に掛からない)ことが多かったりもする。

 でも、そんな時期のフライによるブラックバス釣りは、「食い気のあるブラックバスはちゃんといる」ということがわかり、モチベーションが長く続く。また、フライを投げる動作も楽しかったりするので、飽きずに釣り続けられたりもする。

 うまい時期にフライでバスを狙うと、ドライフライにバホバホとブラックバスが食いつく。フッキングに至る(魚の口に針が掛かる)かどうかは別として、水面を割って飛び出る魚に興奮の連続なのである。

 てなわけで、最近もまたフライによるバスフィッシングを。ちなみにこの釣法は、日本では「フラデバ」と呼ばれているようだ。「フライでバス」の略っぽいが、「フラデバ」というバス釣り用フライロッド(毛鉤を投げるための釣り竿)もあるので、何が語源か知らず。すまんす。

 最近は千葉県方面でフラデバを。ただ、まだ一尾も釣れていない。一瞬釣れそう……になったが魚から針から外れた、てなコトばかり。バラシまくりである。バラシ名人になりそうでイヤンな予感。

ブラックバス釣り用のドライフライ。左から、イワイミノー、ポッパー、バスバグ。ブルーギルも(フックが小さければ)釣れちゃったりするのだ。
うかちゃんは針がないイワイミノーで簡単に釣れちゃうの。ぼぼぼ、ぼくは針がないルアー全般で簡単に釣れちゃうの。ニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。