スタパ齋藤の「スタパブログ」

 以前にちょっと紹介したトンボ鉛筆の「ペタッツ」。壁に紙類を貼ったり、机上に小物を固定したりするのに便利な、粘着グミタイプの接着系文具ですな。

 同系列の製品として、「強力粘着グミ」である「接着ペタッツ」という製品がある。コレ、買ったはいいが、粘着力が強すぎて、いまいち用途がなく、持て余していた。

 のだが、俺的にスゲく便利な使い方に辿り着いた。それはネオジム磁石の接着である。ネオジム磁石は超強力な磁石で、その磁力を利用した用途は多々ある。たとえば箱や壁などにネオジム磁石を接着しておけば、押しピンや鍵、小型のハサミなどを一時的に吸着しておける。金属小物の固定には大活躍しがちなネオジム磁石なのだ。

 が、ネオジム磁石自体を箱や壁などに強めに固定しておかないと、金属小物に磁石がくっついてしまい、壁や箱から磁石が剥がれてしまう。ので、壁や箱には、ある程度強い接着剤などでネオジム磁石を固定しないといけない。

 でもネオジム磁石の固定はけっこー面倒だし少々問題もある。強力な接着剤を使うと接着時間がかかるし、剥がせなくなる。そこで上記の「接着ペタッツ」を使ってみたら、なかなかイイ感じ。

 たとえば樹脂の箱などに対し、「接着ペタッツ」を使ってネオジム磁石を固定する。と、ちょっとやそっとじゃ剥がれない。でも強引に剥がせば剥がれて、「接着ペタッツ」自体も取り除ける。

 試しに、フックケース(釣り針入れ)に「接着ペタッツ」で小型のネオジム磁石を固定してみた。釣り針がネオジム磁石に吸着されて、不意に落ちたりしなくなるように。そしたらコレがバッチリ。非常に便利。

 この「接着ペタッツ」の場合、「あ、ここに金属小物をちょっと吸着させたい」と思ったらスグにそうできるのがイイですな。ネオジム磁石に「接着ペタッツ」を貼って、ネオジム磁石ごと対象にグイッと押しつければ固定できる。手っ取り早くて便利。

 ちなみに耐久性だが、写真のフックケースの場合、もう1カ月以上使っているが問題ナシ。完全に固定したくはないが、ある程度強くは固定しておきたい、という場合に便利な「接着ペタッツ」かもしれない。

 ただし、ネオジム磁石はその強力な磁力が機械類に悪影響を与えることがあるので要注意。アナログ時計(針が動くタイプの時計)に近づけると針が止まったりする。心臓のペースメーカーにも近づけてはいけないとか。もちろん、磁化させたくない金属類にはネオジム磁石を近づけちゃダメですな。

フックケースに直径10mm×厚み1mmのネオジム磁石を「接着ペタッツ」で固定。フックなどの金属小物を安定的に吸着してくれて超便利♪ ケースどうしをやや緩く合体させることもできた。
フックケースってニャにかしら? 釣り針を入れるらしい。うかちゃんが怪我しないように釣り針は厳重に管理してね。ぼぼぼ、ぼくも怪我しないように管理してね。ニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。