スタパ齋藤の「スタパブログ」

 わりといつも探しているのが「ルーペ付きライト」。細かい作業向けの照明器具で、対象物を照らしつつ拡大でき、両手がフリーになるという利便があります。

 これまでいくつか買いまして、まあ満足しているものの、部分部分に不満点も。また、最近ではLED照明器具全般の演色性が良好になってきているので、LED式が欲しいなーと思っていました。これまで使っていたのは蛍光管式で、ルーペに顔を近づけるとけっこー暑かったりします。LEDのほうがより涼しく使えるのでは、的な。

 なお、アレコレと「ルーペ付きライト」を物色してきて感じる、非常にワタクシ的な印象を大雑把に言えば、「価格が手頃だけどショボい」か「秀逸だけど非常に高価」の両極端という気がしております。ショボいほうは、使えないことはないけど、使いにくかったりガタがすぐ来たり。一方、作りなどが秀逸ですっごく使いやすそうな製品は、業務用だったりして、ええっ10万円近くもする!! みたいな。

 さておき、LED式の「ルーペ付きライト」を物色してみたら、ちょっと良さそうなのを発見。山田照明の「Z-37L」。おなじみ「Z-LIGHT (ゼットライト)」シリーズの、LED式ルーペ付きライトですな。メーカー価格は1万8800円(税別)。なんですが、実勢価格は1万1000円前後。

 なのでサクッと買ってみました。で、使ってみた結果から言えば、かな~り満足。コストパフォーマンスが高いと感じられます。ワタクシ的にはけっこーオススメ。

 ただ、部分部分に難点……というか人によって対処が必要な使用感も。ひとつは、関節部分が若干緩めにセッティングされていたこと。照明部を自由な位置にセットできるZ-LIGHTですが、その緩さのためにセット位置が一発で決まらないことがあります。また、使う角度によっては、レンズの重みで照明部がおじぎしたりも。

 ただこれは、関節部ネジを軽く締めれば解消できます。ネジ締めはコインドライバーか硬貨で行えます。また、レンズ部のネジは指で回せます。ともあれ、この緩めの初期設定、きっと「スムーズさを感じさせるための緩さ」なんでしょうな。

 クランプとライトの接続部分が微妙にグラつくのも、気になる人は気になるかも。実用上問題ないんですが、「このグラつきがあるため高級感が損なわれている」とか思っちゃう人もあるかも、です。

 他はイイ感じ。とても明るいし影ができにくいし調光対応。レンズは読書にハンダ付けに時計いじりや毛鉤作りまでに向きます。かなり実用的だと感じており、仕事机用にもう一台欲しくなっているワタクシです。

山田照明の「Z-37L」。LED式の「ゼットライト」で2.25倍拡大レンズ付き。対象物を影なく照らしつつ拡大して見ることができます。
2.25倍拡大レンズは一般汎用として幅広く使える倍率だと感じられます。光は白色で、自然な白という印象。演色性は「Ra80」です。
うかちゃんは猫なので明るいと目が縦線になるの。ぼぼぼ、ぼくも猫だし目が縦線だしササミが大好きです。ニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。