スタパ齋藤の「スタパブログ」

 ずいぶん長い間、ず~っと超便利に使っているハンドツールがあります。スターエムの「木ネジビット」です。

 これは、壁などに木ねじやヒートンを打ち込むときに「下穴」をあけるための道具です。同様のコトは「キリ」でもできますが、「木ネジビット」の方がずっと容易。「木ネジビット」の先端を目的の箇所に軽く刺しつつ回すと、軽い力でグイグイと穴があいていきます。また、片手で行えるので手っ取り早いです。

 ちなみに「下穴」をあけないとどうなるか? 柔らかめの合板などなら大きな問題にならないんですが、板などねじを打ち込む対象が割れたりしがちです。また、ねじを打ち込むときの抵抗も大きく、たとえば細めのヒートンだとねじ切れたりしがちです。結果、このツールを使ったほうが、ラク&無難にねじを打ち込めるというわけです。

 この「木ネジビット」、打ち込むねじのサイズ別に3種類あります。3mm、4mm、5mm。ねじに合うサイズで下穴をあけておくと、より手っ取り早くキレイにねじを打ち込めますので、ワタクシは全種類を使い分けています。ともあれ、木ねじを使うときにはとても役立つツールなので、気になる方はゼヒ。

 同じくスターエムから出ている、より機能性が高いハンドツールがあります。「木ネジトリオ」です。これは上記「木ネジビット」の機能に加え、ネジ締めもヒートン廻しもできるというもの。下穴をあけるビットに加えてプラスドライバーも内蔵し、取っ手にはヒートンを廻すための溝があります。

 な~んか便利そうなので以前に「3サイズ全部を大人買い」したんですが、使用感は平凡でした。不便ではないんですが「もっと快適に使えるツールがある」という印象。下穴あけは前述の「木ネジビット」の方がずっと快適(力を込めやすい)ですし、ドライバーも単体のもののほうが締め込みやすい感じ。ヒートン廻しは実用的ですが、やや力を込めにくいのが残念です。

 あと、ビット側とドライバー側にカバーがあるんですが、それぞれを使う場合、反対側のカバーをセットしておくとツールを使いやすいです。しかし、いちいちカバーを付け替えるのが煩雑。たまに使うには実用的なツールですが、多用するにはちょっと手数がかかるツールかもしれません。

 こういうツールって、シンプルなほうが使いやすいですな。機能性の高い複合ツールをひとつ、より、シンプルなツールを必要な種類だけ、というほうが効率がいいのかもしれません。

スターエムの「木ネジビット」。木ねじの下穴をあけるためのハンドツールで、3mm、4mm、5mm用があります。5mm用が1本あれば、まあだいたいイケる感じかも。
スターエムの「木ネジビット」。上記「木ねじビット」にプラスドライバーやヒートン廻し機能を付加した製品です。たまに使うには便利というイメージです。
うかちゃんは落ちているねじをコロッてして無くすのが好き。ぼぼぼ、ぼくもだけど、あとシーバを山盛りで食べてみたいんですけど。ニャ。ニャ。みたいな。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。