スタパ齋藤の「スタパブログ」

 最近、レンタルボート上の環境向上を目指しておりまして。あ、釣りの話ですな。

 エンジン付きのレンタルボートをよく借ります(もちろんそのための免許も持っています)。また借りるボートには電動モーター(フットコンのエレキ)を付けたりもします。電動モーターは、釣りをしている最中にボート位置の微調整をしたり、ボートが風に流されないようにしたりするための装備ですな。

 で、早朝から夕方まで、ボートに乗って釣りをしているわけですが、けっこー疲れます。ボート上に立って釣りをしたりするので、わりと不安定。ほかのボートの引き波が来たりすると危険だったりも。そういうボートには「キャスティングシート」という「腰を押しつけられる高めの椅子」が付いているので、ボートが揺れたりした場合はキャスティングシートに腰を付けて安定を得ます。

 しかしワタクシの場合、一般的なキャスティングシートが苦手。かなり高いので、座る感じではなくて、ホントに「腰を押しつけて安定を得る」という使い方になります。ので、かなり慣れていないと安定感が得られません。また、椅子としては狭めで硬めだったりしますので、「座ればラク」というイメージでもありません。

 そこで、「ボート上で釣りをしている最中に、もっと安定的かつラクに座りたい」と思って、自前のキャスティングシートを試行錯誤しているというわけです。結果、最近ではけっこーイイ感じの「マイキャスティングシート」が完成しました。座面が広く、高さをかなり低く設定でき、低い位置で座ればボートの引き波を受けても不安がない程度安定的に座っていられます。

 ちなみに、ボートに取り付けられたキャスティングシートは、基本的には抜けます(取り外せます)。また、キャスティングシートを据える穴(シートポストベースのブッシング)はだいたい共通した規格となっていますので、キャスティングシートの交換も容易です。このあたりまでは、ボート釣りをする人ならよくご存知かもしれません。

 ややマニアックな情報としては、キャスティングシートはシート部とポール(シートポスト)部を別々に購入して組み合わせることができたり、ポールとシートの組合せを自由&手軽に変えられるアタッチメントがあったりもします。ので、必要に応じて違う長さや機能のポールを使ったり、シートの種類を変えたりするのも、わりと手軽にデキちゃいます。このあたりになると、釣りをする人でもあまり知らないことかもしれません。まあ、ボートのシートなんかにこだわる人はあまり多くないかも、ですけど。

釣り用のレンタルボートの装備としてわりとよく見られる「キャスティングシート」。赤矢印のものがそうです。前方にある黒い装置は、フットコンのエレキ(電動モーター)です。
キャスティングシートは丸ごと抜くことができます。抜けないセッティングにしてあるものも希にありますが。キャスティングシートの代わりに脚立を使う人もわりと多いです。
キャスティングシートをセットするための穴。この穴は基本的には共通規格です。ので、この穴があれば、好みのキャスティングシートを持ち込んでセットすることもできます。
ワタクシのキャスティングシートです。各パーツを組み合わせて作りました。高さ調節幅がかなり広く、座面も広く、座面はソフトで座りやすく疲れにくい感じ。
シートとポールはこのように分離できます。シートだけを別のタイプに交換したり、ポールだけを別のタイプに交換したりできます。わりとシステマチックです。
ポールとシートを自由に脱着するための樹脂アダプター。バスプロショップの「クイックリリースシートスイベル」です。国内で4000円弱で購入できるようです。
低くした状態。短めの伸縮ポールを使っているので、どっしりと腰を据えられるくらいの高さまで下ろせます。高さはレバー&空気圧でサッと変えられます。
最も高くしたところ。一般的なキャスティングシートより10~15cm程度低いので、半分腰掛けた状態で釣りをしつつフットコンエレキを操作できる感じです。
うかちゃんはあの椅子の上で箱座りしたいです。ぼぼぼ、ぼくもあの椅子で箱座りしたり猫草をもらったり猫オヤツをもらったりしたい。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。