てっぱんアプリ!

気になるあのコはレジスタンス! 大規模陣取りゲーム「Ingress」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Ingress
開発者: Google, Inc.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 2.3 以上
カテゴリ: ゲーム

世界規模のオンライン陣取りゲーム「Ingress」

 現在、ヨーロッパの科学者によって発見された未知のエネルギーを巡り、世界規模の争いが水面下で繰り広げられていることをご存じだろうか。もし知らないのであれば、「Ingress」をインストールして、その戦いに一刻も早く加わってほしい。

受け入れるか、抵抗するか

 「Ingress」は、世界中のユーザーが参加する、リアルの位置情報と結びついたオンラインゲームだ。ルールは、簡単に言えば陣取りゲーム。スタート時に“Enlightened(覚醒者)”、もしくは“Resistance(抵抗勢力)”のどちらの側につくかを選択し、各地に散在する“ポータル”と呼ばれるポイント同士を結びつけてラインで囲んだ部分を自陣とすることができる。

 ちなみにEnlightenedは未知のエネルギーとされる“XM”を受け入れる人たち、Resistanceはそれに抵抗する人たち、という設定になっている。どちらに所属するか選ぶのは自由だが、一度決めたら後で変えることはできないので慎重に選ぼう。

世界における勢力図。現在はResistanceの方が優位のようだ
関東付近の勢力もチェックできる

歩いてハックしてリンクしよう

 ゲームの流れは、大まかにはこうだ。まずIngressを起動したまま屋外を歩き回り、画面上に小さく光っているXMを収集してエネルギーを貯める。実際のランドマークとなっているようなところは、ゲーム画面上でポータルというエネルギーが生まれる場所として光り輝いているので、近づいて“Hack(ハック)”しよう。Hackするとゲーム内で使うアイテムなどを入手可能だ。

 このポータルは各勢力の取り合いになるポイントでもある。緑色のポータルはEnlightenedの配下にあり、青色のポータルはResistanceの配下にあることを意味する。味方勢力の複数のポータルを“Link(リンク)”して陣地を広げていき、世界全体でどちらの陣地が広いかを競う。

小さな白い光がXM。近づくと収集できる。緑がEnleightened、青がResistanceの支配下にあるポータルを表す
Hackするとアイテムなどをゲット

アイテムを駆使してポータルを攻撃、防御

 敵勢力のポータルに対しては、“XMP Burster”というアイテムを使って、ポータルを守っている“Resonator(レゾネーター)”を攻撃し破壊しよう。全て破壊できれば新たに自分がResonatorを配置することで、味方勢力のポータルにすることができる。

 一方、味方勢力のポータルに対しては、集めたXMを消費してダメージを受けているResonatorを修復したり、新たにResonatorを設置したり、アイテム(Mod)を追加配置して防御力を高めたりできる。いったん味方勢力の支配下に治めたポータルは奪われないよう、随時メンテナンスすることも大切なのだ。

敵ポータルのResonatorの攻撃に使えるXMP Burster
他にもさまざまな役割をもつアイテムがある
Resonatorを設置。レベルが低いこともあってこの後あっという間に破壊されてしまった……

ポータル探しで健康体にもなれる!?

街中をひたすら歩いてポータルへ
ポータルをHackする以外に、落ちているアイテムを拾うことも

 陣地拡大には、いかに敵のポータルを効率的に奪えるか、あるいはまだどちらのものにもなっていないポータルを発見できるかがカギ。そのため、とにかくひたすら歩き回ってポータルを探すのがプレーヤー(Ingress用語ではエージェント)の間で“日常”となっており、“Ingressダイエット”なるものを成功させている人もいるようだ。楽しみながらも健康体を目指せるゲームとして、知り合いを誘って始めてみてはいかがだろうか。

日沼諭史