てっぱんアプリ!

正方形以外の写真にも対応した「Instagram」。縦長には制限アリ!?

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: Instagram
開発者: Instagram
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android OS
カテゴリ:写真・ビデオ
ダウンロード: iOSAndroid

 写真を通じて世界中のユーザーとコミュニケーションできるソーシャルサービス「Instagram」が、8月のアップデートでついに縦長・横長画像の投稿も可能になった。これまでは投稿する際に必ず正方形にトリミングされ、それが特徴の1つともなっていたInstagramだが、正方形以外にも対応したことでどう変わったのだろうか。あらためて紹介したい。

正方形写真が特徴的だった人気のフォトSNS「Instagram」

多彩な画像編集機能を備えたフォトSNS

 「Instagram」は、写真や動画を投稿して他のユーザーとコミュニケーションを楽しめるソーシャルアプリ。その場で撮った写真、もしくは端末に保存している撮影済みの写真をそのまま投稿できるほか、40種類ものフィルターで特殊効果を加えて雰囲気をがらりと変えたり、明るさ・彩度調整、ぼかし、輪郭強調といったレタッチ機能も駆使して印象的な写真を作ることが可能だ。

 投稿した写真に対しては、他のユーザーがコメントしたり、ハートマークを付けるなどしてコミュニケーションできる。また、気に入った写真を投稿しているユーザーの新しい投稿をすぐに見られるよう、フォローすることもできるようになっている。

多彩な特殊効果、編集機能をもち、写真のレタッチ自体も楽しい

正方形に加え、縦長・横長の画像もOKに

 Instagramといえば、これまで正方形の画像のみを投稿できるのが最大の特徴だった。Instagramと連携するアプリのなかには、正方形トリミングに対応するだけでなく、横長・縦長の画像に余白を追加して正方形画像に変換してから投稿できるようにするものもあった。

 ところが、8月に行われたアップデートで、Instagram自体が縦長・横長の画像もサポートするよう仕様変更が行われた。ただし、Instagramアプリから直接カメラ撮影して投稿する場合には、今まで通り正方形のみ。カメラアプリで撮影後、保存された写真をInstagramアプリで読み込んで投稿する場合に、元々の画像に合わせて横長や縦長にトリミングできるようになっている。そのため、あくまでもメインは正方形ということに変わりはなさそうだ。

通常の正方形のトリミング
横長写真をそのまま表示するパターンも可能になった
ただしその場で写真・動画撮影する場合は従来通り正方形のまま

縦長画像は4:5までの縦横比に固定。動画にも制限

 縦長・横長の写真を投稿するには、写真を読み込んだ後、その左下に表示されている“<>”ボタンをタップするだけ。ピンチイン・アウトでトリミング範囲を調整して、その後は今まで通りフィルターなどの画像加工を行って投稿することになる。

 ここで注意したいのは、横長の写真についてはそのままの縦横比か、縦横比を変えて投稿できるものの、縦長の画像については最大でも4:5の、やや正方形に近い縦横比でしかトリミングできない点。縦置き画面のスクリーンショットのような画像だと、必ず上下(もしくは上と下のどちらか)が見切れる形になる。

 また、保存済みの動画ファイルを投稿する時は、正方形、横長そのままのサイズ、4:5の縦長サイズの3パターンから選ぶことになる。写真だと一定の範囲であればトリミングするエリアを柔軟に指定できるが、動画だとパターンがかなり限定されてしまうことにも気を付けよう。

縦長画像は最大でも4:5の縦横比。これは縦置き表示のスクリーンショットで試してみたところ
動画を読み込んだ場合は、正方形かそのままの縦横比のどちらか。これは横長の動画を正方形でトリミングしている状態
横長の動画をそのままの縦横比で表示しているところ
縦長の動画は正方形か、4:5固定のいずれかになる

日沼諭史