てっぱんアプリ!

どのランチも500円。アプリになったお昼時の強い味方「ランチパスポート」

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

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アプリ名: ランチパスポート
開発者: MTI Ltd.
価格: 無料
対応OS: iOS 7.0 以降、Android 4.0.3 以上
カテゴリ: ライフ
ダウンロード: iOSAndroid

 掲載されている目当てのお店に持って行くだけで、通常700円以上のランチを500円で楽しめることで人気の書籍「ランチパスポート」に、アプリ版が登場した。利用できる地域はまだかなり限定されるものの、書籍版より少しだけおトクなところもある。実際の使用感も含め紹介しよう。

お店の代表的なランチメニューが一律500円で食べられる「ランチパスポート」

ワンコインでランチ。場合によっては2回で元が取れる

 「ランチパスポート」は、通常は700円以上する飲食店の看板ランチメニューを500円の割引価格で利用できるようになる書籍のアプリ版。書籍はほぼ日本全国の各地域ごとに発行され、1冊当たり1000円前後。アプリ版はお店の情報閲覧は無料だが、実際に割引サービスを継続的に受けるにはアプリ内課金が必要になる。

 アプリ内課金のメニューは2種類。購入から30日間有効となる380円のプランと、最大3カ月間利用できる960円のプランだ。2月現在に960円プランを課金しても、利用期間は3月31日までとなっているため、期間と金額だけを考えると、現時点では30日間有効のプランを選ぶのが良さそうだ。この場合、1食700円が500円になるとすれば、たった2回利用するだけで元が取れる計算になる。また、最初の1回だけ、無料で割引サービスを受けられるお試し利用も可能だ。

 ただし、アプリ版は対応地域がかなり限定されている。仙台、築地・銀座、上野・浅草、富山、広島、愛媛松山、高知という7地域のみとなっており、この中から利用したい地域を最初に選ぶことになる。ランチに出かける地域がこれらに当てはまらないユーザーは、今後の対応地域拡大に期待しよう。

2016年2月現在アプリで利用できるのは7地域8種類のランチパスポートのみ
おいしそうなメニューの写真が並ぶ
プランは2種類。今は30日間有効のプランが良いだろう

デジタルスタンプでスマホの画面に押印

 アプリでは、最初に指定した各地域版ごとに、お店の情報と割引サービスが受けられるメニューの写真をずらりと一覧でき、そこから各飲食店の住所と地図、営業時間、ランチパスポートを使える時間帯などを確認できる。詳細な地図を表示すれば、指定したお店の場所だけでなく周辺にある掲載店舗の場所も表示されるので、気分に合わせて行きたいお店を変えられるだろう。

 ランチパスポートで食事する時は、利用できる曜日や時間が決まっていたり、混雑時、もしくは売り切れ時には利用できない場合があったりする点に注意が必要だ。また、割引サービスを受けられるのは有効期間内に1店舗当たり3回までとなっていることも頭に入れておこう。

 実際の利用時は、入店後、注文する際にアプリの画面を店員に見せる。特殊なデジタルスタンプでスマートフォンの画面上に押印されると、1回利用したことを表すスタンプが記録される。このデジタルスタンプは、画面内の特定の複数の箇所を同時にタップすることで、押印されたと判定する仕組みになっていると推測される。その後は食事を取り、会計時に必要に応じてもう一度スタンプが表示された画面を見せ、500円を支払うという流れだ。

沖縄料理屋が気になった
詳しい店舗情報を見て、訪れる曜日や時間帯にランチパスポートをきちんと利用できるか確認しておく
周辺にもアプリ版のランチパスポートを使える店舗が何件かある
これがデジタルスタンプ
スマホを渡すと画面に押印してくれる

おトクに使えるのがアプリか書籍かを判断しよう

 アプリ版のランチパスポートは、書籍をわざわざ持ち歩く必要がなく身軽にランチに出かけられ、書籍版にはない課金後30日間有効という安価なプランが用意されていることがメリットと言える。一方で、今のところは地域がかなり限定されているのが残念なところだ。自分の活動範囲や使うペースに合わせて書籍かアプリかを選ぶと良いのではないだろうか。

銀座にある「でーびる沖縄」で沖縄そばを注文

日沼諭史