てっぱんアプリ!

撮りっぱなし動画とおさらば!「Adobe Premiere Clip」を使って記憶に残る作品に

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Adobe Premiere Clip
開発者: Adobe
価格: 無料
対応OS: iOS 8.1 以降、Android 4.4 以上
カテゴリ: 写真・ビデオ
ダウンロード: iOS Android

 はりきって動画を撮ったはいいけれど、手つかずの動画ファイルが山のようにあり、長時間撮影しているせいで見直すのも面倒になって、あとで結局削除する、なんてパターンに陥ってはいないだろうか。とはいえ、残したいシーンだけ抜き出したり、動画編集するのは手間がかかるもの。「Adobe Premiere Clip」は、そんな時に活躍するツールだ。

タップだけで簡単に動画作品を生み出せる「Adobe Premiere Clip」

数回のタップでBGM付きの凝った動画に

 「Adobe Premiere Clip」は、動画ファイルを選ぶだけで自動的に“いい感じ”に編集し、1本の映像作品にまとめてくれるアプリ。PC用の動画編集ソフト「Adobe Premiere」の名を冠するが、本格的な動画編集ツールというよりは、簡単な操作で自動的に動画のトリミングを行い、手間なく動画作品を作り出すためのツールだ。

 最もシンプルな使い方は、最初にまとめたい動画ファイルを1つもしくは複数選び、動画作成の方法を選択する画面で「自動」を選ぶだけ。アプリを起動してからせいぜい数回のタップで、選んだ動画の中から“エッセンス”となるシーンがトリミングされ、連結される。さらに、あらかじめ用意された音源の中から、映像に適したものがBGMとして自動的に選択され、そのリズムに合わせてシーンが次々に切り替わる映像作品に仕上がる。

初めは「自動」作成してみよう
まとめたい動画ファイルを選択
それだけで1本の動画に仕上がる

「カスタム編集」で自分好みの動画を1から作り出すことも

 「自動」で作成したものは、例えば人がしゃべっているようなシーンでもしっかり言葉の始まりから終わりまでのちょうどいいタイミングでトリミングされる。動画の尺を変えたり、10種類用意されているBGMから別のものを選ぶことで、動画の印象を変えることも可能だ。動画はそのままファイル保存できるほか、Adobeのオンラインストレージサービスへの保管、YouTubeへのアップロードなどができ、さらに動画を“公開”して本アプリの他のユーザーに披露することもできる。

 動画は自動作成できるだけでなく、「カスタム編集」を選んでトリミング位置の調整やBGMの選択、BGMの再生タイミングなどを手動で編集することも可能だ。BGMに合わせてシーンを切り替えていくリズミカルな動画にするのは慣れが必要だが、リズムの目安となるマークがタイムラインに表示され、タップや2本指のドラッグなどを駆使してスマートフォンの狭い画面でも快適に操作できる工夫があり、楽しく動画編集していける。

BGMは10種類用意。他にも好きな音楽ファイルを指定して、動画と一緒に流すことができる
動画の尺を変更。スライダーを動かすだけで各シーンのトリミング位置も微妙に変わってくる
作った動画はクラウドストレージへの保管、YouTubeへのアップロードなどが可能
他のユーザーが公開している動画作品も参考にしてみよう

映像の画質調整、フィルター機能もアリ。動画のシェアや整理に役立てよう

 まずは自動作成を試し、その後カスタム編集に切り替えて好みに合うよう調整していく使い方がおすすめ。音声のボリューム調整やフェードイン・アウト、映像の明るさとコントラストの調整機能、映像の印象を鮮やか、もしくは古ぼけたイメージに一変させるフィルター“Look”といった機能もあり、操作に慣れていくに従ってそれら多数の機能をどんどん活用していけるようになるはず。

 多くの場合、自動作成された動画のシーンは1秒〜数秒程度に細かく分割され、スピード感のある仕上がりになる。長時間だらだらと撮影した動画でも注目すべき一瞬だけを切り取る形になるので、素早くシェアしたい時はもちろん、貯まった動画ファイルを整理してスマートフォンのストレージを節約したい時にも便利に使えるだろう。

「カスタム編集」した動画のシーンごとのトリミング位置を調整
映像の明るさ、コントラストの調整が可能
“Look”というフィルター機能で一気に映像の見栄えを変えることもできる

(日沼諭史)