気分は侍！ 男気あふれる傘「サムライソード アンブレラ」

傘とは想像しにくい「サムライソード アンブレラ」

　梅雨の季節はとうの昔に終わってしまったが、爪楊枝を口にくわえながら雨を待ち望んでしまいそうなユニークな傘を入手したのでご紹介したい。それは「サムライソード アンブレラ」。つまり、侍の持つ日本刀っぽい雨傘なのである。

　なんと傘の持ち手部分が刀の柄風になっており、鍔（つば）までついているのだ。片手で鍔の部分を持って歩いていると、まるで日本刀を所持しているような、いないような……。思わず職務質問されたりしないだろうかとドキドキ感がめいっぱい堪能できるデザインになっている。鞘（さや）の代わりにショルダーケースがついているので、肩から提げることもできる。サラリーマンがスーツ姿でこの傘を背中に斜めがけしていたら、まさに現代の侍を気取れること間違いなしだ。

　柄の先端から傘の先端までは約99cm、開いたときの直径は約101cm。傘としてもしっかり作られており、骨太な印象だ。ワンプッシュで開けるボタンも用意されているが、あいにく鍔が邪魔をするため、手の小さな女性などは指が届かない可能性が高い。ボタンを押すときは、左手で柄を握り、右手でボタンを押すというのが正しいオープンの作法……かどうかは知らないが、デザイン上致し方あるまい。
　　
　睡魔、空腹、物欲、私利私欲……人生は戦いの連続である。ときに思わぬ失敗で非難の雨あられに晒されることもあるだろう。現代に生きる侍たちには、この「サムライソード アンブレラ」をフルに活用して、争いの世を戦い抜いていただきたいものだ。雨傘なんですけどね。

ちゃんと鍔（つば）までついている	柄に施された模様

持ってみると、やや気分が高揚するかもしれない（笑）	鍔（つば）のせいで、ボタンは押しにくい

オフィス街を忍者のごとく疾走してみるとか、「拙者がそなたを雨からお守り致す！」なんて口説き文句のアイテムとしても使ってみちゃうとか？	傘としてはしっかりしており、申し分ないサイズ