iPhone用のプロテクトケース型バッテリーチャージャー


iPhoneを傷から守るプロテクターにもなる「Juice Pack Air iPhone 3G」

 気がつけばiPhone 3GSにどっぷりはまっているこの頃。外出時の使用頻度が上がるにつれて心配になるのがバッテリーだ。心細くなってくると最小限の使用を心がけるが、それでも自宅まで持たないのではないかと思い始めると気が気ではなく、頻繁に残量を確認してさらにバッテリーを消費するというなんだかなーな矛盾まで生じ始めた。

 これでは精神衛生上よろしくないため、出先で手軽に使えそうなバッテリーチャージャーを探してみた。一時はエネループを使用した汎用的なケーブル接続タイプを考えたが、相手はiPhone。やはりスッキリ感は欲しい。結局プロテクトケース型の「Juice Pack Air for iPhone 3G」を選んだ。

 見た目は背面がちょっと厚いプロテクトカバーだが、中に容量1200mAhのリチウムポリマー電池を搭載したバッテリーチャージャーなのだ。上下2つに分離するので、iPhone本体をスライドさせながら挿入してDockコネクタに接続。残りの先端部分のカバーを装着して完了だ。

 製品単体で重さを測ったところ64gで、iPhone 3GS込みなら200gであった。持ってみると確かにiPhone 3GSだけのときより、ずっしり重く感じる。しかし全体を包み込むデザインなので、一体感のある見た目がGOOD! ボタン操作にも影響はなく、スピーカー部分もスペースが確保されているので聞きにくくなることもない。手の大きな方なら、むしろこれくらいのサイズのほうがグリップ感があるのではと思うくらいだ。

 底面に「給電スイッチ」が用意されており、オフにしておくと「Juice Pack Air for iPhone 3G」からiPhoneへの給電は行われない。給電したまま使い続けてもいいが、気持ち的にはiPhone本体のバッテリーが寂しくなったら稼働させたいので、このスイッチの存在はありがたい。

 「Juice Pack Air」に内蔵バッテリーの充電は、付属の専用USBケーブルを使用する。500回以上充電可能だとか。iPhoneに装着したまま同時に充電できる上、iTunesの同期なども問題なく行える。バッテリーの残量レベルは背面の青い4つのランプで分かる。説明によれば、このバッテリーチャージャーだけで待ち受け時間は270時間、通話時間は約4.5時間(3G接続時)、インターネット使用時間は3G接続時に約4.5時間、WiFi接続時は約5.4時間、音楽再生時間は約20時間、動画再生時間は約6時間の駆動が可能と記されている。これにもともとのiPhone本体のバッテリーがプラスされるわけだから、1日も経たず残量にドキドキしていた日々が嘘のよう! 心配性にはぴったりだ。

 これにより、いろんな機能を遠慮なく使い倒せるわけで、外出時には欠かせないアイテムになってしまった。iPhoneらしさを維持しながら充電できるのだから、こんなにありがたいことはない。強いて不満があるとすれば、ツルツルな手触り故に、落とすのではと心配なことくらいである。今は両サイドに白い紙のラベルを貼り付けているのだが、やはり不安……。なんとかうまい対策を施したいところだ。

同梱されているのは、USBマイクロケーブル、本体、取扱説明書の3点構造も至ってシンプル。iPhoneをスライドさせてコネクタに差し込むだけだ
背面の様子。カメラも問題なく使用できるiPhone 3GSに装着したところ。やや大きくなるが違和感は感じられない
横からみるとボテっとした印象になってしまうが、バッテリー内蔵なので致し方なし!底面にはUSBポートと、給電スイッチがある
「Juice Pack Air iPhone 3G」だけなら64giPhone 3GSも含めると200g
バッテリー残量は4つのLEDでチェックできる

 

製品名製造元購入価格
mophie Juice Pack Air iPhone 3G ホワイトmStation8023円

 

 

(すずまり)

2010/2/17 06:00