スイングパノラマにハマって買った~「DSC-HX5V」


買い換えでうちにやってきたDSC-HX5V

 去年の秋にサイバーショットDSC-WX1を買って以来、ソニーのデジタルカメラに搭載されるスイングパノラマ機能がないと生きていけないくらい気に入っていた筆者だが、早速買い換えてしまった。

 買い換えたのは同じサイバーショットのDSC-HX5V。もちろんスイングパノラマを搭載している。買い替えの理由はズームの望遠端が250mm(35mm判換算)になり、さらにいろいろな場面で使えると考えたから。従来機の機能を気に入っていたゆえのバージョンアップなのだ。

 しかも、マイブームのGPS入り。電源を入れるタイミングや場所によっては捕捉に時間がかかるものの、画像のプロパティにはしっかり撮った場所の緯度経度と撮った方角が記録されている。

 その上、一番のお気に入りのスイングパノラマの機能がさらにバージョンアップしている。従来機はスイングの途中に動いているものがあると画像が乱れてしまったが、それが改善されたという。これでカメラを構えたまま、踵を支点に270度ターンする怪しい奴らが街中で増えることは確実だ。

 もう、これだけで筆者は大満足だったのだが、DSC-HX5Vでは、ビデオ機能が強化され、1080iのハイビジョン動画撮影が可能になった。動画撮影機能はほとんど使わない筆者だったが、これからは使い道がありそう。

 また、従来機と同様、裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、暗い場所での撮影も万全の体制。望遠レンズの焦点距離がアップし、薄暗い講演の撮影などでも活用の場面が広がると思われる。

 さらに極めつけはSDメモリーカード対応だ。これならメモリースティック Duoが直接挿入できないノートパソコンを持ち歩く際も、アダプターを持っていく必要がなくなる。この便利さは、後からじわじわと効いてきそうだ。

 大きさと重さがちょっと大きくなってしまったが、筆者的には全く死角のないデジタルカメラになったDSC-HX5V。ケータイのカメラの性能が上がり、デジタルカメラにはユニークな機能がないと買う価値がないと思っている筆者だが、今回のように特異な機能を搭載したカメラが出てくる限り、まだまだ買い続けてしまうと思う。

この望遠ズームが今回の買い替えポイント。250mmあれば仕事で使っても不便を感じることがなくなるレンズのおかげで厚みが出てしまったが、毎日の持ち歩きでは許容範囲
ソニーのデジタルカメラにとうとうSDカードを挿入できる日がやってきたGPSと方位計があり、撮影時に状態を確認できる
スイングパノラマは健在で夜間撮影でも問題なし。かかとを支点にターンして最大270度撮影カメラをタテ位置にしてスイングすれば、超広角レンズ的なパノラマ撮影もできる

 

製品名製造元購入価格
DSC-HX5Vソニー4万320円

 



(江須田)

2010/3/29 06:00