目からウロコの使い勝手、刃先が回転するロータリー爪切り

製品本体。パッケージには「足用」とある

　1年ほど前に購入し、それ以来愛用している爪切りがある。今回紹介する、ロタリー トゥネイル クリッパー（ROTARY TOENAIL CLIPPER）なる製品がそれだ。この製品の特徴は、刃先の部分が360度回転すること。

　足の指の爪を切る場合、床に座って膝を曲げてみたりあぐらをかいてみたりと、なにかと無理な姿勢を取らざるを得ないことが多い。手の指の爪であれば、指を曲げたり手首をひねったりして、比較的無理のない姿勢で爪を切れるが、足の爪だとそうはいかないわけだ。結果として深爪になってしまったり、切るはずの爪がうまく切れずに残ってしまったりということになりがちだ。

　この製品であれば、刃先が回転することにより、無理のない姿勢で爪を切れるようになる。例えば足の爪の場合、刃先を90度回転させてやることによって、ぐんと切りやすくなる。というよりもむしろ、90度回転させた状態のままでも、すべての爪が明らかに切りやすくなる。目からウロコというか、ちょっとした改良で使い勝手が激変する見本のような製品だ。

　グリップは適度な厚みもあり、ホールド感もなかなかのもの。唯一の難点としては、刃先の両サイドがカバーで覆われていないため、爪を切るたびに両サイドからポロポロと刃った爪がこぼれ落ちてしまう点が挙げられる。360度回転する機構上致し方ないのかもしれないが、ここが改善されれば、さらに使い勝手のよい製品になりそうだ。

製品本体。グリップは厚みがあって握りやすい	刃の部分が独立したパーツになっており、360度回転する
90度回転させた状態。足の爪が切りやすい	90度回転させて親指の爪を切っているところ。無理な姿勢をとらずに切ることができる

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