撮影の補助に使える高輝度LEDライト


本体サイズは大きいが、電池込みで250gと軽量

 デジカメを使って部屋の中で撮影をしている時、もう少し明るさが欲しいが、撮影用の照明を揃える程大げさにしたくない、といった経験はないだろうか。そんなニーズにぴったりはまる撮影用LEDライトを入手したので紹介したい。

 撮影用品メーカーのLPLから発売されている「VL300」は、ホットシューに取り付けることのできるLEDライトだ。写真をご覧いただいてお分かりかと思うが、一般的な外付けフラッシュ/スピードライトと比べてかなり大きい。大きいだけあって5×6列のLEDは、50cmの距離で1300ルクス(中心付近)と、かなり明るく照らしてくれる。単三電池を4本使って連続照射時間は約3時間とかなりの多飯食らいだが、ブツ撮りには十分だろう。ムービー撮影やビデオカメラでの撮影にも使えるが、3時間あれば1回の撮影くらいは賄えるのではないだろうか。

 本体前面にはスリットが設けられており、色温度を変更できるフィルターを挿入できる。透明フィルターで白色が使えるほか、約6300kに変換できるフィルターが使えるため、電球や電球色蛍光灯下での撮影に使えるのが嬉しい所だ。本体の面積が大きく、広がりのある光源なので、フラッシュとは異なり自然な光の当たり方を得られる。さらに当たりを柔らかくするためトレーシングペーパーやティッシュで簡単にディフューザーを貼り付けられるのも、発熱しないLEDならではのメリットだ。

 今回紹介した機種の上位版には、明るさを無段階で制御できる機能が付いているのでより本格的に撮影をするならそちらを選択すると良いだろう。手軽で自然な光源をお探しなら検討してみてはいかがだろうか。

色温度変換フィルターを装着
カメラ本体が照明を遮って、暗くなりがちな真上からの接写も……この製品なら遮る事なく撮影が出来る

 

製品名製造元購入価格
VL300LPL9660円

 

 

(ナカムラ)

2010/10/8 06:00