急な雨にATフィールド全開! 「ATフィールド雨傘」


ATフィールドの模様が描かれた「ATフィールド雨傘」。分かる人にはニヤリとするデザインだ

 最近雨が降らない。関東地方の乾燥注意報は先日解除されたようだが、少しは雨が降ってくれないと色々困ってしまう。インフルエンザも流行しているし、花粉も飛び始めている。そして何より、せっかく購入した傘を自慢できない。

 今回ご紹介するのは、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」や映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」(以下エヴァ)をご覧の方々にはおなじみの“ATフィールド”を模した傘、その名も「ATフィールド雨傘」だ。

 “出オチ”の感もあるが、少々解説を。ATフィールドというのは、エヴァ劇中に登場する防御壁、いわゆるバリアーのことだ。劇中では空中に浮かび上がるオレンジ色の八角環として表現されており、進攻してくる「使徒」がこれを用いて攻撃を防いだり、主人公が乗るエヴァンゲリオンもATフィールドを展開し、中和して強引にこじ開けたりしていた。詳しくは上述のTVシリーズもしくは新劇場版をご覧頂きたい。

 「ATフィールド雨傘」は、劇中で展開されるATフィールドの模様が、透明な傘布に描かれている傘だ。単なるビニール傘と言ってしまえばそれまでだが、筆者はこのオレンジ色の模様が描かれているだけでテンションが上がってしまう。

 読者諸兄には、子どもの時分に透明なビニール傘を広げて前にかまえ「バリアー!」と叫び遊んだ記憶はないだろうか? 数十年の時を経て、その遊びは「ATフィールド全開!」という言葉に置き換わったのだ。そんな童心を忘れない諸兄には、この傘は是非ともオススメの一品と言える。もっとも、傘で遊ぶのは危ないので、傘は天に向かってそっとさし、叫ぶのは心の中だけにとどめておくのが無難である。また言うまでもないが、この傘の強度は普通のビニール傘と変わりないので、通常兵器による攻撃を防いだり、衛星軌道上から落下してくる物体を受け止めることはできないので注意されたい。

 そんなわけで、このATフィールド雨傘を同僚や友人たちに自慢するために、雨が降るのが待ち遠しい今日この頃である。もっとも雨が降ったら降ったで、この傘が汚れるからという理由で持ち出すのを躊躇しそうな気もするが。

傘布の裏側から見ると、ATフィールド以外の何者でもない。「ATフィールド全開!」と(心の中で)叫びながら開こう「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の公式グッズであることを示すロゴ。
何気に柄の部分も八角形であり、芸が細かい折り畳んだ様子。55センチと、傘としてはやや小振りだ

 

製品名製造元購入価格
ATフィールド雨傘オカモト880円

 

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2011/2/28 06:00