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頼れる長時間バッテリー搭載のモバイルWi-Fiルーター


コンパクトな円形の本体。巷では「浅田飴の缶」と呼ばれているようだが、確かにほぼ同等のサイズだ

 ここ数年、無線通信ながら固定ブロードバンド並みの速度でデータ通信が可能な通信事業者が増えており、着実にサービスエリアを増やしていることは本誌読者は既にご存知かと思う。出張の機会があり、出先でネットに接続する必要があったので事業者を比較検討した結果、UQコミュニケーションズのWiMAXの使い勝手が良さそうだったので思い切ってモバイルWi-Fiルーターを購入してみた。

 今回購入したのは、UQコミュニケーションズが回線を提供するMVNO事業者のひとつ、「BIC WiMAX SERVICE」の端末としてビックカメラで販売している「URoad-9000」だ。UQ自体による通販以外では、ビックカメラでしか買えない専用モデルになっており、数ある量販店系MVNO事業者として差別化を図ってユーザー獲得を目指しているようだ。

 本体はデータ通信機能と無線LANルーター機能を有している。ネットに接続した本体に無線でPCやスマートフォン、携帯ゲーム機がぶら下がってネット接続する格好となる。そのURoad-9000のウリはバッテリー駆動時間の長さだ。

 バッテリーで10時間の連続利用が可能とうたっており、2〜3時間程度という場合もある他機種とは一線を画している。とはいえ、ちょっとしたカラクリがある。約3時間程度駆動する標準バッテリーと、約7時間駆動する大容量バッテリーが同梱されており、合わせて10時間という仕組みだ。本当に10時間使うのならバッテリー交換の間は回線を一度切断するか他の電源を確保する必要があり、厳密には連続とは言えないが、実運用上そこまでシビアな条件が求められる環境は稀だろう。むしろTPOにあわせて本体の重さを選べるので、その柔軟さがもたらすメリットが大きいように思う。今回は1日の出張だったが、大容量バッテリーひとつで再充電する事もなく十分用を足せた。

 肝心の通信速度も、出張先の大阪市内では快適な速度だった。機器を購入しておけば、「UQ 1 Day」なら24時間まで600円で使用できるので、使わない時はランニングコストがかからないのも嬉しい。もっと頻繁に利用するのであれば、1年間契約を継続する縛りはあるが、月額3880円のプランなどを利用するのがお得だろう。このプランを利用すれば、2万4800円の本体が6800円で購入できるのでさらにお得だ。

 実は実家にインターネット回線を引くよう要請されているのだが、電波状況さえ良ければWiMAXを常設の回線とし、出張で必要な時に実家に借りに行けば良いのではないか、と画策しているこの頃である。

標準バッテリー装着時の高さは、単3電池の1/3程度。側面に見えているのは充電用のUSBポートとストラップホール 大容量バッテリーを装着すると、単3電池半分ほどの高さとなる。重量は増えるが、標準の102g→140gで微増といってよいレベル

 

製品名 製造元 購入価格
URoad-9000 シンセイコーポレーション 2万4800円

 




(ナカムラ)

2011/4/22 06:00