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iPhone動画撮影の音声問題を解決「BRANDO mini Microphone」


パッケージには「Flexble Mini Capsule Microphone」とのみ記されていて製品の型番の記載はない

 最近、iPhone 4で動画を撮影する機会が増えた筆者だが、少々困ったのが音声の録音レベルの問題だ。iPhone 4はHD動画の撮影が可能で画質もそれなりに美しい。プライベートな用途での利用であれば十分な画質だと筆者は感じている。今まではちょっとした撮影でもハンディービデオカメラを持ち出していたのだが、今ではiPhone 4で十分と感じる場合がほとんどだ。

 被写体との距離が近い場合は持に問題無いのだが、野外での撮影などで被写体との距離がある場合、iPhone 4内蔵のマイクでは音声がほとんど拾えないという問題に直面する。画は綺麗に写っているのに声がほとんど聞き取れないのだ。これは、一般的なホームビデオの撮影においては問題となる。

 iPhone 4は動画撮影時にサブマイク(ヘッドホン端子の横にある小穴)のみを使用している。周囲の音を広く拾うのにはサブマイクの方が効率が良いのかも知れないが、このサブマイクはメインカメラの撮影方向に対して横向きに設置されているため被写体との距離があるとほとんど音声が拾えないのだ。

 この問題の解決策を色々と探して見たところ、「BRANDO mini Microphone」と言うヘッドホン端子に装着するマイクユニットがあると知り、早速入手してみた。

 「BRANDO mini Microphone」はカプセル形の小型コンデンサーマイクで、iPhone対応のため4極ミニジャツクを備えており、カプセル先端に集音用の穴がある以外、本体には何もない。ひと工夫あるのは、カプセル状の本本とミニジャツクの接合部が180度折り曲げられるようになっている。ミニジャツク部はそれ自体回転するので取り付けた状態で、iPhoneの天面に対し前後左右180度の範囲で自由にマイクの向きを調整できる。

 また、マイク自体の感度も内蔵のサブマイクより良く、音声を明瞭に拾うことができる。音質的にも内蔵サブマイクより高域、低域共に広がるが、音域の効率が高めのため少しカン高く感じる。

 マイクとしての使い勝手は非常に良い「BRANDO mini Microphone」だが、不満点もある。一つはWi-Fi使用時にノイズが乗る場合があるという点。筆者は主に屋外で使用するため、この問題に直面したことは無いが、Wi-Fiと併用するのには向かないと思われる。筆者宅のWi-Fi環境ではこの現象を確認できなかったので、使用するWi-Fiの規格やチャンネルにより症状が異なる可能性もある。

 もう一つは、ヘッドホン端子に接続する仕様のため仕方がないのだが、本製品装着中は、動画の再生時に音が出ないという点だ。iPhone自体はヘッドホン端子に音声を出力しているのだろうが、本製品にはスピーカーが内蔵されていないため音は出ない。筆者は一度、FaceTimeでの利用を試みたが、こちらの声は明瞭に先方に届くものの、先方の声は全く聞こえないという事態に陥った。

 多少の不便はあるものの、iPhone 4をホームビデオとして使う上で、声を拾いづらいといった同じような問題を感じている方に「BRANDO mini Microphone」は極めて有効なアイテムであることは間違いない。

マイクロホン本体は光沢のある黒色塗装でブランド名が浮き彫りになっている。コネクタは4極で金メッキ仕上だ このようにコネクタ部が左右に180度折れ曲げられるようになっていてミニジャツクの回転と合わせて前後左右180度の可動域がある
ヘッドホン端子に接続し、前方に90度曲げた状態。これで前方の音もシッカリと拾えるようになる

 

製品名 製造元 購入価格
BRANDO mini Microphone Brando Workshop 1260円

 

(田中 宏和)

2011/7/19 06:00