持っていると安心の大容量バッテリー「PowerLink i5200」


PowerLink i5200

 バッテリー内蔵型ジャケットを装着中のiPhone 4を、うっかり落下させてしまった。さすがジャケットだけあって、iPhone本体は無傷! しかし、端末の上部を保護する、ジャケットのフタような部分が割れて使えなくなった。バッテリーは破損しなかったので、そのまま使える状態だが、フタ部分がなくなったジャケットは、フチが鋭利で指を切りそうなほど。危険なので使うのを諦めた。

 外付けバッテリーは、スイッチひとつで給電が開始できるジャケットタイプが好きなのだが、おりしも次のモデルの噂が聞こえてくるタイミング。iPhone 3GS用に買ったバッテリー内蔵ジャケットが、iPhone 4で利用できなかった過去があるから、今さら買い換えにくい。GALAXY Tabも持っていることだし、ここは汎用的に行こうではないかということで試してみたのが、ケーブルで接続して充電するタイプの「PowerLink i5200」である。

 これはサムスンSDI製のバッテリーを内蔵しており、その容量はなんと5200mAh! iPhoneなら3G~4まで、iPadやGALAXY SやTab、Xperia、ニンテンドーDSといったさまざまな機器の充電が可能で、iPhoneなら1.5時間でフル充電できるという。給電するときは、端末をそれぞれが対応するUSBケーブルで「PowerLink i5200」につなぎ、「PowerLink i5200」本体上部のマルチボタンを1回押すだけだ。なお、このボタンを押すと、LEDにより充電開始が分かり、バッテリー残量確認や、高輝度LEDによるフラッシュの点灯が行える。

 試したところ、iPhone 4とiPad、iPad 2で充電できることが確認できた。サムスン製同士、GALAXY Tabなんて楽勝だろう! と思ったら、どういうわけか拙宅の端末はGALAXY Tabだけ充電できず……。ケーブルを変えてもバッテリーのアイコンにXマークが出てしまい、充電できなかった。一応、仕様では対応になっているので、個別の問題が潜んでいるのかもしれない。

 重さが128gあることや、機器ごとに充電用のケーブルも携帯しなくてはならないため、正直なところ、当初は面倒くさいと思っていた。特にiPhoneの純正ケーブルを携帯しながら充電したときは、広げたり束ねたり、たわんだ部分がバッグから飛び出したりと忙しく、「PowerLink i5200」の性能とは別の部分でテンションが下がる始末。

 そこで携帯専用に巻き取り式のUSBケーブルとして、プロテックの「プッシャーリンク PP-IWH」を購入して組み合わせたところ、これが大正解! ケーブルが巻き取り式でしなやかなので、必要な分だけ伸ばして使えるし、セットでポーチに入れて携帯できるようになった。その後何度もバッテリー切れの危機を救ってもらっている。外出時間が長い日などは、特に安心できる。ジャケットタイプは好きだが、これはこれで持って間違いないアイテムだと感じた。

左から、本体、充電用のminiUSB充電ケーブル、取扱説明書手のひらよりも小さく、重さは128g。ミラー仕上げなので化粧直しにも使えそう
本体下部に入力用のminiUSB端子、上部には出力用のUSB端子がついているバッテリー自体の充電は、付属のminiUSB充電ケーブルで行う
本体上部のマルチボタンを押すと、LEDにより充電開始、バッテリー残量確認、高輝度LEDによるフラッシュの点灯が可能にiPhone 4の充電を確認
iPad 2の充電も確認純正ケーブルの代わりに、巻き取り式のケーブルを買ってみた
携帯性がアップしてお気に入り!

 

製品名販売元購入価格
PowerLink i5200エスエンピーネット6980円

 

(すずまり)

2011/9/16 06:00