家庭で気軽に炭酸水が作れる「ソーダストリーム」


ソーダストリームのスターターキット。本体とガスシリンダー、専用ボトル(1リットルサイズ)のセット

 筆者の家では炭酸水の消費量が多い。砂糖入りの炭酸飲料は美味しいが、飲み過ぎは身体、特に体重への影響が懸念される。しかし炭酸水であれば原材料は「水・二酸化炭素」。余計なものは一切なく、しかも冷やして飲むと実に爽やか。夏場など暑い時期や風呂上がりに飲むと最高である。これまでは既製品を大量に購入して備蓄していたのだが、自宅で炭酸水を作ったほうが手っ取り早く、安上がりであることに気付き、昨今話題の炭酸水メーカーを導入してみることにした。それが今回ご紹介する「ソーダストリーム」である。

 「ソーダストリーム」は最近あちこちで見かけるので、読者の方も雑貨屋などで見かけたことがあるかもしれない。あのやや背の高い機械は「スターターキット」という基本セットだ。使い方は、本体に炭酸ガスのボンベ(ガスシリンダー)を取り付け、専用ボトルに水を入れてセットするだけ。本体上部のボタンを押すこと数回。ブシュブシュと炭酸ガスが専用ボトル内の水に噴射されるという小気味良いアクションとともに炭酸水ができあがる。電源等は一切必要ない。簡単な上に、実に楽しい。そして申し分なく美味しい。

 気になるコストパフォーマンスはというと、マニュアルによれば専用ガスシリンダー1本で約60リットルの炭酸水が作れるとのこと。ということは500mlペットボトルにして約120本分。ガスシリンダーは新品で購入すれば1本3600円だが、空になったシリンダーを販売店に持ち込めば、2100円で交換・購入できる。単純計算で炭酸ガスのコストは500mlあたり17.5円。キツめの炭酸水が好きな筆者はつい炭酸ガスを多めに噴射してしまうのだが、約120本分が約60本分になったとしても、1本あたりの炭酸ガス代は35円だ。

 なおソーダストリームで作った炭酸水に入れるとコーラ味などになるという、専用シロップもあるようだが、自家製ジンジャーシロップがあるのでこちらはまだ試せていない。筆者はあまり嗜まないが、お酒のソーダ割りなどを楽しむ向きもあるようだ。やろうと思えば、豆乳やコーヒーのソーダ割りといった挑戦的な飲料を試すこともできるので、冒険心溢れる方には是非新しい味覚を開発していただきたい。

 ちなみに筆者が購入したモデルは最もスタンダートな「Jet(ジェット)」というモデルで、これより高価な上位モデルがいくつか存在する。違いは本体が金属製で高級感があったり、炭酸ガスの噴射方法がボタン押し込み式ではなくレバー式であったり、炭酸ガスの残量が確認できるといった点だそうだ。部屋の雰囲気に合ったモデルを選ぶのが良いだろう。また、店舗での購入時には、炭酸ガスを購入するという手続き上、本人確認書類の提示と住所登録が必要になるので留意されたい。


専用のガスシリンダーを本体後部に設置する大きさの比較。けっこう背が高い
専用ボトルの口を本体にねじってセットする本体上部のボタンを押すと、ブシュ! という音とともに炭酸ガスが専用ボトル内に噴射される。押せば押すほど噴射され、炭酸がきつめになる
専用ボトルをちゃんとセットしないと、写真のように水が飛散して悲惨なことになるので注意が必要だ(2回ほどやった)

 

製品名製造元購入価格
ソーダストリーム スターターキット JetSodaStream1万2600円

 

(TAG)

2012/6/14 06:00