本日の一品

接続がスムーズになった「紛失防止タグ REX-SEEK1-X」

改良された「紛失防止タグ REX-SEEK1-X」

 ラトックシステムの「紛失防止タグ」が改良されたというので、さっそく使ってみた。以前使った同社の「紛失防止タグ」は、ペアリングにかなり時間がかかってしまい、壊れたかと心配したくらいだったのだが、それが改良されたそうなのである(前モデルもファームウェアアップデートで対応する)。改良版の製品パッケージによると、接続速度50%アップだとか。

 今一度、製品についておさらいしておこう。ラトックシステムの「紛失防止タグ」とは、専用アプリ「REXSEEK」をインストールした、iOS5.1以降の「iPhone 5」や「iPhone 4S」、「iPad」(第4世代/第3世代)、「iPad mini」、「iPod touch」(第5世代)とBluetoothでペアリングすることで、財布や鍵などのタグを取り付けた物の紛失を防ごうという製品である。「iPad mini」「iPod touch」は改良版で新たに対応した機種だ。

 「紛失防止タグ」と端末(iPhoneなど)との間に一定の距離ができたときや、「紛失防止タグ」を取り付けたものが動いたとき、iPhoneに着信したときなどに、双方が音とバイブレーションで知らせてくれる。また、紛失防止タグのボタンを押すことで、iPhoneのアラームを鳴らせるので、iPhoneの場所探しにも活用できるというものだ。

 製品本体のサイズは、約縦45×横27×厚さ11mmで、重さは約10g。手のひらサイズで、直径約15mmのキーリングが付属する。アプリ「REXSEEK」はApp Storeから無料でダウンロードできる。

 さて、もっとも気になった、製品とiPhoneのペアリングスピードだが、今回はあっさり・さっくり接続されるようになっていた。アプリを起動して、「接続」ボタンをタップしただけで、ほとんど待たされることなくペアリングが終了してくれた。ストップウォッチで計測したわけではないが、これなら、何の違和感もなく使えるレベルである。

 というわけで、今回は、カードケースに紛失防止タグを取り付けてみた。これまで鍵やサイフの紛失が心配だと思っていたのだが、よく考えてみると、これまで「忘れた!」と思ったり、紛失経験があるのは、SuicaやPASMOだったと分かったのだ。特にSuicaの紛失は、これまで二度経験している。そこで、使用時の落下防止のために、ケースにチェーンを付けているのだが、気分や用途で頻繁にバッグを交換するため、チェーンごと付け替えを忘れてしまい、駅まできてから「あっちゃー!」となるわけだ。

 カードケースに紛失防止タグを取り付けると、これがなかなか効果的。カードを部屋に置いたまま出かけようとすると、iPhoneがピッピッピッと鳴り、忘れていることをバッチリ知らせてくれた。設定距離は「近」「遠」とその中間の3段階だが、我が家では中間くらいにしておくとちょうどいいようだった。どのバッグに入れたままなのか分からないといった、紛失防止タグの具体的な場所が分からない場合は、アプリの「探す」でタグから音を出して探すこともできる。

 ちなみに、設定を見たら、接続設定に「接続が切れた場所」なる新しい項目があるではないか。接続が有効のままだと分からないのだが、試しに接続を切ってみたところ、接続が切れた場所として自宅周辺の地図が現れた! これは紛失時に、どこでなくしたのか、手がかりにできるのかもしれない。

製品本体にお試し用電池(ボタン電池 CR2032)、付属のキーリングが付属する
今回はあっさり接続! 筆者体感上は50%以上の高速化!
袋に入れてカードケースにとりつけ。もうちょっと角が落ちているとうれしいが……
設定に接続の切れた場所と時間が表示されるようになった
試しに接続を切ったら、切った場所の地図が表示された! 再接続で消える
製品名製造元販売価格
Bluetooth 4.0+LE 対応 紛失防止タグ REX-SEEK1-Xラトックシステム3980円

すずまり