本日の一品

デカスマホにピッタリ! タッチペン型Bluetoothヘッドセット

 クルマの運転が日常ではない日本人は、モバイル端末で音声会話を手放しでできる、“ヘッドセット”と呼ばれるイヤフォン&マイクを使う機会がきわめて少ないように思われる。

 海外では、別にクルマの運転中でなくても、ヘッドセットを耳に付けて常時、独り言のように電話で相手と喋っている人を見かけることが多い。実際に必要に迫られて使えば便利なアクセサリーなのだろうが、周囲の目を気にしている限り、恥ずかしがり屋にはなかなか実行することが難しいアクションだ。

 今回、筆者が購入したロジテック社のタッチペン型Bluetoothヘッドセットは、スマホのスタイラスペン機能をも合わせ持ったペン状の本体にBluetooth通信機能を搭載し、Bluetooth3.0 HFP/HSPを搭載したスマホや音声対応のタブレットに対応したヘッドセットだ。

 実際には、通話時に耳の周囲にフックなどで引っ掛ける形式ではなく、受話器のように手に持って耳に押し当てて使う形式なので、タッチペン型Bluetooth“ハンドセット”という表現のほうがよりピッタリだろう。

軽さ20gで約4時間半の連続通話が可能
iPhone等のスマホと組み合わせることもできるがサイズ差が無いのでもったいない

 筆者の購入した目的は、発売日に衝動買いしたタブレットクラスの液晶画面を搭載した“デカスマホ”「ASUS Fonepad」のハンドセットとして使用するためだ。筆者は、Fonepadを購入以来、実際に2度ばかり着信を受け、一度は山手線の電車の中でデカスマホを耳に当てて会話したが、さすが周囲の注目度は強烈だ。

 あまりにもデカイスマホでの受話は、対話している本人が“小顔に見える”メリットはありそうだが、周囲の視線を痛いほど浴びるのもまた事実だ。この経験は、昔、やはり山手線内でイエデンワで受話した時と同様だ。

 タッチペン型Bluetoothヘッドセットは先端がゴム製のスタイラスになっており、アンドロイド系スマホやiPhoneの液晶画面操作を指に代わって行うことがdできる。ペンのちょうど真ん中くらいを捻って内部を開けると、マイクロUSBポートが露出し、パソコンのUSBポートやUSB・ACアダプターなどから給電し、充電を行うことができる。

 スマホやタブレット機器との連携も、ごく一般的なBluetooth周辺機器とのペアリング操作で簡単に実現できる。Fonepadはサイレントモードにして、カバンに入れて電車の網棚に放り上げておいても、本機への着信時には、タッチペン型Bluetoothヘッドセットがバイブレーションで着信を知らせてくれる。

 昨今流行のスマートウォッチのような液晶表示部がないので、着信相手が誰かわからないという難点はあるが、筆者にとってそれほど大きな問題ではない。発信に関しても、タッチペン型Bluetoothヘッドセットの先に取り付けられたラバー製のスタイラスペンで、大きなダイヤルパッドをタッチして電話番号を入力し、相手に着信すれば、タッチペン型Bluetoothヘッドセットで会話する、という一連の操作が極めてスムースだ。

 タッチペン型Bluetoothヘッドセットは、ほとんどのスマホやタブレットで利用できるが、間違いなく7インチ液晶を搭載したASUS社の“デカスマホ”Fonepadとの相性は抜群だ。

組み合わせるなら、Fonepad(左)の様な音声会話機能を備えたデカスマホだ。
内部にマイクロUSB充電ポートがある
Bluetoothのペアリングはマニュアル通りの定形処理で問題なく出来る
ダイヤルパッドをスタイラスでタッチして電話、相手が出たらスタイラスで会話する
製品名販売場所価格
タッチペン型Bluetoothヘッドセット
ロジテック LBT-MPPHS01BK
Amazon.co.jp3527円

ゼロ・ハリ