本日の一品

ありそうでなかった、半導体の格好をしたクシ

 昔から半導体のことをムカデの一種で動きの早い“ゲジゲジ”と呼ぶことがあるが、年齢地域を越えてどの程度まで浸透している言葉なのか筆者はにはわからない。昨今の半導体は“フラットパッケージ”と呼ばれるきわめて平坦な形状になり、昔の半導体のイメージである多足の「ゲジゲジ」のイメージは随分と遠のいたみたいだ。

 しかし、最新のマイクロソフト・パワーポイント2010のクリップアート集から“半導体”(チップ)を検索してみると、伝統的かつ昔懐かしい、黒い長方形の本体の両側からたくさんのメタリックな足が生えたゲジゲジが登場してくる。

 イマジネーションパワーの貧弱な筆者などは、半導体のゲジゲジイメージを見ても、それ以上のことは思いつかないが、世の中には類推発想力の優れた人が居るようで、この半導体の外観を見て、クシを想像して実際に作ってしまった人がいる。

背景がIC基盤イメージのパッケージを開けると懐かしい半導体まんまのクシが出てくる
サイズが違うだけでイメージの忠実度は抜群だ

 英国のガジェット通販会社であるThumbs Up!社が販売する「IC COMB」がその商品だ。創世記のパソコン基盤に載っかっている半導体を体積比で数百倍のサイズに拡大したIC COMBは男性でも女性でも使えるクシだ。

 英文名称のIC COMBの「COMB」を英和辞書でひくと「クシ:櫛」と出てくるが、一般的にクシは板状で細かな歯が一列に並んでいるものをさす。一方、ヘアブラシはその歯の列が複数あるものだと理解していたが、その延長上で考えればIC COMBはクシではなく、ヘアブラシの仲間なのかもしれない。

 そんなことはさておき、使い心地はどうだろうか。長さ13cm、幅5cmは、多少手のサイズが違っても男女を問わず、指先で軽く持てるサイズだ。重量は実測で41g、これもクシの平均的重量と大差ない。櫛の歯は柔らかくて簡単に曲がり、復元性の良いプラスチック素材だ。

 約45mm間隔で2列ある歯は、全部で42個の球形の先端を持ち、頭皮を傷つけることもなく、軽く頭を叩くことによるマッサージ効果も快感だ。IC COMBは、2列の歯をもつクシとヘアブラシの中間に位置し、使用時の周囲のウケ効果も抜群だ。単なるガジェットにしておくには少しもったいない本日の一品だ。

サイズを本来の大きさから大幅に変更するだけで、市場が生まれることはけっこう多い
ごく普通のクシやヘアーブラシとして使用できるほか、マッサージ効果も抜群
製品名販売場所価格
IC COMBfu-bi1580円

ゼロ・ハリ