本日の一品

電子マネーの残金がすぐにわかる歩数計

各種ICカードのほか、腕時計型などにも対応
ボタンは3つだけとシンプル

 シチズンの歩数計「TWTC501」は、歩数計ながら電子マネーの残高がワンタッチでわかる一品だ。サイズは幅73mm高さ31mm厚さ10mm、重さは27gとポケットに簡単に入るサイズ。これがあれば、買い物や移動時に「あれ? 残高いくらだっけ? 残高足りてるっけ?」という疑問を即座に解決できるわけだ。

 その面白い発想かつ実用的で、値段も張らないことから、家電量販店の歩数計売り場で見つけて思わず買ってしまった。残高は、ICカードに本製品をくっつけて、読取スイッチを押すと表示される。対応する電子マネーは、EDY、nanaco、waon、PASMO、Kitaca、Suica、TOICA、ICOCA、SUGOCA、PiTaPaと日本全国のさまざまな電子マネーに対応する。

 面白い製品なのだが、おサイフケータイには非対応で、ICカードタイプの電子マネーのみに対応している。おサイフケータイ対応のスマホを持っていない筆者のような人にお勧めできる一品だ。

 電子マネービューアー機能が魅力的で、あまり見ない類の製品なだけに、個人的には「電子マネービューアー機能がついた歩数計」というよりは、「歩数計機能がついた電子マネービューアー」だ。

 その歩数計の機能については、ポケットやバッグに入れて歩くと、内蔵する3D加速度センサーがしっかり計測。時刻設定をすることで、今日1日でどれだけ歩いたかを14日間メモリーに保存でき、過去14日分の歩行データを確認できる。時計表示機能もあり、デフォルトの画面として電子マネー残高、歩数、時計を表示するかで選択が可能だ。

 今回紹介した「TWTC501」が出て、それで終わりとは思えない。本製品は液晶に1行しか表示されないので、シンプルで見やすいが、履歴まで一度に表示できるモデルが出てきても魅力的と感じた。電子マネービューアー機能がついた電卓や財布、メモリーカードリーダーなど、面白くも生活が便利になりそうなコラボ製品がもし出たら、買ってみたいところだ。

製品名製造元購入価格
TWTC501シチズン2170円

山谷 剛史