本日の一品

机上メモとして最高の「カールメモ」にワイド版登場だ!

ほぼ10年くらい使ったカールメモ(右)とニューカールメモ(左)

 筆者の机の上は、30インチの大型ディスプレイを接続したデスクトップPCをはじめ、インターネットラジオの専用機、カシオのmemopriが2台、クラウド型名刺リーダー、デジタル・デスクトップ・オーディオ、デジタル・ペンや16ポートのUSB充電ハブ、そして常時、スマホやタブレットが数台以上も散乱するデジタル化デスクトップだ。

 しかし、それ以外に常時、絶対に存在する最も大事なモノがある。紙のメモと、いつでもスムースに書ける筆記具だ。以前は、ごく普通のノートやレポート用紙、大型のポストイット等を使用していたが、薄かったり小さかったりするノートやメモ類は、いつも何かの下敷きになって見当たらず、何かを思いついた時には、机の上や引き出しの中をかき回してメモ用紙を探す始末だ。

 そんな時に神保町の行きつけの本屋さんで見つけたのが、カール社のベストセラー商品である「ロールメモ」だった。ロールメモを自宅のデスクに備えてから、突然思いついたアイディアやTo Doなど、ほぼすべてロールメモに書きとめていた。レバーを引っ張るだけで、ペーパータオルのように自動的に紙送りされ、約10度傾いた筆記面は、正面ではなく、右斜め前位置でも視界は良好だ。

 そんな優秀で伝統あるベスト・オブ・文具のロールペーパーだったが、1つだけ不満な点があった。それが、ロール紙の横幅だ。たんに縦書で書くだけなら問題はないが、メアドやURLなど横書きのメモをとる際には、実測57mmのロール紙の横幅は机上のメモとしてはかなり窮屈だ。URLはおろか、簡単なデザイン画すら描けないサイズだった。

 バージョンアップされた「ニューロールメモ」のメモ用紙サイズは、横幅88mmと従来のモノより60%増しの余裕サイズだ。それ以外のお気に入りスペックは従来と同じ。ペンスタンドには、しばらく使わないと描けなくなる危険性を含んだ万年筆やボールペンは避け、どんな状態でも必ず一文字目から筆記できる濃い目の鉛筆か、1.3mm以上の芯を採用したノック式のシャープペンシルと決めている。

 カール社のニューロールメモと鉛筆のコンビネーションは、どんなに筆者のデジタル世界が進歩しても、相変わらず、突然思いついたアイデアを光速で記述するには、敵う相手のいない究極のアイテムだ。

従来のモデルより紙幅が60%も大きく、それ以外のスペックは従来のイイトコどり
旧モデルの木目調が引き継がれなかったのは極めて残念だが、スペックはお気に入り
88mmのニューロールメモ(左)なら、B7サイズの縦長のメモ用紙を使う感覚に近い
製品名販売場所価格
カール ニューロールメモ恵比寿アトレ スミス2520円

ゼロ・ハリ