本日の一品

またまた出てきた明和電機……今度はUSB「魚コード」!

明和電機創業20周年記念商品の「魚コード USB」

 筆者は実は関西系の漫才系発明ユニット「明和電機」の昔からの大ファンだ。そして、以前は同社の初代「魚コード」(Na-Cord)を愛用していた。魚コードは、頭がオスプラグ、尻尾がメスプラグの魚骨型AC電源用延長コードだ。

 しかし、深夜に帰宅した時に、うっかり間違ってこの延長コードを足で踏んづけてしまい、運悪く床から垂直に真っ直ぐ立っていた魚の骨の一部が足裏に当たり大声を出した経験がある。いま思えば少し惜しい気がするのだが、そんなことがあって初代の魚コードは友人にあげてしまった。

 あれから20年余り、今度はUSBケーブルタイプの「魚コードUSB」が“明和電機創業20周年記念モデル”として再登場となった。サブタイトルは“世界で一番自己主張のはげしいUSBケーブル”とのことだが、残念ながらこじんまりした魚コードUSBは、初代の魚コード(AC延長コード)ほどの登場インパクトはないだろう。

 今回のモデルは、初代の全長1メートルもある太刀魚の骨格のようなデンジャラスなバケモノではなく、全長32cmの可愛いらしい“魚コードUSB”だ。今回はメデタイ創業20周年ということもあり、カラーラインアップは全部で3色。白と黒とそしてピンクが用意されている。

 筆者の購入したのは、初代の巨大魚コードと同じくオフホワイトの最も骨格らしいリアリティあるカラーリングモデルだ。魚コードの頭の側にはmicroUSBプラグのオスタイプ。尻尾の側には標準USBプラグのオスタイプというごく標準的なAndroidスマホやタブレット用のケーブルだ。

 通電すると両目がほんのりと光る。筆者のAndroidスマホであるLG G Flexでは、魚コードを使用してパソコンと接続した場合は、Data Linkとスロー充電となり、高出力のUSB/ACアダプターと接続した場合も同じくスロー充電となった。

 Xperiaをはじめ、筆者のLG G Flex等、急速充電モードに対応している昨今のスマホと、出力2A~5.1AほどのパワフルなUSB/ACアダプターを使用しても、魚コードではスロー充電モードとなってしまう。

 外観の割には、今ひとつ自己主張が足りず、中身は意外とおとなしいノーマル仕様なのだ。残念ながら魚コードUSBは急速充電モードには対応していないが、筆者の曲面液晶スマホG Flexとは“曲者同士”で気に入っている。次回作は”高速充電モード”搭載の”魚コード・ピラニアモデル”に期待したい。

全長320mmのごく普通のUSBケーブルとしてスマホに利用する
見方や撮影角度によってはなかなかリアリティもある自慢グッズとなりそうだ
残念ながらiPhone系には非対応だ。ライトニングアダプターを使用しての利用は自己責任で
筆者の曲面スマホであるLG社 G Flexとのコンビネーションは「曲者」同士でとても気に入っている
製品名発売元価格
魚コード USB(Na-Cord)明和電機2625円

ゼロ・ハリ