本日の一品

中身をスマホで確認! 探し物が簡単に見つかる「ニュートラルボックス」

 先日事務所の引っ越しをしたのだが、さっそく外付けハードディスクが見当たらない! と大慌て。目の前に山と積まれたダンボール箱を前に、これを全部開けるのかと絶望にも似た気分を味わってしまった。引っ越しに限らず日常生活の中でも、「箱を開けなくても中身がわかればいいのに!」と思うシーンは意外と多い。部屋に物が増えるのがイヤな私は、なにかとダンボールに詰めて棚の上にしまってしまいがちなのだが……いざ取り出したい場面で、箱をいくつも下に降ろして目当てのものを探すのが面倒になり、諦めてしまうことがよくある。

キングジムの「ニュートラルボックス」。折り畳んで売られているが、組み立てるのに10秒もかからない

 そこで今回購入に踏み切ったのが、キングジムの「ニュートラルボックス」。専用アプリ「デジタルタグ」を使って中身が確認できる収納箱だ。ニュートラルボックスの側面にはタグ番号を書き込むための3ケタの空欄があり、ここに記載した番号とアプリ内の写真のタグ番号を対応させて管理する。つまり、ニュートラルボックスに「111」と番号を記入し、アプリの111のタグのページにその中身の写真を保存しておくという、至ってシンプルな仕組みだ。これならわざわざ箱を開けなくても中に何が入っているかわかる。また、「探し物がどの箱に入っているかわからない!」というときも、アプリ上の写真一覧から探して該当する写真に振られた番号の箱だけを開ければいい。

「あの箱に何が入っていただろう?」本来なら箱を下に降ろして開けてみなければならないが、アプリに箱のタグ番号を入力すれば上に乗せたまま中身を画像で確認できる

 ニュートラルボックスの大きさは4種類。縦15.5×横26×高さ13.5cmのSサイズ(700円+税)、縦20.5×横28×高さ15.5cmのMサイズ(800円+税)、縦27×横38×高さ18cmのLサイズ(1000円+税)、縦31×横40×高さ21cmのXLサイズ(1300円+税)がある。シンプルなデザインだから部屋の見える部分に置いても違和感がないし、インテリアに合わせて選べるように白/グレー/ベージュの3色をラインナップしている。

 実はデジタルタグアプリがあれば、ニュートラルボックスを買わなくても普通の箱で代用できる。しかし、外に出しておいても気にならないデザインと機能の融合はこの製品の重要なポイントだと思う。ニュートラルボックスは、「箱と写真を番号で結びつける」というシステムをもっともシンプルにわかりやすく示している、単純ながら画期的なアイテムだ。

製品名販売元購入価格
ニュートラルボックス 4058(XL/グレー)キングジム1404円

小林邑子