本日の一品

取り付けたまま指紋認証もできるiPhone用の防水ケース「OtterBox Preserver」

「OtterBox Preserver for iPhone 5s/5」のパッケージ表裏。さすがにパッケージもしっかりしている

 関東地方はまだまだ梅雨まっただ中でじめじめとしているわけだが、梅雨が明けてもきっと今年もゲリラ豪雨が何度もくるだろうし、本格的な夏になれば水辺に行く機会も増えるだろう。そうなると気になるのが携帯端末の水没だ。筆者は幸いにも端末を完全に水没させたことはないのだが、突然の雨などで端末を濡らしてしまってヒヤヒヤしたことは何度もある。また夏になると女性も男性もポケットの付いた服を着ることが減るだろうから、落とすことも増えるだろう。防水機能の付いたAndroid端末ならよいが、iPhoneだと常に心配だ。

 そんなわけで、誰もが防水防塵ケースの導入を一度は考えるのだと思う。今回編集部から防水防塵耐衝撃ケースである「OtterBox Preserver for iPhone 5s/5」を借りる機会があったので、さっそく使ってみた。

2つのパーツに分かれている。左側のパーツの周囲がパッキンなので、ここをきれいにしておかないといけない
各パーツ裏面
蓋パーツにつけられている注意書きのシール

 ケース本体は2つのパーツに分かれており、中にiPhoneを入れて蓋を閉じることにより防水・防塵を実現している。ケースの裏面には「IMPORTANT!」と書かれたシールが貼られており、必ず説明書を読んでからiPhoneをはめるように、と書かれている。説明書に日本語の説明はないのだが、メーカーの商品説明ページに日本語字幕付きの動画があるので、それを見ながらテストするのがよいだろう。正規代理店のフォーカルポイントの商品説明ページには同じ動画が日本語吹き替えされたものがある。

 ここで手を抜いて困るのは自分なので慎重に進めたいところだ。また、ストラップは蓋を閉める前に取り付けるようにとのことなので忘れないようにしたい。蓋を閉めてしまえば、ゴツくなってタッチ操作が若干甘くなる感じはあるものの今までとほとんど変わらない。ロック解除のための指紋認証(TouchID)も全く問題なく使えるので、面倒なのはヘッドフォンやLightningケーブルを挿す時にしっかりとしたカバーを開けないといけないところくらいだ。ヘッドフォンをBluetooth接続のものにすれば一手間減ってよくなるだろう。

指紋認証部分の拡大。ボタンの部分は柔らかい素材でできている
ストラップホール拡大
カバーを開いたところ
水に沈めてテスト中。中にiPhoneが入っていない状態だと浮いてしまうので上に重しを載せてみた

 水が付いた状態ではタッチ操作や指紋認証はできないので、水中で使えるのはボリュームボタンで操作できるアプリだけになることに注意したい。指と画面の間に水が入っていると操作できないので、お風呂で使う場合などでも一度水を切ってから操作する必要がある。2mの防水までは、という人でも一般生活での万が一の水没や落下は避けたいところだろう。その心配をなくしてくれるケースはとても頼もしい一品だ。

純正Lightningケーブルをつないだところ
純正ではないMFi認定ケーブル(ロジテックLHC-UALCシリーズ)は挿さらなかった
水中で電源を入れたところ。さすがに水中では指紋認証、タッチ操作ともにできない
製品名販売元価格
OtterBox Preserver for iPhone 5s/5OtterBox8980円

大木真一