本日の一品

壁に埋め込んでスッキリ、2A出力のUSBコンセント

 USBも電源供給として一般的になり、アダプターを壁のコンセントに挿しっぱなしで、USBの部分だけ差し替えて電源を使っている人も多いと思う。それならばと壁のコンセントの中にUSB電源アダプターを内蔵してしまったものが登場しているが、日本の電気設備メーカー大手のパナソニックから埋込USBコンセントのWN1471SWが登場したと聞いてさっそく導入してみた。

壁に設置した「埋込USBコンセント WN1471SW」。コスモシリーズワイド21なら色もデザインと統一されたものとなる

 筆者の知る限りでは、プラネックスから同様のものが出ているが、出力が最大1Aで、2Aでガッツリ充電したい人には向かなかった。それが今回は2A、しかも大手電気設備メーカー製とあって買うならこちらと考えている人も多いだろう。

 しかも、パナソニックのものは同社のコスモシリーズワイド21の規格に則ったものとなり、ここ10年くらいに新築やリフォームした家など、コスモシリーズワイド21で揃えている家では、色、デザインの統一を崩さず設置できる。

 一応申し上げると、壁の中に設備として入れるものなので、施工するには電気工事業者に依頼し、有資格者が作業を行う必要がある。ここで、参考までに電気工事士向けの情報を紹介しておく。実際の取り付けにはプラネックス製と同様、USBコンセント自体に「送り」と呼ばれる端子がないので、送り配線が必要な箇所への設置は、ボックス内部にリングスリーブや差込コネクターによる分岐が必要になる。

 設置には55mm以上の奥行きが必要で、浅いボックスや配線次第では収まらない可能性がある。プレートを外さないと設置の可否がわからないため施工前に現調が望ましい。さらに、水滴進入を避けるために上向き施工はしないよう求められている。実際に壁に埋め込むためには、本体である埋込USBコンセントのWN1471SWだけでなく、コンセント取付枠のWTF3710K、コンセントプレートのWTF7003W、シングルコンセントのWN1001SWといった組み合わせが必要になる。

埋込USBコンセント WN1471SW単体。JISプレートの穴2つ分を消費するサイズで奥行きも大きめ。埋込みサイズは注意したい
裏側。送り配線端子はないので注意
他のパナソニックの電気設備はMade in Japanばかりという印象だが、これは台湾製

 埋込USBコンセントのWN1471SWはコスモシリーズワイド21の規格だが、多少の白色の違いを我慢すれば同社のフルカラーといったいわゆるJISプレートの枠と組み合わせが可能。工事士が持っていたフルカラーや神保電器製の枠にも収まった。他のパーツとの色違いが気になるようなら、わざとグレー色のWN1471Hを選んでも良いだろう。

 埋込みだと常時電源に接続していることになるため、待機電力が気になるなら、プレートの下の空きをコンセントではなくスイッチなどと組み合わせも可能。コスモシリーズワイド21にJISプレート枠のスイッチはないので、フルカラーのシリーズから選ぶなど、選択に工夫が必要になる。

残りの穴は1口コンセントのほか、別の何かも設置可能。色違いを我慢すればフルカラーのスイッチ等も可能
コスモシリーズワイド21の枠以外にも、写真のようにフルカラー金属枠、神保電器の金属枠とも装着が可能だった。フルカラーなら色が若干違うがスイッチ併設可能

 さて、ここまでが工事者向け情報。施工が終わり、充電してみると何の変哲もないUSB ACアダプターだ。電源供給側がパソコンであるような細工をしなければ充電してくれないiPhone 4S以前やiPhone 5以降とも充電が可能。スマートフォンやタブレットを中心に動作確認機種はパナソニックが製品紹介ページで公開しているので施工依頼前に参考にすると良いだろう。

 あとは、やはりコンセント直挿しだと充電中の端末を床に転がしておかなければならず、別に置いておく台が欲しくなる。壁にしっかり固定されてしまっているので、USBケーブルの引っ張りや引掛けでケーブル、コンセント側の双方が破壊される可能性もある。絶えず電源に接続され、別途スイッチを設けないと電源を切ることができない点は覚えておく必要がある。安全面や待機電力という点ではちょっと疑問符も付いてしまうかもしれないが、壁内蔵のすっきり感を最優先するためと理解するなら、良い選択ではないだろうか。

充電してみた。やはり壁埋込みだと床に転がすか台が必要。USB端子の周囲に余裕があり、フラットなので、ケーブル接続以外のUSBコネクタ一体の機器の充電もしやすい
製品名 製造元 購入価格
埋込USBコンセント WN1471SW パナソニック 2996円

(江須田)