本日の一品

スイッチひとつで部屋が野鳥の森に!? 小鳥ロボット「てのりちゅっちゅ」

てのりちゅっちゅ

 編集部のK嬢からの情報で、なにやら癒し系のグッズがあるという。疲れていた筆者は癒されたい一心で受け取ってみた。それは小鳥型のペットロボット「てのりちゅっちゅ」という製品であった。その数8羽分。

8羽もやってきた

 「てのりちゅっちゅ」は、スマホの信号音、3秒間の息、付属の笛リングの音に反応して、首を振りながらさえずったり歌ったりする鳥のおもちゃ。サイズはすずめほどの大きさで、首とくちばしが動く。腹部にスイッチがあり、胸部にはセンサーめいたもの、背面にスピーカーを備えている。パッケージには足を固定して乗せて楽しむこともできる笛リングに、複数集めたときに使う王冠シール、オリジナルにカスタマイズできるデコシールが付属する。

パッケージ内容。王冠シールはグループモードのときリーダーの額につけるらしい
手乗り感も得られる笛リング

 スイッチはソロモードとグループモードがある。グループモードは、2羽以上いるときに有効で、最初にスイッチを入れたちゅっちゅをリーダーに、すべてが同じ曲を合唱する。

 専用サイトには、Webアプリが用意されており、スマートフォンから信号音を送ることで、好きな歌を歌わせることができる。スタンダード曲が20曲、ボーナス曲が4曲、ミニゲームをクリアすると増えていくシークレット曲が10曲用意されている。ミニゲームはちゅっちゅのカード合わせゲームだ。

スマートフォンから曲を指定できる
ゲームでもらえるシークレット曲も

 スイッチを入れるとすぐ動作し始める。首とくちばしが動く以外は特にアクションはないため、最初はロボット感が強い。しかし、8羽分の電源を順に入れていくと、雰囲気が変わってきた。すべてソロモードにしていると、「ピピピピ」「ピヨ~ピヨ~」とバラバラにさえずりまくる。正直なところ、8羽もいると若干やかましい(笑)。ぜひ動画で見て頂きたい。

【いろいろ歌う、小鳥型ペットロボット「てのりちゅっちゅ」】

 しかししばらくすると、だんだんその喧噪が外にいる小鳥の集団のような気がしてくる。迷惑というより笑ってしまうのだ(笑)そういえばうちの近所に、夕方になると一斉にすずめが帰ってきてると思われる木があるが、確かにあんな感じのさえずりが聞こえている。

 グループモードにすると、リーダーの信号音に合わせて同じ曲を一斉にさえずり出す。ただ、電源を入れたときに上手くグルーピングできなかったと思われるヤツもでてきて、しばらくは曲もバラバラ。ただ、ある瞬間から8羽がまとまって同じ曲を奏でることもあり、それはそれで壮観だった。しばらくいうことをきかない個体があったりと、完全に思うようにならないところがむしろ自然っぽくていいのかもしれない。

Webサイトにはミニゲームも用意

 うちのベランダにはすずめ、猫、カラスがやってくるが、猫は洗濯機カバーを爪でボロボロにするし、カラスには目の前でハンガーを奪い去られるという経験をした。唯一すずめだけが、虫に食われまくる二十日大根のプランターで害虫駆除をしてくれる。やはり我が家に必要なのは小鳥なのだ!

 というのは言い過ぎだが、なんだかんだいって確かに和んだ。対象年齢6歳以上。プラス……は考えまい。床掃除をしてくれるわけではないが、心の掃除はしてくれたかもしれない。タイマー設定できて、睡眠測定機能アプリと連動できたら、朝目覚めやすいタイミングでさえずったりして。そんなことができたらちょっと面白いかもしれない。

スイッチ
背中にスピーカー
製品名販売元価格
てのりちゅっちゅジョイパレット1944円

すずまり