本日の一品

痩せる!と決めたからにはミノウラのサイクルトレーナー「LR760」

 以前は平日でも2~3日に1回はランニングしたり、週末もそれなりに運動していたのだけれど、どうも最近は思うようなペースで運動できずにいる。そのせいかどうかはわからないが、体重も徐々に増えてきた。そろそろ本格的にヤバい。この脂肪が定着する前になんとかしなきゃいかん。そういうわけで、本気で痩せるためのトレーニンググッズとして、室内で好きなだけ自転車をこげるミノウラの「LR760」というサイクルトレーナーを購入したのである。

サイクルトレーナー「LR760」
組み立てたところ。騒音を減らすためヨガ用マットを敷くことにした

 サイクルトレーナーについてもうちょっと詳しく説明すると、自転車の後輪の軸を固定して宙づりにした状態で、後輪に回転ローラーを押しつけることで、負荷をかけながらその場で自転車をこぎ続けられるようにするもの。簡単に言えば、トレーニングジムにあるエアロバイクを実際の自転車で置き換えられるようにしたものだ。

 サイクルトレーナーの利点はたくさんある。まず季節や天候にかかわらず、酷暑の日でも嵐の日でもトレーニングできる。交通事故にも遭わない。重い体でランニングするよりは脚にやさしい。あとは仕事から帰ったとたんに、身重の妻に「じゃ、走ってくる」と言い残して再び外に飛び出してしまう薄情な夫にならずにも済む。そして、室内トレーニング環境を整えるに当たり、それなりにお金がかかってしまうので、心理的に「使わないと損」という焦りが生まれる。

 既存の自転車を流用できるというコスト面でのメリットもあるのだが、実際のところは、より効果的なダイエットを目指すため、Bluetooth対応心拍センサーとペダルの回転数を調べるケイデンスセンサーを用意し、正しくペダリングするための専用ペダルとシューズ、さらには摩耗しにくいトレーナー用タイヤ、そしていろいろあって結局自転車本体まで購入する羽目になってしまった。

セッティング完了
手前の赤いダイヤルなどを回し、後輪に回転ローラー部を押しつける
ちなみに後輪タイヤはトレーナー用の摩耗しにくいタイプに交換
「Wahoo Blue SC」をスピード&ケイデンスセンサーとして導入

 サイクルトレーナーは他のメーカーからも同様の製品が数多く発売されているのだけれど、ネット上の利用者の評判などをチェックしたうえで、比較的騒音が少ないとされるミノウラのLR760をチョイスした。これが大正解で、思いっきり自転車をこいでも“騒音”と感じるような音はほとんど出ない。ただ、設置場所が1階の畳敷きの和室というのもあるかもしれないので、フローリングの集合住宅で使う時は防音対策をできる限り施した方がいいだろう。

 今のところは2日に1回のペースで、LR760と一緒に使えるiOSアプリ「LiveTraining」を用いてインターバルトレーニングを20分ずつ行っている。室内だと風がないので、とんでもない量の汗が出るから注意が必要だ。とにかく、どんな悪天候の日でも、遅く帰ってきた日でも、さっと自転車に乗ってトレーニングできるのが最高。この調子で10年前の体重(マイナス8kg)をなんとかして達成したい。

iOSアプリ「LiveTraining」を使うと、センサー類の情報をチェックしながらトレーニングできる
あとはひたすらこぎまくるだけ

 ところで、ミノウラの同製品の紹介ページには、ANT+とBluetooth SMART対応のロゴが掲げられているのだが、LR760自体にANT+やBluetoothなどによる通信機能は一切ないので注意してほしい。あくまでも関連アプリである「LiveTraining」がANT+やBluetooth SMARTを採用したセンサー機器に対応しているというだけ。この表記方法だと消費者が勘違いするし、確認したところではロゴの使用ガイドラインに必ずしも沿っているとは言い切れないので、早急に改めた方がいいんじゃないかなあと思う。

製品名購入場所購入価格
ミノウラ LR760Amazon.co.jp3万943円

日沼諭史