本日の一品

外側を超える金額は入れたい、なんちゃって「壱万円札財布」

 とっくの昔にバブルが弾けて、堅実な経済社会に入ったからか、昨今、ビジネスピープル向けの雑誌や貯蓄奨励雑誌、ワークスタイル雑誌などには「財布」の話題が登場することが多い。キーワードは“Small Today , Big Tomorrow”なのかも……。

 雑誌やネット上には「出来るビジネスピープルは、多数のクレジットカードやポイントカード、レシート等でコロコロになった二つ折りの財布は持たない」とか、「革製のカチッととした縦長財布を持たないとお金が貯まらない」とか、根拠が在るのか無いのかよく分からない大きなお世話的記事が多い。

 そういう感覚から見れば、それこそ“箸にも棒にもかからない”“悪いとこ取り”の様な財布が、本日ご紹介する「壱万円札財布」だ。あまのじゃくな筆者は、そういう記事が増えてきた頃から、紙の財布やビニール財布のコレクションを始め、今ではそれらのコレクションは20個近くになってしまった。全ての財布に投資した金額を合わせると、とっくの昔に、某ブランドの縦型財布の値段をはるかに越えてしまっている。

格好良いのかダサいのか判断が難しい壱万円札財布

 壱万円札財布のアイデアも、残念ながら日本独自の発想ではなく、海外で先行したジョークアイテムのウケ売りであることがチョット残念だ。米国等では、二つ折りのドル束を更に丸めてゴムバンドでまとめている人を見ることもあるのでこの発想はそれほど不自然ではないのだろう。

紙の財布やビニールのチープな財布はマイナーだが世界のトレンドアイテムだ
先行するドル紙幣財布のなんちゃってイメージなところが残念だ

 この壱万円財布、当然のことだが実際のサイズを本物の1万円札と比べてみると、ひと回り大きい。大きいというより内部に1万円札を複数枚収納することが要件なので横幅が大きいのだ。そして昨今流行の兆しにある堅牢なTYVEK素材では無い。裏地を見る限り、スタジアムや臨時の屋台などに利用するテント地の耐水性ビニールのようだ。

当然だが、壱万円札財布は実際の紙幣よりひと回り大きい

 それでも、実際に使ってみた印象はなかなか丈夫で、何度も折りたたみする二つ折り財布にも適しているようだ。カード用のコンパートメントは左右2箇所しか無いが、クレジットカードや会員証、ポイントカードなら重ね合わせることで左右合計6枚くらいは余裕だった。

内側もサイズこそ違うがなかなかリアルに再現している

 800円で買った壱万円札財布、出来ることなら、常時、中身は1万円以上を目指したいものだ。社会の指導的方向性とは真逆のこういう財布を持つと、一緒に持つその他のアイテムの目処が立たなくなることが多い。目指すところはチープで少しおバカだが抜け目がないことだ。

こういう個性的な財布を持つと一緒に持つ周辺が悩ましい

 筆者は、自宅倉庫をいろいろひっくり返して、Suicaペンギン腕時計とコンピュータのプリントアウト廃棄紙を流用したメモ用紙を見つけ出してきた。そしてチープな団体の中に1点か2点だけ思い切りその雰囲気を壊してしまうハズシモノを持つのも楽しい。本当にチープなのではなく、あくまでチープに見えることが大事なのは、ダメージドグッズと同じかもしれない。

製品名購入場所購入価格
壱万円札財布ヴィレッジヴァンガード800円

ゼロ・ハリ