本日の一品

読書に便利、ブックマークとライトを兼ねた洗濯ばさみ風「クリップライト」

一見してタダの古いデザインの洗濯バサミにしか見えない

 Amazon Kindleが米国で発売された時、速攻で購入し、その後、日本で日本語版が発売された時には、モノクロモデルと大きな画面サイズのカラーモデルの両方を衝動買いしてしまった。しかしここ数年は、ほとんど使わなくなってしまった。

 文庫サイズや新書サイズの本を読むことの多いユーザーならKindleはこの上ない便利な道具だろう。しかし、筆者のようにA4サイズ以上のカラー雑誌やモノクロのコミック誌を好むユーザーには、50%~70%に縮小されたサイズで読むには無理があった。

 そして最近は、あと5年ほどは紙の本に執着しようと心に決めた。そんなアナログ本の愛好家が、就寝前のベッドサイドや夜のテラスで読書するためのライトが「CLOTHESPIN CLIP LIGHT」(以下、クリップライト)だ。

実は、暗所で読書をするための小さな読書灯だ
この見事な構造を思いついたアイデアマンには敬礼したくなる

 見てわかる通り、オールディーズな“木製の洗濯バサミ”の形状をしている。伝統的でオールディーズな洗濯バサミの形状をほとんど変形することなく、その中をくり抜いてボタン電池2個を収め、片側のクリップの先に読書用の白色のLEDライトを埋め込むアイデアはなかなかスグレモノだ。

 ボタン電池は日本国内ならコンビニでも簡単に入手できるCR2032を2個使用する。クリップ先端の白色LEDの取り付けられた方には、クリップライトで本の任意のページの上側を挟むと、自動的にLEDオンするプッシュ型のスイッチが取り付けられている。

 この便利なスイッチを利用することで、目的のページを開きクリップで挟むだけで、その片ページ全域をほぼ確実に読めるくらい明るくクリアに照らしてくれる。ページ移動の際には、クリップライトを反対側のページにクリップし直す手間は必要だが、慣れてしまえば、ごく自然な操作感でできてしまう。

実際の使用時はこんな感じに本の上部をクリップすると自動点灯する

 筆者は、国内外の飛行機の中でも、天井の読書ライトや座席の背もたれから生えているフレキシブルな読書ライトを使うより、クリップライトを使うことの方が多い。自分の自由になる手元の読書ライト兼ブックマーク機能が極めて便利だ。クリップライトは、いまだに電子ブックのトレンドに乗りきれないアナログブックリーダーのための便利な読書アイテムだ。

真っ暗闇だとこのくらい明るくて、ごく普通に読書できてしまう
製品名購入場所購入価格
CLOTHESPIN CLIP LIGHTガラクタ貿易972円

ゼロ・ハリ