本日の一品

通称デススター、サイバーな見た目のペンダントランプ「IKEA PS 2014」

 我が家の六畳の居間は、照明器具がよく変わる。取り替えやすいペンダントランプ型ということもあって、よくお買い求めしやすい価格の照明を購入してきては、気分によって付け替えている。そんな我が家にやってきた変わり種のデザインの照明「IKEA PS 2014」(以下、PS 2014)について、今回はご紹介させていただきたい。

IKEA PS 2014。未だに部屋の中空にこれが浮かんでいるのを見るとギョッとする

 「PS 2014」は本体下に備え付けられた2本の紐を引っ張ることによって、球体を構成する外装パーツが開閉する機構を備えた照明器具だ。特筆すべきは開く時のギミックの動きで、幾何学模様の外装パーツが"ばかっ!"と割れる様子には、思わずサイバー! と叫ぶこと請け合いだ。閉じる時は、まるで周囲を威嚇するかのように突き出していたパーツがすうっと元の位置に収まって球状になる。開いた状態もカッコ良いが、閉じた状態でパーツの隙間からわずかに光が漏れ出て、球面上に模様を描く様子もなかなかオツである。この照明一つだけで、畳部屋がたちまちサイバーな空間に見えてくるから不思議なものだ。

閉じた様子。パーツの隙間から光が漏れる様子がなんともセクシー
開き途中。本体下の紐を引っ張って開閉する。このギミックが楽しい

 ちなみに本製品は、少し前にネット上で写真や動画が出回っており、映画「スターウォーズ」に登場する「デス・スター」に似ているのでデス・スター型ランプなどと呼ばれ話題になっていたのでご存知の方もおられることだろう。冷静になって考えてみると「デス・スター」というより、「スターウォーズ 帝国の逆襲」に出てきた、ダース・ベイダーのメディテーションルームにより似ていると思ったが、いずれにしても、いい大人の少年のココロをくすぐる製品であることは間違いない。

購入時は分解された状態で箱に収まっている。若干途方に暮れるパーツの多さだが組み立ては意外とカンタン
外装パーツ装着前の骨格部。こちらは閉じた状態
開いた状態の骨格部。どういう構造になっているのかがよくわかる

 こんなカッコ良い「PS 2014」なのだが、筆者がIKEAに購入しに行った際には照明売り場の棚のすみっこのほうにひっそりと配置されている状態だった。単なるタイミングの問題かも知れないが、色々な意味でエッジが効いた製品なので、ひょっとしてあまり人気がないのだろうか……。なおIKEAは製品の入れ替わりのタイミングが唐突で、カタログ上に掲載されている製品でも店に行ってみると無いということもままある。本製品が気になる方は、早めにお買い求めに赴かれたほうが良いかもしれない。

外装パーツ装着途中。この状態も見た目的にかなりサイバーな感じを醸し出していると思う
製品名販売元購入価格
IKEA PS 2014IKEA7999円

TAG