本日の一品
カッター刃のようなリフィル刃を使う「Folding Lock Back Utility Knife」
(2015/2/19 06:00)
ナイフのコレクションが趣味の友人を何人か知っている。ナイフは自然環境や日常生活とも関係が深く、そのくせ妙にメカニカルでビューティフルなところがあって、コレクションする気持ちは十分理解できる。アメ横のショップでも、ついつい引き寄せられてしまいそうになるので、なるべく見ないようにしている。
凝り性の筆者はナイフとか錠前とかいったディープでメカニカルなモノにハマると極めてあやういこともわきまえている。そんな筆者が生まれて初めて”ナイフ”と呼ばれるモノをネットで衝動買いしてしまった。目的はあまりにもバカげているが、単に鉛筆を削るためだ。
これまで鉛筆を使う機会はきわめて少なかった上に、幼少の頃から電気鉛筆削りがあり、ある意味で不幸なことかもしれないが、鉛筆を肥後守(簡易折りたたみ式ナイフ)とやらで削った記憶がない。そんな筆者が、「Sheffield LOCKBACK UTILITY KNIFE」(以降:ロックバックナイフ)をWEB上の写真を見ただけで買ってしまった。
”ロックバック”とは、人によっては逆に”バックロック”とも言うこともある。ナイフの刃を開くと、握り手の内部にある板状のロッキングバーが、刃の付け根付近に刻まれたロック溝にカチッとはまって、ナイフの刃が自然に閉じないように固定され、安全確実に扱える折りたたみ式(フォールディング)ナイフのロック方式のことをいう。
一般的な折りたたみナイフは、一枚の鋼材で出来た「刃」(ブレード)でできている。ブレードの一方は削り上げられ磨かれていて、鋭く切れる。そして、反対側(背)には刃はなく、手のひらで押しつけて閉じられる構造になっている。
一方、今回購入したロックバックナイフは、ブレード本体の刃の部分だけを交換可能な”リフィル刃”を採用しているところが大きな特徴だ。使って切れなくなった刃は、二重の安全機構を順次外して交換する。左右を置き換えて2回使える構造になっている。替え刃は米国では標準的に入手可能なモノで、カッターで有名なSTANLEY社のリフィル刃に対応している。
実際に鉛筆を削ってみたが、持ち手が分厚く握りがしっかりとしており、刃渡りも実質的に25mm程度なので、鉛筆を削るにはぴったりのサイズだった。ナイフの達人たちはこの折りたたみ式ナイフ風のカッターナイフをどういう目的に使うのか知らないが、筆者は「ナイフの素人でも鉛筆を安全に綺麗に削ることのできるナイフ」だと感じた。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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Sheffield Premium LOCKBACK UTILITY KNIFE | オンラインショップ | 2550円 |