本日の一品

ACとUSBのアウトレットが取れる便利なパワーキューブ

 ここ数年、周辺機器市場において一躍メジャーに成長したアイテムに”充電用USBハブ”がある。一人一台のスマホに加えて、タブレットの普及やコンパクトデジカメの増加、USBモバイル充電池の出荷増などが影響しているのかもしれない。

パワーキューブの電源コード付きテーブルタップスタイルのモデル

 多くの充電用USBハブは名前通り、複数のUSB給電出力ポートを持ち、AC入力用として壁面コンセント用のプラグやケーブルプラグを搭載したモデルだ。しかし、実際の使用環境を考えれば、まだまだUSBポートからのみで全ての給電がまかなえるわけではない。

 今回ご紹介するパワーキューブ(PowerCube)は、名前の通り一辺65mmほどの立方体にACアウトレットとUSBポートが取り付けられた”ACコード付き電源タップ”と”壁面直挿し電源タップ”だ。

普通のAC延長コードの雰囲気でUSBポートも2口使える(2.1A)
壁面ACコンセント直挿しのモデル。一般的なタコ足プラグ(USB2個付き)

 筆者が購入したモデルは1.5メートルのACコードの付いたテーブルタップスタイルの「パワーキューブ延長コードUSB」と、壁面ACコンセントに直挿し出来る「パワーキューブオリジナルUSB」の2つだ。

 いずれも、ACプラグのある面を除いた残り5面のうち4面に、タコ足用ACコンセントがあり、残る1面にUSBポートが2個配置されている。USBポートは2ポートあわせて5V/2.1Aの出力だ。USBポートが全くないACアウトレットだけのモデルも存在する。

この2つを組み合わせても活用できる

 本体はオフホワイトの外側に、グリーン、レッド、ブルー、グレーのAC部分という4色のカラーバリエーションがあり、組み合わせてカラフルに揃えることも、単一カラーでまとめて、シックなイメージに揃えることも可能で、なかなか楽しいインテリアアイテムでもある。

 この商品はオランダのallocacoc社でデザインされ、中国で組み立てされている。プロダクトデザインでは歴史ある”レッドドット・デザイン賞 2014”を獲得している。

 「パワーキューブ延長コードUSB」は壁面のACコンセントから延長コード付きテーブルタップのイメージで活用し、「パワーキューブオリジナルUSB」は同じく壁面ACコンセントに直挿しして利用するか、「パワーキューブ延長コードUSB」本体のACアウトレットの一つにドッキングして使用するのが一般的だろう。

2個をドッキングすれば、7個のACアウト、4個のUSBアウトが可能だ

 筆者は後者のドッキング方式でパワーキューブ2個を接続して、ACアウトレットを7個、USBポートを4個(2.1Ax2)確保して活用している。一つのUSBポートで、iPadを充電していても、あと2個のUSBポートは、AndroidスマホやiPhone、USBモバイル充電池の充電に活用できる。

付属のドックを利用すればテーブル板裏側などにもパワーキューブを固定できる

 また「パワーキューブ延長コードUSB」は、テーブル上やデスクの裏側に両面粘着テープやネジ止め固定して使用するためのオプション部品である”ドック”が付属する。パワーキューブ延長コードUSBの、いずれかのACアウトレットの丸い周囲をドックに押し当てひねる動作をすれば、簡単にドックに接続できる。

 ACアウトレット一つがドック接続のために犠牲になってしまうが、固定されたことによる使いやすさや確実性の方が重要な場合もあるので、その時のユーザの判断で活用することが出来るだろう。筆者はフローリングの床に転がっていてもそれほど違和感は感じない方なので、今のところドックは活用していない。

製品名販売元購入価格
パワーキューブ延長コードUSB日本ポステック2500円
パワーキューブオリジナルUSB日本ポステック2482円

ゼロ・ハリ