本日の一品

あなたを健康で社交的にするサイコロ

 「警告:このアプリはあなたを健康で社交的にします」という挑発的な売り文句で瞬く間に浸透した、位置情報ゲームアプリ「Ingress」。1日の総歩数がすっかり増えてしまったエージェントも多いことだろう。課金要素は一切ないが、長時間プレイするためのモバイルバッテリーや、歩きやすい靴、ひいては効率よくポータルを巡るための自転車などを「リアル課金アイテム」などと称する風潮が生まれ、少なからず消費を刺激している。プレイには直接影響しないグッズも展開されつつあり、今回紹介するのもそんなグッズの一つ、「INGRESS DICE SET」だ。

「INGRESS DICE SET」は、開発元のNiantic Labs公式ライセンス商品

 そのものずばりの商品名だが、一応説明しよう。「INGRESS DICE SET」は7個のサイコロがセットになっているものだ。Ingressではゲーム中、プレイヤーはRESISTANCE(通称:青)か、ENILIGHTEND(通称:緑)のいずれかの陣営に属して互いの勢力を競う戦いに参加することになるが、このサイコロセットもその双方が用意されている。

 中身は、サイコロ7個の詰め合わせだ。ごく一般的にサイコロといえば立方体の各面に数字が書かれたものを想像するだろう。実は世の中には、さまざまな乱数を作りたいという用途に対応するサイコロが存在する。種類を区別するため、面の数を頭に入れて”~面体”と呼ばれる。一般的な立方体のサイコロなら6面体といった具合だ。

左から、4面体・6面体・8面体・10面体(2個)・12面体・20面体の7個セット

 この「INGRESS DICE SET」には4面体・6面体・8面体・10面体(2個)・12面体・20面体が入っている。それぞれ、その面数を上限とした乱数を発生させるために使用されるのだが、10面体だけ2つ入っているのにはちょっとニヤリとさせられる。10面体が2つあると、片方を10の位・片方を1の位として、100までの乱数を出せる。テーブルトークRPGという遊びで用いられることが多く、そのためか片方の10面体は1~10、もう片方は10~100の目が刻まれている。

各面には数字と、レゾネーターが刺さったポータルがかたどられている

 目と言えば、サイコロそれぞれの最大数は数字ではなく各陣営のロゴマークが刻まれている。他の面には数字とともにポータルの周囲に刺さるレゾネーターがかたどられているなど、Ingressプレーヤーも納得の出来だ。(レゾネーターの数と出目が一致しているのは6面体と8面体だけだが、まあご愛嬌だ)。

今まで筆者は、4面体といえば底辺に書かれた数字を出目とするタイプ(左のサイコロ)しか知らなかったのだが、これは頂点の数字が出目になっている

 Ingressといえばアウトドアな遊びではあるが、筆者のような、いつまでたってもLv.6から抜けだせないでいるインドア派エージェントのコレクション欲を刺激するような一品である。

各サイコロの最大数は、数字ではなく陣営のロゴが刻まれる。ここまでの写真、Resistanceを多く使用しているが、これは筆者が青エージェントのため、悪しからずご了承いただきたい
製品名販売元購入価格
Ingress ダイスセットQ-WORKSHOP各1850円

ナカムラ