本日の一品

対応ファイルの種類がやたら豊富なiPhone/iPad用ストレージ

 iXpandはパソコンとiPhone/iPadの両方から使えるストレージデバイスだ。ライバル製品に比べると、専用アプリが扱えるフォーマットの種類が豊富なのが特徴となっている。

iXpand

 iXpandはそこそこの大きさがあるが、iPhoneに挿した状態で立ったまま動画を視聴する、といった利用シーンにも使えるサイズだ。重量は約27gなので、iPhone 6の129gに加わっても156g、ちょっと大きめのAndroid端末くらいの重さにおさまる。iPadで使うときは、もう誤差と言えるくらいの重さだろう。

iXpandをiPhone 6に挿した状態

 本体には見ての通り、USBコネクターとLightningコネクターが搭載されている。USBコネクターはiXpand内蔵バッテリーの充電と、パソコンとの接続に使う。パソコンに挿せばUSBストレージとして認識されるので、そのままiPhone/iPadで見たいファイルをコピーすればOKだ。フォルダを作っておけば、アプリ上でもフォルダをブラウズしつつファイルを探せる。

 なお、内蔵バッテリーはiXpand内のストレージ駆動用なので、iPhone/iPadの充電には使えない。充電が必要なのはやや面倒だが、パソコンのUSBコネクターでファイル転送のついでに充電できる。頻繁にファイルを転送するならば問題ないだろう。

USB側は端子カバーがある

 iPhone/iPadと接続するためのLightningコネクターは本体に収納できるようになっている。モバイル環境でカバーの付け外しをしないで済むのはありがたい。

 iPhone/iPadに接続すると、確認画面のあと、App Storeで専用アプリをダウンロードする画面が表示される。専用アプリは日本語化されているので使い方に困ることはないだろう。

 iXpandの隠れた特徴は、この専用アプリの対応フォーマットの幅広さだ。マニュアルによると、画像はBMP/TIF/JPG/PNG/GIF/XBM/ICO/TGA、動画はWMV/AVI/MKV/MP4/MOV/FLV/MPG/RMVB/M4V/TS、音楽はMP3/AIF/WAV/AIFF/M4F/WMA/AAC/OGG/FLACに対応している。

ファイルブラウザ画面

 この手のアプリはiOS標準のAPIを使い、iOSが標準サポートしてるフォーマットにのみ対応することが多いが、iXpandの場合はサンディスクが独自の再生エンジンを組み込んでいるようで、非常に幅広いフォーマットをサポートしている。地デジなどでも使われているTS形式をサポートしているのは、珍しいを通り越してナゾなレベルだ。大きめの動画ファイルを再生するときも、ほぼ一瞬で再生が開始されるし、シーク操作もスムーズだ。

 長時間の動画を再生するとき、iXpand使用中はLightningコネクターが占有されるので、充電などができなくなるが、iXpandの専用アプリはiPhone/iPad内蔵ストレージを扱う機能があるので、ファイルを一時的にiPhone/iPad内にコピーすることで、iXpandを外して充電しながらファイルを閲覧する、といった使い方もできる。

アプリ上でバッテリ残量などを確認できる

 ほかのアプリからiXpandのアプリへ、PDFファイルなどを転送することもできる。たとえばメールやSafariでPDFファイルを表示しているとき、右上の共有ボタンからiXpandのアプリに転送し、iXpand上にコピーすれば、パソコンやコンビニのコピー機にPDFファイルを渡すことだってできる。

 このほかにもWindows/Macでも利用できる暗号化セキュリティ機能があるあたりは、さすがフラッシュストレージの大手サンディスクといったところだろう。仕事で使ってもそこそこ安心感がある。

 充電するのがやや面倒なので、頻繁に使う人向けではあるが、対応ファイルの充実ぶりなど、高機能なアプリが魅力的な製品である。ほかの製品ではあまりサポートされてない動画形式にも対応するので、それを目当てにこの製品を選ぶのも良さそうだ。

製品名販売元購入価格
iXpandサンディスク1万3444 円

(白根 雅彦)