本日の一品

出張が多い便利なスタンド付きUSB ACアダプター

 壁面のコンセントに直挿しする”USB ACアダプター”という商品があるが、USBハブやUSBメモリーなどと比較して、アッと驚くおかしなアイデア商品が少なく、真面目な製品が多い。コンセントに直挿しするため、安全性の面でもそれなりに注意が払われるべき商品だ。

 USB ACアダプターの商品技術トレンドは、「小型化」と「大電流化」、そして「多ポート化」だと、筆者は理解している。これらのトレンドから考えてみると、持ち歩くことがそこそこ前提条件になっていること、複数のスマートフォンやタブレットなどを使用しているユーザが増加していること、急速充電が一般的になってきたことなどが想像できる。

多ポートではなくユーザビリティに着目したUSB ACアダプターは珍しい
microUSBのショートケーブルが付属する
USBポートは遠慮がちに1個
この手の商品にはお約束のリトラクタブル方式のACプラグ

 そんなUSB ACアダプターの世界で「スタンド機能付きUSB ACアダプター」なるものを発見して、速攻購入した。前述のトレンドから言えば、小型化と大電流化をクリアしつつ、利用シーンを想定した、今までになかったユーザビリティにフォーカスした商品だといえる。

 スタンド機能を盛り込んだ関係で、1ポートのUSB ACアダプターとしては、よく見かける普及品より一回り大きいキューブサイズだ。スマホを搭載する部分は、スマホが不用意に落下しないようにそこそこ深い溝が切られており、接触する部分にはゴム製のクッションが敷かれている。

 アース端子のない2Pプラグ構造ではあるが、そこそこ安定性は大丈夫のようだ。試しに筆者のサブ・スマホであるファーウェイ Ascend G6を載っけて充電してみたが全く問題はなかった。

支えているのは2本のプラグだけだが、意外と安定性は高い
側面から見てもしっかりとACコンセントに食らいついている様が分かる

 支えているのがコンセントに挿入されているプラグだけなので、あまり重量があるものを載せるのはよくないが、ある程度までの重さなら問題なく支えられそうだ。そこで、筆者が最近愛用しているソニーのデジタルペーパーを搭載して充電してみたが、これも全く問題なくACプラグは安定していた。

350gくらいの大型クライアントを載せても、重量の一部が壁面に逃げるので、意外と安定して載せられる

 ソニーのデジタルペーパーは、版サイズこそ大きいが比較的軽量で、スペック上は358gで、ほぼiPad miniと同じくらいの重さだ。「スタンド機能付きUSB ACアダプター」は流行のマルチポートこそサポートしていないが、ビジネスマンが出張先のホテルで使うにはもってこいの形状だ。

 筆者は宿泊先のビジネスホテルで、いつもあまり使うことのない、床に近い壁面ACコンセントを、このスタンド機能付きUSB ACアダプターに割り振っている。スマホを床に直に置くことなく、清潔に専有して朝まで充電できることはきわめて便利で合理的だ。

非充電時のケーブル処理にもう少し工夫があれば、自宅での挿しっぱなし使用もスマートになるかも……
製品名販売元購入価格
スタンド機能付きUSB ACアダプターwith microUSBケーブルブライトンネット1680円

ゼロ・ハリ