本日の一品

スマホ写真が魚眼に、広角に。ポラロイドの外付けレンズ

 スマートフォンのカメラレンズに重ねて装着し、ユニークな写真を撮影できる外付けレンズが各メーカーから発売されている。このたびポラロイドブランドのレンズ「Polalens」が発売され、単純に「ポラロイド」の名前に魅かれて購入してしまった。ミーハーだなぁ!

「Polalens CL3」

 「Polalens」シリーズは、クリップのようにスマートフォンを挟んで装着する外付けレンズで、さまざまな種類のレンズがセットになったパッケージが6種類ラインナップされている。そのうち今回は130度ワイド、180度魚眼、接写という画角が異なる3つのレンズがセットになった「Polalens CL3」を購入した。

レンズ、クリップ、レンズカバー、専用のポーチとクリーニングクロスが入っている
クリップとレンズは別パーツで構成。レンズの溝にクリップのアーム部分をはめ込めんで装着する
接写レンズ(写真左)と広角レンズ(写真右)
広角レンズは接写レンズの上にくっつけた状態で使う

 「Polalens」シリーズは幅広いスマートフォンに対応しているが、全ての機種で使えるというわけではない。カメラレンズの中心がスマートフォンの端から25mm以下、かつ厚さ30mm以下のものである必要がある。また、スマートフォンのカメラレンズの大きさが、カメラレンズと接する本製品のレンズ部分より大きいと、写真の端が暗くなる可能性がある。iPhoneやiPod touchなら問題なく使えそうだが、Android端末は機種ごとにカメラレンズの位置や大きさが変わるので注意したいところだ。

Zenfone 2にはギリギリ装着できる。しかし、ライト部がふさがってしまう
ディスプレイにクリップが接触してしまうが、とくに異常もないのでこのまま使うことに
iPhone 6やiPod touchのカメラレンズにはぴったりフィット
撮影中だけ装着している分には邪魔にならないが、使っていない時はポーチにしまっておきたい

 ZenFone 2や第6世代のiPod touchに本製品を装着した状態で撮影に挑戦してみた、当然だがいつもとはガラっと異なる写りになるため、新鮮な気持ちで撮影できて楽しい。装着に手間取ることもないので、ちょっと変わった写真を気軽に撮りたい時に向いているだろう。ただ、ZenFone 2だと広角レンズ、iPod touchだと魚眼レンズを装着すると写真の端が暗くなるか、フード部分が写り込んでしまう。キレイな写真を撮りたい人には不向きかもしれないが、これもまた「味」かもしれない。

本製品を装着せずに撮った写真(ZenFone 2)
広角レンズを使うと、広範囲の景色が1枚の写真に収まるが、影ができてしまう。少し歪んでいる気もする(ZenFone 2)
写真端になるほど像が歪む魚眼レンズは、インパクトのある写真が撮れる(ZenFone 2)
接写レンズは被写体の表面の状態がわかるほど近づいて撮影可能。写真端は少々ボケ気味になる(ZenFone 2)
本製品を装着せずに撮った写真(iPod touch)
iPod touchの場合は広角レンズでも問題なく撮影可能(iPod touch)
魚眼レンズで撮影するとどうしてもフード部分が写り込んでしまう(iPod touch)
iPod touchの場合でも接写レンズの場合は、写真端が少々ボケている(iPod touch)

 とはいえ、わざわざこういった製品を使わなくても、今や高機能なアプリで加工すれば、画質としては同等かもしくはそれ以上にキレイに仕上げられる気がしないでもない。が、こうしたアナログな方法で自分の手で撮影した写真は、愛着が湧くし趣もあるように思う。

 なお、「Polalens」シリーズには、画角238度の魚眼レンズや150度の広角レンズ、5倍望遠レンズもラインアップされている。より個性的な写真を撮りたいならどんどん買い足して試してみてはいかがだろうか。

インカメラ部に広角レンズを取り付け、スマホスタンド付きリモートシャッター(関連記事)も併用すれば、集合写真がより撮りやすくなる
製品名販売元購入価格
Polalens CL3エレス3780円

藤縄優佑