モバイルバッテリーを本格派のライトに変える「USB LED LIGHT ZOOM」

「東京防災」は普段カバンの中に忍ばせている

　9月頃に東京都から「東京防災」なるハンドブックが届いた。災害に対する備えや災害時の対処法などをまとめたもので、イラストが多めに掲載されており非常に分かりやすい内容だった。やはり防災のために準備はしておくべきだと改めて実感したところで、まずは常時携帯しやすい非常用ライトを調達しようかなと思い、選んだのが「USB LED LIGHT ZOOM」というアイテム。

「USB LED LIGHT ZOOM」

　本製品はUSBバスパワー駆動のLEDライトで、モバイルバッテリーと組み合わせて使うことを想定された製品と思われる。重量は約38gと軽く小さいので、常に携帯していても荷物にならない。筆者のようにいつの間にかモバイルバッテリーが手元に増えており、使わなくなっているものがある人にとってはうってつけ、かも。

本体の大きさは太めのUSBメモリ、といった感じ

使用頻度の低いモバイルバッテリーを非常用の懐中電灯として役立てられる

　LED部分を引っ張って伸ばしたり、押し込んで縮めることで光の範囲や光量が変化する。LED部分を伸ばすと最大50m先まで光が届くようになり、縮めると届く距離が短くなる代わりに広範囲に光を照らせるようになる。伸び縮みさせるだけで周辺を照らしたり、遠くの様子を調べるといったような使い分けができるのはけっこう便利だ。

LED部分を押し込んだ状態だと広範囲に光が拡散

引っ張ると光が狭い範囲に集中し、遠くまで届く

引っ張った時に露出するパーツは熱を持っているので、触らないようにしよう

　なお、光量は最大48ルーメン。懐中電灯と比べると頼りなく感じるかもしれない光量だが、周辺を照らすには十分なレベルだ。また、モバイルバッテリーの中にはそもそもライトを搭載したものもあるが、光の届く範囲などを調整する機能はなかなかないだろうし、何より使っていなかったモバイルバッテリーを有効活用できるのがうれしい。これからもいろいろと防災グッズを見直してみようかな、と思うきっかけにもなった。

細長いモバイルバッテリーだと懐中電灯を使っているような感覚に

小さなモバイルバッテリーとセットで使えば、さらに携帯しやすく